「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。
今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、読んでみてください。
第一弾は、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。
No.91は「宝剣(ほうけん)」です!
それでは、はじまり〜はじまり〜
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はじめに
日本酒ブームの高まりとともに、全国各地の蔵元が注目を集めている中にあって、広島県を代表する銘酒とされているのが宝剣です。
もっとも、日本酒の初心者の間ではどういうお酒であるかあまり知らないという方もまだまだ多いのではないでしょうか。
そこで今回は、宝剣の蔵元を紹介するとともに、そこで醸造される日本酒について詳しく見ていくことにしましょう。
宝剣酒造とはどのような酒造メーカー?
日本酒「宝剣」を造っているのは、広島県呉市にある宝剣酒造という地元で代々続く由緒ある酒蔵です。
5代目蔵元は、地元では伝説的な不良として知られていた人物で、数々の武勇伝を残してきたのですが、杜氏として働いていた父親が病に倒れたことをきっかけとして一念発起して酒造りの道に足を踏み入れ、それ以降は一心不乱に美味しいと評価される日本酒を造るべく努力を重ねてきました。
そんな彼の闘争心に火をつけたのが、「宝剣まずいけん」という世間からのバッシングです。 この「まずいけん」というのは、「美味しくない」という意味の広島弁なのですが、そのような低い評価を覆すべく、蔵元として様々な取り組みを行うようになるのです。
例えば、それまで様々な酒米を使って酒造りをしていたのを、地元産の八反錦(はったんにしき)という米だけを使うように改めました。
この酒米は、1973年に広島県立農業試験場において、八反35号とアキツホの稲を交配することによって誕生した品種で、1983年から県の奨励品種に採用されています。
心白が大きいことが特徴で、低温でも溶けやすいうえに生成酒の成分バランスに優れていることから、酒米に非常に適した米であると評価されています。
さらに、酒米に加えて、宝剣のこだわりが詰まっているのが、酒造りの命とも言える水です。
幸いなことに醸造所の敷地内から宝剣名水と呼ばれる湧水が採取できたことから、それを使用して試行錯誤を重ねながら酒造りを行ってきた結果、2019年に開催されたSAKE COMPETITION2019の純米酒部門において、見事に第1位と第3位に輝くなど、全国的にも高い評価を獲得するに至ったのです。
宝剣酒造が目指してきた食べ物を引き立てることができる食中酒というコンセプトは見事に実を結び、その日本酒は、甘みを抑えつつも、酒米の旨味とのど越しの良さが抜群のお酒として多くのファンに愛されています。
宝剣の評判とは?
では、ここからは宝剣酒造が造り出す代表的な3つの銘柄を取り上げたうえで、それぞれの特徴について見ていくことにしましょう。
宝剣 純米酒 レトロラベル
まず、一つ目に取り上げるのは、前述のSAKE COMPETITION2019の純米酒部門において見事に第1位を獲得した、「宝剣 純米酒 レトロラベル」です。
文字通り、ボトルに貼られているラベルのデザインがレトロ調となっているのが印象的な一本で、価格も一升瓶で2,200円と非常にリーズナブルとなっています。
酒米には当然ながら八反錦が使用されており、それを用いて作り出される純米酒に、純米大吟醸や純米吟醸の特徴を掛け合わせて造り出されるその味は、はっきりとした旨味と甘味を同時に楽しむことができる絶妙なバランスとなっています。アルコール度数も16度と日本酒にしてはそれほど高くはないため、毎日の晩酌に用いるのにぴったりの日本酒であると言えるでしょう。
宝剣 純米酒 レトロラベル
二つ目に取り上げるのは、同じくSAKE COMPETITION2019の純米酒部門において第3位を獲得した、「宝剣 純米酒 レトロラベル」です。
こちらのお酒にも八反錦が使われているのですが、その特徴は何と言っても銘柄名の由来にもなった広島夢酵母という食品工業センターにおいて改良された酵母を用いているという点にあります。
この酵母の働きによって、酸味を抑えたすっきりとした味わいが実現されており、日本酒の初心者であっても非常に飲みやすい味に仕上がっているのです。
なお、こちらも一升瓶で2,800円という価格ですので、毎日飲んでも財布に優しい一本となっています。
宝剣純米超辛口
三つ目に取り上げるのは、宝剣のラインナップの中では珍しく辛口となっている「宝剣純米超辛口」です。
前述の2つの銘柄と同じく、こちらも八反錦を使用して造られている純米酒なのですが、宝剣特有の甘味と旨味に加えて、辛みがバランスされた味わいになっているのが特徴です。後味もさっぱりとしていることから、あらゆる種類の料理と一緒に楽しむことができる、使い勝手の良いお酒となっています。
なお、この銘柄は、宝剣の評価を飛躍的に高めるきっかけになったものであるため、これを飲まずして宝剣について語ることはできません。そのため、宝剣のラインナップの中からどれを選ぼうか悩んでいる方には、まず最初にお勧めしたい一本であると言えます。一升瓶で2,500円ですので、気軽に購入できるのもうれしい点です。
宝剣の日本酒は初心者にもおすすめ
いかがでしたでしょうか。宝剣酒造が醸造する日本酒は、元不良という異色の経歴を持った蔵元がこだわり抜いて造り上げているものだけに、いずれの銘柄も初心者にも飲みやすいすっきりとした味わいに仕上がっています。
そのため、本格的な日本酒を味わってみたいという方であれば、ぜひ一度手に取って口にしてみるとよいでしょう。
次回は、No.92「浜千鳥(はまちどり)」です!北の酒蔵のこだわりとオリジナル酒米、豊かな水、浜千鳥の杜氏の特徴など、まさに三拍子そろった酒造りを行っています。
記事はこちら>>浜千鳥の日本酒を徹底解説!味わいの特徴やこだわりの製造方法 - theDANN media
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