こんにちは、theDANN(ザダン)編集長のダンです。
日本酒好きな方は、強力(ごうりき)と日本酒のボトルに記載されていて、どんな意味なのか気になったことがあるかもしれません。
強力は、日本酒造りに適した酒米で、酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)とも呼ばれています。
今回は、強力について勉強していきましょう。
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強力誕生と復活
明治中期ごろに、鳥取県・大山町の農家である渡辺信平が品種改良に成功し生まれたのが、強力です。
ただし、穂の背が高いため風の影響を受けやすいので、育てるのが難しく、昭和後期の農業の技術開発と共に、強力の人気はなくなっていきました。
鳥取県のある酒蔵らが、日本酒には、その土地でしか取れない米と水を使って造るのが美味しいという着想を得て、そんな酒米はないものかと模索していました。
ある日、鳥取には昔「強力」という人気酒米の代名詞である山田錦と同じ特徴をもつ心白を持つ酒米があることを知り、鳥取大学の農学部の教授に米を分けてもらうことを懇願しました。鳥取大学も酒蔵の熱意を受け、これを了承し、大学内の田んぼで育成に成功した。
酒蔵の熱意と大学のフォローがあって、復活したのが強力米ということがわかりますよね。
強力の特徴
強力は育つまでに日数のかかる晩生の稲で、稲の高さは150cmを超えるそうです。背の高さからもわかるように、米も大粒なのが特徴的です。
心白の部分は山田錦と同じ、線状になっており高い精米(35%以上)が可能です。雄町米も同じ特性を持っています。
米粒は硬いため、醪(もろみ)に溶けにくく、麹菌が住み着きづらいため、醸造するためのスキルが必要です。
新酒では、香りが開きにくいのですが、熟成させ秋くらいに飲む「ひやおろし」のタイミングでいただくのがおすすめです。脂ののった秋刀魚など秋の味覚と合わせて飲むのがいいでしょう。
コクがあり香りの高い味わいが特徴的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここまでで「強力を徹底解説!本当はカンタン酒米講座」については終わりです。強力は鳥取で生まれた酒米だったんですね。
飲むときに強力の産地に思いを巡らせてみるのもいいかもしれません。
それでは、素敵な1日を!
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