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すずねの日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

すずねの日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

 

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media」 に書いてありますので、読んでみてください。

 

前回好評だった第一弾の記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.60は「すずね」です!

 

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

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はじめに

 

日本酒に対するイメージは、従前からすれば大きな変化を遂げてきました。

 

かつてはどちらかというと中高年男性が好んで飲むというイメージが大勢を占めていたのが現実です。

 

しかしながら、日本酒ブームの到来もあり、若者にも広く受け入れられるようになりました。

 

すずねはそんな日本酒ブームの火付け役といっても良いかもしれません。詳しく見てみましょう!

 

実はヨーロッパ旅行がヒントになった!

 

ビールやサワー、ワインにウイスキーなどとたくさんのアルコール飲料がある中でも、「日本酒が一番好き」という人も増えてきましたね。

 

一口に日本酒といっても、その種類は多岐にわたります。

 

すずねはそんな豊富なラインナップを誇る日本酒でも、昔からあるブランドの一つといっても良いでしょう。

 

誕生のきっかけについては、1982年にまで遡ることが必要です。創業者の一人としても知られる鈴木和郎が、フランスのパリを訪れた際に受けた衝撃が発端となります。

 

当時、パリでも注目を集めていたベルギー産のビールの味がワインを彷彿させるものであり、日本人の想像するビールとはかけ離れている印象を持つことになります。

 

また、オーストリアで口にしたワインには炭酸が含まれており、ビールのようなテイスト。

 

後に三代目の社長となる鈴木は、時代の進行とともに、ワインとビールの垣根がなくなっていることを実感し、固定概念にとらわれることなく、新しい発想をすることが求められることに気づかされます。

 

海外旅行を契機に思いがけないヒントを得た鈴木は、帰国すると仲間とともに新しい日本酒の開発に着手し、代表作の「ひめぜん」を世に送り出しました。

 

若者もターゲットに!変わる価値観に着目

 

すずねの名前の由来についてご存知ですか?

 

実は、飲料をグラスに注ぐ時に聞こえてくる音が「鈴の音」を連想させることにちなんで命名されたんです!

 

先述した「ひめぜん」が産声をあげたのは1988年でしたが、この「ひめぜん」の開発を機に、低アルコールタイプの日本酒が続々と登場することになります。

 

発酵による炭酸ガスを使うことで泡立たせる技術が確立され、1998年のすずねの誕生につながったのです。知名度もアップして、現在では多くの人に親しまれているすずねですが、誕生した当時のすずねを取り巻く環境は順風満帆なものではありませんでした。

 

すずねの発売当時は品質管理が難しかったことに加え、従来の日本酒のイメージからすれば、相いれないというのが率直な意見だったのでしょう。

 

しかし、ある人気テレビ番組で取り上げられたことがきっかけとなり、そこからすずねの快進撃が始まります。

 

すずねが多くの人に注目されるようになったのは、日本酒としての魅力もさることながら、幸運にも日本酒ブームが巻き起こったことも要因といえるでしょう。

 

どちらかといえば、それまでは「日本酒はオジサンが飲むお酒」というイメージが大勢を占めていましたが、若い世代にも好んで飲まれるようになっていきます。

 

特筆すべきは、パッケージデザインの刷新などにより興味を持った女性にもファンが増えたことです。

 

日本酒ブームも取り込もうとして、様々なすずねが次々と販売されます。

 

「花めくすずね」や「幸せの黄色いすずね」などといった、ユニークなネーミングも、増加する女性ファンを意識したメーカー側の戦略です。

 

もちろん、肝心の日本酒の味の評判も上々であり、「飲みやすい」や「口当たりがまろやか」などの好意的な声や意見が多く寄せられています。

 

加えて、ボトルデザインには四つ葉のクローバーや可愛らしい模様を取り入れるなど、見た目を意識した取り組みにも余念がありません。

 

決め手となるのは瓶内二次発酵

 

ここまで広くすずねが支持を集めているのは、品質が安定していることも理由として挙げられます。

 

品質の安定は日本酒に限らず、全ての食品や飲料の提供業者に強く求められることといえるでしょう。

 

瓶内二次発酵は、すずねという日本酒を語る上でも欠かすことができません。

 

瓶内二次発酵とは、端的に言えば酵母がアルコールを発酵時に炭酸ガスを生成する性質を利用して、瓶内でも同様にさせるものです。

 

すずねはこの製法で特許を取得していることもあり、安定した品質と美味しさを確立しています。他社の追随を許さないといっても良いのではないでしょうか。

 

すずねの味を左右することにもなるのが、瓶内二次発酵を止めるタイミングです。

 

マニュアルやお手本もない、発売当初は試行錯誤の繰り返しを余儀なくされていましたが、製法技術の進化や技術革新、データ化に基づく管理などにより、年間を通して安定した生産が可能となりました。

 

イメージ戦略も奏功

 

ビールとワインの味の変化をヒントにするところから生まれたのがすずねです。

 

日本でも、老若男女問わずの人気となった日本酒ブランドの代表格といっても言い過ぎではありません。

 

すずねは口当たりが良くて飲みやすいという味わいや独特なネーミング、可愛らしいパッケージデザインなど女性をも意識した商品。これまでの日本酒のイメージとは異なることも大きな特徴です。

 

次回はNo.61「真澄(ますみ)」です!「真澄」の特徴として挙げられるのが、そのシンプルかつ伝統的な手作業によって造り上げられた、質実剛健な味わいです。

記事はこちら>>真澄の日本酒を徹底解説!味の特徴や美味しさを生み出すこだわりの製法 - theDANN media

 

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