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菊姫の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

菊姫の日本酒を徹底解説!味わいの特徴や山田錦100%が生み出す魅力菊姫の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、読んでみてください。

 

第一弾は、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.77は「菊姫(きくひめ)」です!

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

 

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はじめに

 

菊姫は石川県を代表する日本酒の一つです。日本酒本来の旨味をたっぷりと味わうことができると日本酒愛好家の中でもファンが多いです。

 

菊姫を醸している菊姫合資会社は流行りに影響されることなく、品質の高さと味を追求しています。菊姫は原材料となる米の自家精米などに大きなこだわりを持っています。

 

今回は、菊姫の特徴や菊姫合資会社の歴史を紹介します。

 

菊姫の特徴とは?

 

加賀の菊酒は、愛情を込めて醸されている日本酒です。蔵元である菊姫合資会社は伝統を守りながら、それに縛られることを良しとせず最先端の技術も取り入れ、時に合理的に醸造を進めてきました。

 

このような酒造りの強い信念は菊姫の深いコクのある味わいにも反映されています。菊姫は通常の醸造タンクのサイズではなく、より小さな醸造タンクで仕込むという特徴をもっています。

 

小さなタンクで仕込むことで通常よりも手間がかかり労力が必要となりますが、香り高く品質を安定させるために、菊姫はその手間を惜しまず丁寧に仕込んでいます。

 

菊姫の味わいは?

 

菊姫の味は日本酒らしい力強い味の中に上品な気品を感じさせてくれます。特に菊姫のにごり酒は乳酸菌飲料のような爽やかな酸味と、とろりとした甘みを味わうことができるため、食中酒として女性にも人気です。

 

口に入れた時には甘みを感じますが、飲んだ後には甘みはすっと消え去り、さっぱりすっきりとした後口になっています。

 

飲み始めと飲み終わりで味の変化があるため、飲み飽きないのが特徴です。菊姫の山廃吟醸は味が濃く、しっかりとした印象の日本酒で芳醇な香りを楽しめるように、きりりと冷やして飲むのがおすすめです。

 

菊姫の米へのこだわり

 

菊姫の酒造りは、米へのこだわりが非常に強いです。

 

菊姫は日本で初めて100%山田錦を使用した普通酒でもあります。昭和16年には宮内庁御用達品に選ばれるなど、酒米の歴史のある酒蔵です。

 

菊姫が使用する山田錦は、酒米の中でも王様と呼ばれるほどに優れています。

 

まず通常の酒米と比較しても粒が大きいため、精米をしっかりと行えます。

 

次に雑味の元となるタンパク質が少ないため雑味が少なくすっきりとした味を出すことができます。

 

また、山田錦は吸水性が高いという特徴があるため、麹が活性化しやすく質の良い麹を作り出すことが可能です。

 

酒造りに必要な条件を全て満たしている山田錦の中でも、最高ランクの特AAA吉川産を菊姫に使用しています。

 

ご存知の方もいるかもしれませんんが、吉川は山田錦が誕生した地であり、山田錦の生産に最適な気候や水、土、情熱を持った篤農家などの条件が揃っています。

 

さらに菊姫の完全自家精米という点にも、強いこだわりがあり「他の所に精米を頼むくらいなら、酒造りをやめる」という家訓があるほどです。

 

どんなに素晴らしい酒米を育てても、その後の精米を丁寧に行わなければ台無しになってしまいます。

 

そのため菊姫合資会社では、全部の精米を自社で行うことで徹底的に管理し、高い品質を確実に保つことを目指しました。

 

しかし完全自家精米を実行するためには、常に精米機を稼働させていないと精米工程が滞ってしまい、処理能力的にはギリギリでした。

 

それでも諦めずに丁寧な精米を続け、当初4基の精米機でしたが増設を行い合計8基の精米機を稼働できるようになりました。これにより十分な精米量を確保することが可能になり完全自家精米を続けています。

 

菊姫合資会社の歴史と試み

 

菊姫を醸している菊姫合資会社は、1573年~1592年頃に小柳屋(おやなぎや)という屋号で創業したのが始まりです。

 

その後、昭和3年には菊姫合資会社に改組します。昭和42年、43年には全国清酒鑑評会で2年連続金賞受賞という華々しい経歴を残しました。

 

菊姫合資会社は石川県白山市鶴北町の蔵で、より美味な日本酒を追求するとともに様々な新しい試みも導入してきました。

 

その中の一つがマイスター制度です。それまでの酒造りは杜氏が全てを取り仕切っていました。

 

杜氏はそれまで培ってきた経験やカンを頼りに酒造りを行っているため、杜氏が不在になると酒造りが進まなくなるというデメリットがありました。

 

そこで菊姫合資会社は酒造りのスペシャリストとして酒マイスターを募集し、杜氏の酒造りを分析しデータ化することで、様々なノウハウを確実に残すことに成功しました。

 

マイスター制度では杜氏の持つ伝統的な技術を守りつつ、新しい人材を育成することを目的としています。

 

この試みは成功し、菊姫合資会社は安定した酒造りを行っています。菊姫合資会社はすべてを合理的にデータ化し杜氏自体を排除するのではなく、あくまで杜氏の技術をサポート、管理をするためにデータを活用しているそうです。

 

最新の技術と歴史ある杜氏の技術が融合していることが菊姫合資会社の特徴ですよね。

 

菊姫は山田錦100%の味わいが魅力!

 

石川県の菊姫合資会社による菊姫は、最高ランクの特AAA地区である吉川町の山田錦を使用しています。

 

米の旨みがしっかりと味わえる日本酒で、味にふくよかな広がりと丸みを感じることができます。コクがありどっしりとした力強さも根底感じられる日本酒らしい日本酒です。この味を追求するために完全自家精米にこだわっています。

 

ぜひ菊姫を見つけた時は、買ってみてくださいね。

次回は、No.78は「秋鹿(あきしか)」です!特徴である、そのまろみを感じる旨さと、芳醇に澄んだ酸味は、無農薬栽培に力を入れた自社製の山田錦の栽培からも感じられる、こだわりの逸品と言えるでしょう。

記事はこちら>>秋鹿の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media

 

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