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ソガペールエフィスの日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

ソガペールエフィスの日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN mediaに書いてありますので、読んでみてください。

 

前回好評だった第一弾の記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.68は「ソガペールエフィス」です!

 

 

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

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はじめに

入手しにくいことから「幻の日本酒」とも言われるソガペールエフィス。ワインを造る醸造所、ワイナリーが製造しており、他の日本酒と比べてもかなり個性的な風味を楽しむことができます。

 

もし売られていることがあればすぐに購入したい1本と言えます。ここではそんな希少すぎる日本酒として日本酒マニアから高い支持を得ているソガペールエフィスはどんな日本酒なのか紹介します。

 

ソガペールエフィスはどんな日本酒?

[画像:Amazonより] 

ソガペールエフィスは小布施ワイナリーで製造されています。小布施ワイナリーがある場所は長野県上高井郡小布施町であり、ワイナリーで製造される日本酒と言われるとイメージがわかない人も多いでしょう。

 

長野のワインについて気になる方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

【おすすめ!】本当は知らない!?長野ワインの魅力を徹底解説 - theDANN media

 

小布施ワイナリーはワイナリーとだけあって、基本的にはワインの製造を行っています。元々ここの4代目である曽我彰彦氏は大学院ワイン研究センターを卒業した後に新潟・フランスで本格的にワインの製造やブドウの栽培を研究してきた人です。

 

国際ワインコンクールでも金賞を受賞しており、国内で高い評価を受けているワイナリーと言えるでしょう。

 

小布施ワイナリーは第二次世界大戦前までは「泉瀧」という日本酒を製造する蔵元でした。第二次世界大戦によって米不足に陥り、日本酒を製造できない状態になってしまったため、日本酒造りの代わりにワインの製造を始めたそうです。

 

しかし、当主は日本酒造りへの情熱を忘れておらず、廃業してから20年後に日本酒造りを再開しました。ただ、取引先が無いことから、ワイン製造をメインにしつつ、日本酒造りも並行して行うようになりました。

 

あくまでもワイン製造が本業であることから、ワインの原料であるブドウの収穫が終わる冬のみにしかソガペールエフィスは製造されません。

 

そのため、生産量が少なく、毎年7000L程度しか出荷されておらず、かなり希少です。

 

毎年ソガペールエフィスは味の改良を行っていることから、年によって味が異なります。そのため、希少な日本酒を求めて全国の日本酒マニアが購入しており、すぐに売り切れてしまうのです。

 

ソガペールエフィスのこだわり

ソガペールエフィスのこだわり|theDANN media

 

ソガペールエフィスは小布施ワイナリーの4代目の趣味で製造されていますが、そのレベルは趣味とは思えないほどです。まず、使用している酒米は地元長野産の美山錦。美山錦は山田錦・五百万石に次いで全国で3番目に生産量が多い酒米であり、東北地方での生産量が多いことから、東北地方の地酒に使われることが多いです。

 

美山錦を使った日本酒はスッキリとした味わいが特徴的で、食中酒や食後酒などどんな場面での飲みやすいと言われています。ちなみにこの美山錦は自社で製造しているものを使用しています。

 

美山錦がどんな酒米か気になる方は、下のリンクをぜひ参考にしてください。

美山錦を徹底解説!本当はカンタン酒米講座 - theDANN media

 

次に、ソガペールエフィスで使われている酵母は1~7、9番酵母です。日本酒は種類が増えるにつれてより味を豊かにするために複数の酵母を使用しているものも多いですが、ここまでたくさんの種類の酵母を使用している日本酒は珍しいと言えるでしょう。ちなみに1~5番酵母を使用している日本酒は存在していません。

 

ソガペールエフィスは1~9号で名前が違う! 

 

ソガペールエフィスは使用している酵母が1~7、9番の計8種類あり、それぞれ名前も風味も異なります。

 

1号酵母を使用しているものは「ヌメロアン」と呼ばれており、ミルキーで日本酒ならではの風味も楽しめます。甘味・苦味・渋みがバランスよく含まれており、後味がスッキリとしているので食中酒としても人気です。

 

2番酵母を使用しているものは「ドゥ」と言います。ドゥはソガペールエフィスの中でも甘味が強い傾向にあり、辛口が苦手な人や女性でも飲みやすいです。

 

 

3番は「トロワ」と言い、甘味・渋み・苦味がバランスよく味わえるだけでなく、辛味も強いことから、こちらは日本酒ファンから高い支持を得ています。

 

4番は「キャトル」と呼ばれており、ソガペールエフィスの中でも味のキレが強く、ワイナリーならではのスパイシーな風味が楽しめます。日本酒にはあまり無い風味を試してみたい人におすすめです。

 

5番は「サンクゥ」という名前でフルーティーな風味に仕上がっています。バランスが良く、こちらもワインが好きな人から人気です。

 

6番は1~5番のように名前が付いておらず、「ヌメロシックス」という名前で販売されています。他と比べると香りはあまり強くありませんが、シャキっとした切れ味のある風味に仕上がっています。6番酵母が現在でも使われている酵母なので、日本酒を普段から飲む人に親しみやすい味でしょう。

 

7番酵母は「セットゥ」と呼ばれており、こちらはミルキーでふわっと甘味が広がるのが特徴です。もちろんソガペールエフィス特有の酸味やキレもあり、個性的な風味となっています。

 

そして9号は「ヌフ」という名称で、果実特有の酸味・甘味を感じられます。ワイナリーならではの華やかな風味になっており、こちらも日本酒が苦手な人でも飲みやすくて人気です。

 

ソガペールエフィスはどこで入手できる?

 

冷蔵がきちんとできているかなど、品質を守るためにも、小布施ワイナリーは代表の意向で特約店でしか購入することができません。

 

ただし、小布施ワイナリーの特約店は日本全国にあるので、お目当てのソガペールエフィスの販売時期になったら近くの特約店で購入しましょう。特約店については、HPに公開されているので、そちらを参考にして電話するのがいいでしょう。

 

ソガペールエフィスは使用する酵母によって販売時期が異なります。ヌメロアンなら2月中頃、キャトルなら4月頃など、お目当てのソガペールエフィスの時期を逃してしまうとなかなか手に入りにくいので、しっかり時期を確認して買い逃さないようにしましょう。

 

二次流通品もありますが、品質が担保されていないため、特約店で購入するのをおすすめしております。

 

幻の日本酒ソガペールエフィスを飲んでみよう!

 

ソガペールエフィスはワイナリーならではの従来の日本酒とは違う風味が特徴的であり、毎年工程などを変えて製造が行われることから、年によって味が異なるので、毎年確実に手に入れたい日本酒と言えるでしょう。

 

手に入れにくいものの価格は1本あたり3,000円台と手頃です。そのため、8種類全てを揃えて飲み比べを楽しむのも良いでしょう。

 

ソガペールエフィスを見つけたらぜひトライしてくださいね。!次回は、No.69「来福(らいふく)」です!

記事はこちら>>来福の日本酒を徹底解説!花酵母が生み出す味や香りのの特徴とは? - theDANN media

 

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