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ばくれんの日本酒を徹底解説!山形が生んだ超辛口の味の特徴こだわり

ばくれんの日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

 「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、読んでみてください。

 

第一弾は、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.74は「ばくれん」です!

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

 

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はじめに

 

ばくれんは、明治8年(1875年)以来の歴史をもつ山形県の酒蔵が展開する超辛口日本酒です。

 

全国の中でも約10店舗のみしか取り扱うことのできない限定酒で、非常に希少価値の高い日本酒です。

 

品の良い吟醸香とキレのある味わい、すっきりとした飲み心地の日本酒で辛口ファンをうならせ、多くの日本酒ファンからも高評価を受けています。

 

辛口日本酒「ばくれん」の誕生秘話

 

ばくれんは、明治8年(1875年)以来の歴史をもつ山形県の酒蔵「亀の井酒造」が展開する辛口日本酒です。

 

亀の井酒造については、県内トップクラスともいわれるほどの品質管理を徹底していることが強みの酒蔵です。貯蓄設備は200坪以上あり、すべての商品がしっかりと品質管理されています。

 

亀の井酒造が展開している銘柄の多くは、吟醸や大吟醸です。また、日本酒の精米歩合は平均して50%を保っています。

 

まさに日本酒においてこだわり抜いた酒蔵だと言えます。 亀の井酒造は、もともとは「亀の井」という銘柄で地元では有名な酒蔵でした。昭和末期頃から「くどき上手」という銘柄で首都圏などでも展開を開始したところ、日本酒ファンから高い支持を得て、全国でも知られる酒蔵へと成長しました。

 

ばくれんの超辛口は、日本酒度がプラス20です。この数値は、辛口の限界値ともいわれています。

 

日本酒の辛口・甘口は、この日本酒度によって決まります。マイナスの数値が大きくなればなるほど甘口となり、プラスの数値が大きくなればなるほど辛口となります。

 

ばくれんは、プラス20なので、まさに辛口の限界を極めた超辛口の日本酒です。

 

また、ばくれんは、アルコール度数も高いのも特徴です。一般的に日本酒のアルコール度数は平均15度~16度となっていますが、ばくれんのアルコール度数は、18度~19度とかなり高めになっています。そのため、飲んだ時に舌がピリピリと感じます。このピリピリ感がばくれんの超辛口を一層引き立ているのです。

 

ばくれんが超辛口を極めた秘訣は、やはり、亀の井酒造の最大の強みである高い品質管理です。日本酒は、非常にデリケートなので、保管状態によって味かかなり左右されるのはご存知かもしれませんね。

 

亀の井酒造では、サーマルタンクと呼ばれる温度調整可能な特殊な貯蔵タンクを使用し、発酵しているもろみや、タンク内の日本酒の温度を徹底管理します。

 

そのため、味や質を細かく均等にコントロールでき、高い品質を保持できるのです。ばくれんができた当初は、辛みのみが出てしまい、奥深さのない辛口日本酒だったそうです。

 

そのため、研究を重ね、貯蔵タンク内で約2年間、徹底的に温度調整をコントロールし、熟成を重ねることで、今までにない最高の超辛口の日本酒が完成されたそうです。

 

ばくれんの超辛口は、長年にわたり試行錯誤を繰り返した努力の結果生まれたのであり、亀の井酒造だからこそ作り出すことのできた最高品質の超辛口日本酒だと言えます。

 

ばくれんは、赤いラベルの「赤・ばくれん」が通年販売されているのですが、実は、「白・ばくれん」と「黒・ばくれん」があります。

 

どちらも日本酒度はプラス20で超辛口の日本酒です。「白・ばくれん」と「黒・ばくれん」は季節商品となっています。

 

違いは原料米です。「赤・ばくれん」は美山錦、「白・ばくれん」は山田穂、「黒・ばくれん」は亀の尾を使用しています。

 

山田穂は栽培が難しく現在はほとんど栽培されていないため、希少米とも言われています。亀の尾は硬い性質を持つ米質です。超辛口でキレのある味わいであるばくれんでも季節限定で異なる味を楽しむことができます。

 

ばくれんの語源について

 

ばくれんの語源は、山形県の酒蔵ならではの発想で山形弁が使用されています。「すれっからしの女」「親の言うこと聞かずに好き勝手している女」という意味だそうです。

 

ラベルには、浮世絵風に描かれたどこか強気な表情をした女性が描かれています。片手にはなぜがワイングラスをもっているところが何とも不釣り合いで特徴的です。

 

ばくれんの他にはない超辛口でキレのある味わいを女性の像に見立て表現しているのかもしれませんね。

 

くどき上手とばくれんの違いについて

 

亀の井酒造の名を全国へと広めた銘酒が「くどき上手」です。くどき上手は貴賓を感じる豊かな吟醸香と繊細な味わいで多くの日本酒ファンから高評価を得ている日本酒ですが、くどき上手とばくれんの違いは、日本酒度と精米歩合です。

 

くどき上手の場合、銘柄によっても異なりますが、一番の辛口でも日本酒度プラス10程度、ばくれんが日本酒度プラス20なので辛口度合いがかなり異なります。また、ばくれんは、精米歩合が55%なので、辛口のキレ味の中にもしっかりとした米の旨味が残されているところがくどき上手とは異なるところです。

 

ばくれんは日本酒ファンから愛される超辛口の日本酒

 

ばくれんは、辛口の限界を極めた超辛口の最高品質を誇る日本酒です。亀の井酒造の徹底した品質管理によって生まれたばくれんは、日本酒度プラス20の超辛口で、品の良い吟醸香とキレのある味わい、すっきりとした飲み心地で多くの日本酒ファンから支持される非常に人気の高い日本酒です。

 

取り扱い店舗も10店舗ほどに限定されているので非常に入手困難な銘柄です。見つけた時はぜひ買ってみるのがおすすめです。

 

次回は、No.75は「七賢(しちけん)」です!世界一美味しい市販の日本酒を決める品評会「SAKE COMPETITION(サケ コンペティション)」で、2017年「スーパープレミアム部門」第1位に輝いた七賢。

記事はこちら>>七賢の日本酒はおすすめ!豊な香りに秘められた水や麹づくりのこだわり - theDANN media

 

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