「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。
今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media」 に書いてありますので、読んでみてください。
前回好評だった第一弾の記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。
No.62は「緑川(みどりがわ)」です!
それでは、はじまり〜はじまり〜
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はじめに
新潟はお米の作付面積や生産量が日本一を誇る場所ですが、同時に酒処としても有名ですよね。
様々な日本酒が造られていますが、中でも人気が高いのが緑川です。
全国的にもファンの多い日本酒ですが、果たして緑川はどのような特徴があるのでしょうか?
今回は、緑川の蔵元のこだわりやお酒の飲み口、購入出来るお店などについて調べてみました。
とにかく清潔を第一に考えた緑川の酒蔵
緑川は、新潟県魚沼市の旧小出町にある緑川酒造が蔵元となっています。
1884年に新潟県北魚沼で創業し、1990年に現在の所在地へ移転しました。隠れた名酒と評価されていますが、その品質と味のよさの理由は、蔵の徹底した清潔さが理由となっています。
もちろん酒造りは清潔な場所で行うのが当然ですが、緑川酒造は一般レベルよりも高い水準を保っています。
まず社屋の玄関は料亭のような風格が漂い、酒瓶などのディスプレイはありますが余計な物は置いていません。
蔵の中は作業の邪魔にならないよう足元や壁はスッキリと片付けられており、ホースを直線のまま収納できる棚や、道具を片付ける場所が一目瞭然の配置図まで存在します。
定期的に専門家によるアドバイスを受ける事で、整理整頓や清潔さが常にキープ出来るという訳です。
理想の日本酒造りが確立されているからこそ、「酒蔵は清潔第一」が社員にも浸透しており、この環境が当たり前になっているのです。
緑川の美味しさの秘密は?
緑川は香りがほんのり、旨味もほんのりで軽い飲み口が特徴のお酒ですが、この味の良さは緑川の仕込み水と貯蔵庫へのこだわり、そして北陸十二号にあります。
まず緑川の仕込み水となっているのが、敷地内の地下水から汲み上げた軟水で、鉄分が少なく口当たりの良い仕上がりとなります。
そもそも緑川酒造が現在の地へ移転したのは区画整理のためですが、この良質な水を確保したかった事も一因となっています。
また貯蔵庫を筆頭に、酒蔵は徹底的に温度管理が出来るようこだわって建築されています。
緑川は普通の蔵より10℃近い低い温度で貯蔵しているのですが、低温でじっくり寝かせたお酒は熟成するまでに時間がかかるものの、味がまろやかになり、香りの劣化も少なく済みます。
味と香りのバランスが良く、きめ細かい柔らかさは厳格な低温管理の元に生み出されるのです。
そしてもう一つ、緑川に無くてはならないのが原料米となっている北陸十二号です。
歴史をさかのぼると、実は一時生産が途絶えていたお米でもあります。
しかし日本酒造りに適していると見極めた先代の蔵元が、地域の農家と協力して種もみから復活させたのです。
希少価値の高い北陸十二号は全て地元の小出地区産のもので、他の使用米も全て新潟県産のものとなっています。
契約農家は20件あまりで、田植え前や穂肥前、刈り入れ直前には米の専門家とともに田んぼへ足を運び、品質の良いお米が生産出来るよう、日々研究を重ねているのです。
緑川には複数の種類があります。
まず最高峰とされているのが「大吟醸 緑川」で、1年以上の時間をかけてじっくりと低温熟成させたお酒です。
フルーティーな香りや味わい、お米の旨味が堪能できるのが特徴で、最高のおもてなしが出来るとお祝い事にもよく使われています。
そして「純米 緑川」は緑川を代表するお酒でもあり、純米ならではとも言えるお米の旨味や味わいが楽しめます。
「冷や」か「常温」が美味しい飲み方で、熱燗にした場合も少しぬるめにする事で、旨味や香りが引き立ちます。和洋中の料理全てに合わせられ、どんな場面でも気軽に楽しめるお酒でもあります。
3つ目は「純米吟醸 緑川」で、じっくりと低温で熟成された事で純米本来の旨味や吟醸の香りを堪能出来ます。
軽やかな飲み口である事から、いつまでも飲み続けてしまうようなお酒で、新潟のお酒の特徴でもある淡麗辛口をしっかりと味わえます。「常温」でも「冷や」でも美味しく飲む事ができ、どんな料理にも合わせやすく、良い引き立て役となってくれます。
取引先にもこだわり
ネット販売が一般的になっている現代でも、緑川酒造は公式サイトを持っていません。
ネット通信販売はもちろん、全国の百貨店やスーパーでも販売していません。
「緑川のお酒は本当に気に入ってくれている人だけに託したい」という蔵元の思いがあり、特約店だけに販売しています。
社長と営業部員の2人で北海道から九州まで営業に回った過去があり、賛同してくれる酒販店がある一方、手を引く店もあり、紆余曲折しながら今のスタイルに行き着いています。
ちなみに特約店もネット注文は出来ず、電話申し込みのみでの受付となっています。
緑川酒造の名が全国的に知れ渡った現在でも、信頼できる人にだけ届けたいという創業からのスタンスは変わっていないのです。
緑川は万人受けする飲みやすいお酒
緑川は酒蔵の徹底的な衛生管理や温度管理、原材料として口当たりの良い軟水や希少価値の高い北陸十二号、そして販売は特約店のみと流通までこだわっています。
それによってお米の風味や香りを思う存分楽しめる、美味しいお酒が届けられるのです。どんな料理にもどんなシチュエーションでも飲みやすく、万人受けするところも魅力と言えます。
次回は、No.63は「宝山(たからやま)」です!宝山酒造ではレギュラー商品の宝山シリーズ以外にも、他社との共同開発によって生み出している日本酒があります。
記事はこちら>>宝山の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media
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