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七賢の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

七賢の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、読んでみてください。

 

第一弾は、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.75は「七賢(しちけん)」です!

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

 

 

はじめに

 

世界一美味しい市販の日本酒を決める品評会「SAKE COMPETITION(サケ コンペティション)」で、2017年「スーパープレミアム部門」第1位に輝いた七賢。

 

すっきりとした優しい味わいは、日本酒初心者にも飲みやすいと好評です。

 

その人気の秘密は、七賢の水へのこだわりや技術革新にあります。一度は飲んでみたい七賢の日本酒について、その歴史を交えながらご紹介します!

 

七賢こだわりの水

 

七賢の蔵元である山梨銘醸株式会社は山梨県の北西部、長野県との県境にほど近い北杜市白洲町に蔵を構えます。

 

300年近い歴史をもつという七賢は、初代蔵元の中屋伊兵衛が先祖代々信州の地で酒造業を営んでいた北原家より分家したのが始まりです。

 

その中屋伊兵衛が惚れ込んだのが白洲の水です。日本名水百選にも選ばれている白洲の水は、清らかで柔らかく透明感に満ちています。

 

この水は甲斐駒ヶ岳の伏流水で、山に積もった雪解け水が甲斐駒ヶ岳を形成する何層もの花崗岩により磨かれて生まれたもの。七賢ではこの白洲の水を仕込み水として、伝統的な醸造法をもちいて独自の酒造りをおこなっています。

 

七賢の水のこだわりは、まず水を理解することからはじまります。日本酒の味を左右する仕込み水をどのように活かすのか。

 

醸造責任者は「地元白洲の水を体現できる酒」を目指し、白洲の水との相性を考え、吟醸造りの原酒仕立てという手法にたどりつきます。

 

また七賢がもうひとつ大切にしているのが地域とのつながりです。地酒はその土地でできる酒。地元の水、地元の米、地元の人のすべてがそろって初めて本物の地酒といえるでしょう。

 

七賢は山梨県内の農家と連携し、「夢山水」や「ひとごこち」といった品質の高い酒米作りに励んでいます。

 

進化し続ける七賢の技術革新

 

七賢の技術革新2012年に七賢は大きな転換期をむかえます。

 

酒造りの現場をしきる杜氏の高齢化に伴い、経営者である蔵元自らが指揮をとって目指す酒の品質や酒造りの体制、管理体制などをいちから見直すことにし、15年先までのビジョンを描き、売り上げや利益の予測までたてたうえで新しい設備投資もおこないました。

 

まず取り組んだのは目指す酒質の決定です。

 

白洲の水は硬度20の軟水で、柔らかく透明感があり瑞々しい反面ミネラル分が少ないという特徴があります。

 

そのため発酵力が弱く、味わい深い酒には発酵しにくいということが欠点でした。

 

しかしその欠点を活かし、不得意な生酛系はやめて吟醸系の酒造りにフォーカスし、白洲の水の特徴を最大限に引き出せるすっきりとした味わいのお酒を目指すことにしたそうです。

 

麹づくりと醪の発酵にじっくりと丁寧に時間をかけることで、豊な香りを引き出せるようになりました。

 

また瓶詰め作業にも大きな見直しがありました。それまでのお酒は約1年寝かしてから瓶詰めをしていましたが、絞ったお酒をすぐに瓶詰めして搾りたてのフレッシュな状態のお酒が楽しめるように変更したそうです。

 

他にも酒質測定器の導入による徹底的なデータ管理や蔵人の勤務体制の効率化など、毎年毎年より美味しく質の高い酒造りをするためにありとあらゆる改革をおこないました。この絶えることのない七賢の技術革新こそが新しい七賢の源です。

 

酒造りの知恵から生まれた新たなシリーズ

 

酒造りの他にも、七賢ではさまざまな発酵食品を開発しています。

 

純米酢やゆずポン酢、料理酒をはじめ塩糀や糀糖など「ひとさじ糀」というブランドで展開しています。

 

こうじ菌が活発に働くことにより食物が分解され、わたしたち人間にとってプラスとなる成分に変化する発酵。

 

日本人にとって発酵食品は昔からなくてはならない存在です。七賢では酒造りに使うものを「麹」、食品に使うものを「糀」として使い分け、日本酒と発酵食品の両方を通して発酵文化のすばらしさを伝承し続けています。

 

七賢の酒造りが生み出した七賢の食品は、山梨銘醸が酒蔵の近くにオープンさせた直営レストラン臺眠(ダイミン)でいただける他、七賢のオンラインショップからも購入可能です。

 

また長い年月魅せられてきた「こうじ」の力に注目し、七賢はスキンケアのオリジナルブランド「COJIE」の商品開発も手掛けています。

 

お酒を醸造する際に生まれる米麹由来の天然成分「糀糖」と「酒粕」を凝縮させ、独自の技術でパウダー化することに成功。

 

「糀糖」に含まれるビタミンが美肌に導いてくれることに着目し、化粧水や保湿ジェル、フェイスマスクなどの商品を次々と発表しています。この酒粕糀糖パウダーの保湿力は非常に優れていて、美肌によいとされるヒアルロン酸Naよりも水分保持率が高いそうです。

 

妥協を許さず質の高い酒を造り続ける七賢の真摯な姿勢は、化粧品造りにも反映されています。

 

七賢の酒質の向上は絶え間ない努力の結果

 

七賢は発酵文化という日本古来の伝統を大切にしつつ、より高いところをめざして挑戦し続けている酒蔵です。地の水である銘水白洲の水の特徴を最大限に活かして造られるお酒は、すっきりと清らかでありながらしっかりとした味わいがあります。

 

七賢が目指しているのは普段あまりお酒を飲まない人にでも飲みやすいお酒。これからもますます進化が楽しみな酒蔵です。

 

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