こんにちは、ワインをメインにお酒の情報や、ワインソムリエが語る本物の知識が身につくメディア theDANN media 編集長のダンです。
今回はピノグリージョについて徹底解説しました。歴史や味わい、合う料理などを書きましたので、ぜひじっくり読んでくださいね。
それでは、はじまり〜はじまり〜
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ピノグリージョとは?
ピノグリージョは、赤ワインの女王と呼ばれるピノノワールと同じく、フランスのブルゴーニュ地方が原産(ドイツ南部が発祥の地という説も有り)のブドウです。ピノノワールの突然変異で誕生した品種で、皮の色は灰色がかった緑やピンクなどさまざまです。
醸造すれば色の濃い白ワインとなります。成熟すると糖度が強くなるので甘口ワインに最適ですが、熟しきる前に収穫すると辛口ワインに仕上がります。ピノグリージョは昔からイタリアで、ランチなどのカジュアルなシーンで飲まれる白ワインとして親しまれてきましたが、近年は栽培面積が増加して勢いが増してきています。
ブルゴーニュ地方のワインについてはこちらの記事でワインエキスパートが解説しています。ブルゴーニュ地方の特徴や品種、おすすめのワインなど参考にしてみてください。
関連記事:【ワインの王様】ブルゴーニュのワインを徹底解説!ペアリングも紹介 - theDANN media
ピノグリージョの味わいや香り
ピノグリージョは熟れてくると酸味がどんどん消えていくので、よく成熟したブドウを醸造するとまろやかな味わいの白ワインとなります。
産地によっては、酸味が残っているうちにブドウを早摘みして醸造する場所(代表的なのがイタリア)もあります。早摘みのブドウを仕込むことで、フレッシュな香りを持つ濃厚な辛口ワインとなるのです。
熟したブドウから作られたピノグリージョからは、トロピカルフルーツのような香りとハチミツの風味を感じることができます。逆に辛口のピノグリージョは柑橘系のさわやかな香りが漂ってくるのが特徴です。
ピノグリージョの産地
ピノグリージョの主な産地はフランスのアルザス地方とイタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州です。アルザス地方のブドウ畑はヴォージュ山脈付近にあり、その土地は花崗岩質、火山性堆積岩、泥灰岩質が混ざり合った土壌となっています。
また、降水量が少ないので収穫を遅らせて甘口ワインが作られることもあります。フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州は雨の多い北部、温暖な平野部、地中海性気候の南部というように、多様な気候となっています。
そのため、同じ州でもさまざまな個性のピノグリージョが作られているのです。また、オレンジワインと呼ばれる色の濃いピノグリージョもこの地で誕生しました。
ピノグリージョに合う料理
ピノグリージョは白ワインなので魚料理と相性がいいのはもちろんのこと、上質な銘柄になると豚や鶏といった肉料理にも合うようになります。熟成期間が長く、味と香りに膨らみのあるピノグリージョは、濃厚な肉の味にも負けません。
ソムリエがおすすめするワインと肉料理のペアリングはこちらの記事を参考にしてみてください。
肉の他にも脂っこい料理にもぴったりです。具体的な料理を挙げれば、アジフライやイカリングといった揚げ物、マヨネーズをたっぷり使ったアボガドとエビのサラダ、ホイコーローやトンポーローといった中華料理などです。
逆に、熟成期間の短いフレッシュなピノグリージョは、魚のカルパッチョやマリネなどのさっぱりとした料理との相性が抜群です。
ソムリエがおすすめするワインと魚料理のペアリングはこちらの記事を参考にしてみてください。
ピノグリージョ5選
タヴェルネッロ ピノ・グリージョ
イタリア産の「タヴェルネッロ ピノ・グリージョ」はアマゾンで839円で買える、お手軽なピノグリージョです。タヴェルネッロは、家庭向けのワインを製造している会社で、そのブランドはイタリアで一番の販売数を誇っています。
タヴェルネッロのピノ・グリージョはリンゴや洋ナシの香りが特長で、後味がすっきりとした白ワインとなります。どんな料理とも合いますが、スズキなどの淡白な白身魚との相性は特にいいです。
アンテッラ ピノ・グリージョ
メッツァコロナ社の「アンテッラ ピノ・グリージョ」も1000円以下で飲めるピノグリージョです。アマゾンでは990円という価格でありながら、酸味と甘みのバランスがよく上品な味わいに仕上がっています。
メッツァコロナ社は自社で広大なピノグリージョの畑を持っており、このワインに使用されているブドウは100%自社製のものです。洋風の魚介料理の他に、てんぷらと一緒にいただいてもおいしいピノグリージョです。
カッシェロ・デル・ディアブロ ピノ・グリージョ
2,000円ほどの価格で購入できるのがコンチャ・イ・トロ社の「カッシェロ・デル・ディアブロ ピノ・グリージョ 」(アマゾンでの価格は1,855円)です。同社はチリではNo.1のワインブランドと名高く、3年連続で「世界で最も称賛されるワインブランド」にも選ばれたことがあります。
同社のピノグリージョは洋ナシの香りで、柔らかで丸みのある口当たりが特長です。すっきり辛口の白ワインで、さっぱりとしたサラダや魚介料理とマッチします。
ローガン クレメンタイン ピノグリ
2,475円で買えるピノグリージョが、「ローガン クレメンタイン ピノグリ」です。ニュージーランドの肥えた土壌ときれいな水で育ったピノグリージョを使用しており、爽やかな香りとフルーティな味わいが楽しめます。
ニュージーランド特有の羊農法というオーガニックな手法で生産されたブドウを使い、酸化防止剤を少ししか使っていないので自然のおいしさが詰まった白ワインになります。
ピノ グリージョ ヴァルパラディソ
記念日に開けたいピノグリージョが、ファットリ社の「ピノ グリージョ ヴァルパラディソ」です。アマゾンでの価格は22,163円ですが、その値段に見合った味になっています。使用しているピノグリージョは火山灰土壌の肥沃な土地に植えられているもので、丁寧に手摘みで収穫されます。
ステンレスタンクと樽で熟成させたワインを半分ずつブレンドすることで、芳醇な香りでありながらフレッシュな味わいという贅沢な逸品に仕上がっています。
お目当てのワインは見つかりましたか?ペアリングの料理に悩んでいる方はこちらの記事も参考にしてみてください。ソムリエがワインペアリングのコツについて徹底解説しました。
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