こんにちは、theDANN編集長のダンです。
日本酒好きな方は、美山錦(みやまにしき)と日本酒のボトルに記載されていて、どんな意味なのか気になったことがあるかもしれません。
美山錦は、日本酒造りに適した酒米で、酒造好適米とも呼ばれています。
今回は、酒造好適米・美山錦について勉強していきましょう。
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美山錦誕生
美山錦は、1978年に長野県農事試験場で開発されました。「北陸12号」と「東北25号」から生まれた「たかね錦」をガンマ線という放射線に当て突然変異によって開発された突然変異種です。
寒い地域で育てやすく、美味しい酒質の作れるお米が少なかったことから、美山錦は待望の品種でした。放射線の突然変異ということも、他の品種と比べると珍しい品種ですよね。
開発された長野と同様に寒冷な地域でも育つため、北陸地域でも多く生産されており、全国の生産量は3番目を誇る有名品種です。現在でも主要産地は長野県が誇っていますが、近年は各地域のオリジナル酒米の人気になってきており、全体の生産量が落ち着いて来ています。
美山錦の特徴
稈(かん)という茎の部分が太いが、強風に弱く台風などの影響を受けやすいが、寒さに強いのが特徴です。
粒は大きいですが、他の酒米と比較すると心白が小さいため、精米歩合をあげることができ、純米大吟醸などの特定名称酒に多く使用されます。
また、雪山にあるような真っ白な心白があることから、美山錦と命名されました。真っ白な心白と同じように、すっきりとした味わいが特徴です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。美山錦は土地や風土や研究開発など様々な要素が重なりあって、生まれているのがわかりましたね。
飲むときに美山錦の産地に思いを巡らせてみるのもいいかもしれません。
それでは、素敵な1日を!
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