こんにちは、ワインをメインにお酒の情報や本物の知識が身につくメディア theDANNmedia 編集長のダンです。
今回は、まろやかで豊かな香りが特徴の赤ワイン「メルロー・ワイン」について徹底解説しました。
今晩の献立とペアリングはこれで決まり!というおすすめの料理とメルローもご紹介しているので参考にしてみてくださいね!
それでは、はじまり〜はじまり〜
- メルロー・ワインはボルドー発祥の黒ブドウ
- メルロー・ワイン味わいはまろやか
- メルロー・ワインの香りは果実感がたっぷり
- メルロー・ワインは産地を選ばず造りやすい
- メルロー・ワインに合う料理
- おすすめのメルロー・ワイン5選
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メルロー・ワインはボルドー発祥の黒ブドウ
メルロー・ワインとはフランスのボルドー地方を発祥地とする赤ワイン用の黒ブドウ品種(メルロー)を使ったワインをいいます。ワイン名でありながら、黒ブドウの品種の名前です。
メルローは、カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネと並ぶ有名な品種のブドウで、名前の由来の1つにツグミの仲間のクロウタドリ(メルル)という鳥がメルローを好んだことからだという説があります。
2008年に遺伝子検査がおこなわれました。それにより親となった品種は、カベルネ・ソーヴィニヨンの親として有名なカベルネフランとマルベックという品種の親のマドレーヌ・ノワール・デ・シャランと判明しています。
カベルネ・ソーヴィニョンとの違いは、粒の大きさ。カベルネ・ソーヴィニョンは、メルローより粒が小さいため果皮の割合が多く、タンニンや酸味が多いのが特徴です。
親品種が同じなので相性がよく、ブレンドされたり、補助品種として用いられることが多いです。
メルロー・ワイン味わいはまろやか
メルロー・ワインの味わいは果実味と酸味、タンニンはソフトな口当たりでまろやかな印象です。
「シルクのような滑らか」という表現をされることも多く、優しさの中にメルローの歴史と偉大さを感じる力強さと複雑さ、繊細さも感じることができます。
産地やブレンドされる割合によっても味わいはさまざまです。
例えば、本場フランスは深い味わいの中に果実感がぎゅっと詰まった印象。中にはメルロー100%のワインもあるので、メルローそのものの味わいを楽しむこともできるでしょう。
日本でも山梨県や長野県でメルローが栽培されています。高温多湿の日本の気候で育つメルローは、糖度が高いのが特徴。しかし、タンニンや酸味もしっかりと感じられるのでエレガントな味わいを楽しめるでしょう。
メルロー・ワインの香りは果実感がたっぷり
香りはプラムやブラックチェリーなどを連想させる肉厚で濃い色を持つ果実の香りと、イチゴやレッドチェリーなどの赤い果実の香りが強いです。収穫年の天候によってはジャムのような甘い香りがすることもあります。
また、メルローはチョコレートの香りが特徴です。そのため、チョコレートとの相性がよく、ペアリングとしてもおすすめです。果実の香りとチョコレートの香りに合わせて、ベリー系のチョコレートとの組み合わせをぜひ、お試しください。
ワインとチョコレートのペアリングについてはこちらの記事でも解説しているので、参考にしてみてくださいね。
関連記事:【完全版】ワインとチョコの最高のペアリングを種類別にご紹介! - theDANN media
メルロー・ワインは産地を選ばず造りやすい
メルロー・ワインの品種、メルローはフランスのボルドー地方が原産です。ボルドー地方のドルドーニュ川右岸のサンテミリオンやポムロールなどで栽培されています。メルローは気候や土壌に比較的寛容な品種だといわれていますが、十分な水分は必要です。
そのため、夏場に水分を供給することのできる粘土が混ざった石灰質の土壌を好むのです。日本でも長野県や山梨県などは多くの水分供給ができる気候となりますので、メルローの栽培に成功しています。
特に長野県の塩尻市にあるシャトー・メルシャンは有名で、1976年からメルローの植栽をスタートさせ日本を代表するメルロー・ワインの1つとして成長しています。
メルロー・ワインに合う料理
メルローは他の赤ワインの品種と比べてワインを構成する要素がニュートラルだといわれています。ふくよかで包容力のあるイメージがあり、幅広いタイプの料理に合います。
まずは赤ワインといえば定番のお肉料理です。肉汁があふれてくるような柔らかい肉によく合います。ステーキなどの焼き料理から煮込み料理など、あらゆる肉料理に対応し、肉のふっくらとした質感をより引き立たせてくれるでしょう。
また、タンニンが心地よいとされるメルロー・ワインは日本食にもよく合います。焼き鳥のタレやすき焼き、お好み焼きなどにも合うといわれています。
美味しいワインには最高の料理を合わせたいですよね!ワインはペアリングによって衝撃的な美味しさを発揮し、その芸術的感覚はマリアージュといわれます。
ソムリエが解説したワインと料理のペアリングのコツはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
関連記事:【ソムリエが解説】ワインのペアリングとは?料理と合わせるコツを紹介 - theDANN media
おすすめのメルロー・ワイン5選
アナーネ メルロー
チリ産のワインで、高低差の激しい土地で育ったメルローを使用した、ミネラルたっぷりのワインです。チリは地中海性気候に属し、豊富な日照量とアンデス山脈から吹く冷涼な風によって昼夜の気温差が大きく、酸と糖分のバランスが良いブドウが栽培されます。
こうした環境で造られボディはライトからミディアムボディとなり、チェリーやイチゴなどの酸味が特徴です。口当たりが柔らかくスムーズな喉越しが楽しめるワインで、価格は600円前後と非常にお手頃となっています。
カルヴィソン・レ・ヴィニュロン セレクシオン メルロー
メルロー品種100%使用の赤ワインとなっています。ゴッホやセザンヌが活躍した南フランスの小さな町カルヴィソンから生まれたワインです。
ボリュームは比較的重くてタンニンは強め。甘味も強く、酸味は比較的少なくなっています。香りはブラックベリーやプルーン、イチゴなどに加えて木樽の香りも融合されており、価格は800円前後とお手頃です。
五一ワイン エステート メルロー 赤
吾一ワインは日本の長野県で作られたワインです。エステートシリーズは、2011年に塩尻市から借り入れた5ヘクタールの柿沢農場で収穫したブドウのみを使用しています。
タイプはフルボディでカシスやブラックベリーなどの黒い果実の香りと、フレンチオーク樽の香りが特徴です。果実の熟成された深い味わいと、まろやかさが際立ち、価格は3000円以内となっています。
マンズワイン ソラリス信州千曲川産 メルロー2016
長野県に流れる千曲川流域はブドウの生育期に雨量が少なく、冷涼なわりには日照時間も長いです。こうした環境はメルロー種のブドウ栽培に適しており、このワインはここで収穫されたメルロー種を丁寧に醸造して造られています。
辛口でボディタイプはミディアムボディ。程よい渋味があり、すべてにおいてバランスが良く口あたりが滑らかな仕上がりになっています。価格は5000円前後です。
シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー シグナチャー 2014
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区で栽培したメルロー種を使用したワインとなります。色合いは若干青みの残る深い紫色で、香りはカシスやブラックベリーなどの黒い果実とバニラやチョコレートのような樽由来の香りがプラスされています。
柔らかな酸味と充実した果実感がしっかりとして、複雑の中に深みもある味わいです。価格は2万円前後となっています。
メルロー・ワインの魅力を感じることができたでしょうか。知名度の高いワインですが、味わいや香り、産地の情報を知るといろんなワインを試してみたくなりますよね。
料理とのペアリングで美味しさの可能性は無限大です!
ワインに合う料理はこちらの記事でレシピをご紹介しています。ソムリエがおすすめするワインも参考にしてみてください。
関連記事:ワインに合う料理はこれ!ソムリエ絶賛のおすすめワインペアリング - theDANN media
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