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【2019年完全版】本当においしい熱燗のつくり方!熱燗の種類から作り方のコツまで

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みなさんこんにちは、theDANN編集長のダンです。

 

最近は、すっかりと冷え込んできて、冬らしい季節になりました。

 

寒い時期になってくると、温かい飲み物を飲みたくなりますよね。

 

そうそう寒い季節は、おでんとあったかい日本酒かなあ。

 

寒い季節は、キンキンに冷えた飲み物は体が冷えるから、温かいのがあればなあ。

 

そこで、今回は温めたお酒の代名詞、「熱燗(あつかん)」について説明したいと思います。

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

 

 

熱燗(あつかん)とは?

 

「燗」ってどういう意味?

 

燗とは、日本酒を容器に入れて、温めることをいいます。そのため、日本酒を温めることを、「お燗する」や「お燗をつける」と言うんですね。漢字の書き方ですが、門の中は「月」なので、注意しましょう。

 

熱燗は悪酔いしにくい?

 

皆さんも冷たいお酒を飲む機会の方が多いと思いますが、温める位ことで体温に近くなる熱燗は、悪酔いしにくいと言われているのをご存知ですか?

 

本当は、熱燗が悪酔いしにくくなる医学的根拠はないです。

 

ただし、日本酒を温めることにより、アルコール分が蒸発しやすくなります。

 

この気化したアルコールが肺からも吸収されることで、早くアルコールが回り、酔いに気付きやすくなるのではないかと言われています。

 

熱燗はすぐにアルコールが回ると感じられるので、早めにお酒をセーブすることができて、酔いにくくなるということなんです。

 

日本酒は温度で楽しめる

 

温度によって香りが変化し、その変化を楽しめるのが、日本酒と言われているんです。

 

特に熱燗は、味わいが柔らかくなり、香りも丸くなることで、日本酒のバランスがよくなると言われています。

 

また、お燗を温める担当の人を「お燗番」と言います。また、料理を作りながら熱燗を最適な温度にするにはテクニックが必要と言われているんですよ。

 

熱燗の種類

 

ところで、熱燗には様々な種類があるのを知っていましたか?

 

熱燗は30度以上に温められた日本酒のことで、5度ずつに6段階に分かれています。

 

かなり細かい分類になっていますが、覚えておくと日本酒の知識が増え少し日本酒通になりますよ!

 

45度の上燗が一番美味しいと言われていますが、温度計を使い飲みながら、どの温度が自分の好みか確認してみてください。

 

日向燗(30度)

 

常温よりも少し温かい程度の温度ですが、温めることで香りが少し口の中で広がりやすくなります。熟成酒など香りがしっかりしているタイプの日本酒の相性がいいです。

 

人肌燗(35度)

 

少し温かく感じられる程度です。ふくよかな香りが広がりやすくなります。こちらも熟成酒がおすすめ。

 

ぬる燗(40度)

 

熱さを感じるほどの温度ではありません。日本酒の香りがしっかりと出ます。お米のふくよかな味を感じられる純米系の日本酒がおすすめです。

 

上燗(45度)

 

こちらが、一番おすすめの温度です。湯気が出るのがちょうど出るくらいです。純米系の日本酒がおすすめです。寒い時期におすすめです。

 

あつ燗(50度)

 

こちらがいわゆる熱燗ですね。少し熱いと感じるかもしれませんが、すっきりとした辛口になり、香りがシャープになります。熟成酒がおすすめです。

 

飛びきり燗(55度以上)

 

徳利が熱くなるレベルです。持つときは気をつけてくださいね。

辛さが増し、味にキレが増します。こちらも日本酒らしい純米系の日本酒がおすすめです。

 

純米酒や熟成酒など日本酒の味のタイプについては、本当はカンタン!「日本酒」の基礎知識に書いてあるので、よかったら参考にしていくださいね。

 

おいしい熱燗の作り方

 

さてさてやっと本題の熱燗の作り方についてです。熱燗の作り方は様々ありますが、今回は3パターン紹介します。

 

お湯で温める場合電子レンジの場合湯煎する場合の3つです。

 

お湯で温める場合

 

まず徳利に日本酒を9割くらい注ぎます。このとき、満杯まで温まるとあふれてしますので、気をつけましょう。

 

アルコールは温度が上がると香りが蒸発しやすくなるので、サランラップなのであらかじめ封をしておくと、香りが漏れないのでおすすめです。

 

大きめの鍋に徳利の半分より少し多めにお水を注ぎ、直火で沸かします。

 

このときまだ徳利を入れないように注意しましょう。火にかけると鍋底の温度が高温になり、徳利自体を直接温めてしまうからです。

 

お湯が沸騰してきたら、火を止めて徳利を鍋の中央に置きましょう。

 

できれば温度計を見ながら、お酒の温度を確認するのがいいでしょう。あまり長い間つけすぎると、香りが飛んでしまうので、数分の間が勝負です。

 

温度計を見ながらお好みの温度になったら、飲み頃です。おすすめの温度計は後ほど紹介しますので、お楽しみに!

 

電子レンジで温める場合

 

加熱のムラが置きないように、口の広い片口に8割くらい日本酒を入れて、香りが飛ばないようにラップをします。片口がない場合は、お茶碗などで代用しましょう。

 

加熱の温度は低めに設定し、数十秒に1回は電子レンジから出して、お茶碗を揺らしてかき混ぜましょう。

 

電子レンジで温めると日本酒の温度が上がりやすく、日本酒の雑味が出てしまいます。

 

少し面倒ではありますが、数回に分けて温めるのがコツです。

 

ちろりで湯煎する場合

 

一番おすすめのちろりで湯煎する方法です。ちろりというこの写真の道具を見たことはないでしょうか。

 

金属の部分が錫でできているので、熱伝導性がよく、香りをしっかりと残すことができます。

 

後ほど紹介しますが、ちろりとセットになっている陶器に、沸騰してから少し経った90度くらいのお湯をいれ、ちろりを入れましょう。

 

なぜ90度かというと、100%のアルコールの沸点が、「78度」でお水よりも沸点が低いんです。そのため沸騰したお湯に入れてしまうと日本酒の香りが飛んでしまう可能性があるんです。

 

ただ、日本酒はアルコール100%ではなく、だいたい15%くらいなので、96度くらいが日本酒の沸点になります。そうすると90度のお湯につけるのがいいという計算です。

 

ちろりを90度のお湯につけたら、こまめに温度計を見て、数分程度待てば熱燗のできあがりです。

 

熱燗に使う道具や酒器

 

かんすけ

 

先ほど話した「ちろり」が入ったお燗のセットです。左側の茶色の陶器に熱湯を入れて温めます。木枠は持ち運び用のものなので、この中で作業するのがいいでしょう。

 

 

徳利とおちょこ

 

徳利はお酒を注ぐときに「とくりとくり」という音がしているからで、おちょこは「小さいもの」という語源からきていると言われていますが、両方とも明確な答えはわかっていません。

 

ちなみに、いつもお店などで見かける徳利に入っている量は1合で、180ml程度なので覚えておくと便利かもしれません。

 

画像の左側が徳利で、右側がおちょこです。

 

温度計

 

 

こちらの温度計は、わずか10秒程度で温度が測れる優れものです。本体部分にも防水加工がされているので、熱燗にもぴったりですよね。好みの温度になるまで、挿したまま使えるのも便利ですよね。

 

酒燗機 ツインバード

 

こちらは、ツインバードの自動で熱燗を作ってくれる機械です。常温から温めても12分かけるという気合の入れようです。

 

お酒は高温で一気に温めてしまうと、日本酒に雑味が出てしまいますが、時間をかけてゆっくりと温めることで、日本酒本来の味を楽しめます。

 

また、希望の温度になると自動的に保温機能になるので、温度が上がりすぎて香りが飛んでしまうという心配もないです。

 

ただ、蓋がプラスチックなので、香りが移るのを気にする人もいるそうです。画像下のリンクから、詳しい商品情報は見てくださいね!

 

熱燗に合う料理

日本酒に含まれているアルコール分は、料理の味を引き立てる効果があり、アミノ酸は旨味を補完する効果があると言われています。

 

特に、だしの香りを引き出しやすくなると言われていますよ 。

 

それでは、熱燗に合う料理をみていきましょう!

 

おでん

おでん | theDANN

熱燗の肴の代名詞のおでんは、普通酒や本醸造酒、古酒との相性が良いです。素材にダシが多く含まているらめ、日本酒と一緒に食べることで、おでんの味わいがより深くなります。

 

煮込み・煮物

煮込み|theDANN

煮込みや煮物には、醤油やみりんなどアミノ酸を含む調味料が多く使われており、日本酒の肴にすることで、より味がしっかりとし、素材の旨味を感じることができます。

 

干物

干物 | theDANN

肴を乾燥させることで、水分が飛び旨味成分が凝縮される干物は、旨味をさらに引き出す熱燗との相性がいいです。純米系の日本酒との相性がいいでしょう。

 

刺身

刺身|theDANN

刺身につける醤油にアミノ酸が含まれてるため、味わいが深くなり、生魚特有の生臭さを日本酒でかき消すことができます。お米の味わいがしっかりと出る吟醸酒系の日本酒との相性がいいでしょう。


熱燗に合う日本酒

熱燗について学んだので、飲んでみたいと思った方も多いのではないでしょうか。

 

熱燗に合う日本酒や熱燗専用の日本酒を選んでみましたので、参考にしてみてください。

 

七郎兵衛 お燗

おすすめ度:★★★★☆

日本酒づくりを全て手作業で行い、熱燗のための日本酒をつくることで有名な竹浪酒造店の日本酒です。特別純米酒でお米のようなふくよかな香りがします。

 

末廣 伝承山廃純米

おすすめ度:★★★★☆

酸味と甘さのバランスが絶妙な末廣の純米酒です。特に、この末廣伝承山廃純米は熱燗にすると美味しいと有名な日本酒です。

 

萩乃露 まごころ

おすすめ度:★★★☆☆

「燗酒コンテスト2016」最高金賞受賞した日本酒です。深い味わいとキレがあります。

 

北雪 純米酒

「燗酒コンテスト2012-2015」最高金賞を受賞した日本酒です。

すっきりとした辛口で、どんな料理にも合うのが特徴です。

おすすめ度:★★★★☆

 

大山 燗麗辛口

おすすめ度:★★★☆☆

辛口の日本酒でキレがよく口当たりもまろやか。熱燗にすると、味わいが深くなり、味のバランスがよくなります。

 

大七 生酛造り純米

おすすめ度:★★★★☆

生酛造りの決定版と言われている大七(だいしち)の生酛造り純米。深いコクの中に旨味があります。熱燗にすると味がさらに深まります。

 

越乃寒梅 別撰

おすすめ度:★★★★☆

飲みごたえが軽やかでありながら、後味がすっきりしている越乃寒梅の別撰は、熱燗にすると香りがより一層広がります。

 

 

上喜元 お燗純米

おすすめ度:★★★★☆

熱燗専用の日本酒で、アルコール度は控えめ。熱燗にすると味がまろやかになるおすすめの純米酒。

 

八海山

おすすめ度:★★★★☆



最後に

 

寒い時期にぴったりの熱燗の特集でしたが、いかがでしたでしょうか。

 

まるで熱燗が日本食にぴったりと寄り添っていると思いませんでしたか?

 

ぜひこの記事を片手に、美味しい熱燗の世界を楽しんでみてください!

 

それでは素敵な1日を!