「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。
今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media」 に書いてありますので、読んでみてください。
前回好評だった第一弾の記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。
No.54は「楯野川(たてのかわ)」です!
それでは、はじまり〜はじまり〜
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はじめに
楯野川は楯の川酒造株式会社によって製造販売されている日本酒です。
山形の豊かな自然によって育まれた澄んだ味わいは、飲む人を魅了しています。
そんな楯野川の特徴と魅力について解説していきます。蔵が厳しい状況から巻き返した歴史についても説明します。どの日本酒を飲もうか考えている方にとってもうってつけの内容です。
楯野川は江戸時代の安政に誕生
楯野川は長い歴史を持つ日本酒です。その名前が付けられたのは安政2年(1855年)のことでした。
当時の庄内藩藩主である酒井公に酒を献上したところ、非常に高い評価を得ると同時に「楯野川」という名がつけられました。
つまり、楯野川は江戸時代の時点で既に藩主のお墨付きを得ていたということです。
その後大いに著名な日本酒の1つとして売り上げを伸ばしていましたが、昭和の終わりごろに1つのピンチが訪れます。それは日本酒蔵元の減少です。戦後には7,000社あったとされる蔵元は5,000社以上もなくなってしまいました。そこにバブル崩壊が加わることによって、楯野川は厳しい状況に立たされることになります。
しかしながら、楯野川は日本の伝統文化としての日本酒を国内外にアピールし、派手なパフォーマンスではなくその上質さを前面に押し出していくことで確実に人気を高めました。
さらにはTATENOKAWA100年ビジョンを打ち出し、2110年には世界中の高級日本食レストランで提供される日本酒になることを目指しています。
広い視野を持ち、品質を常に磨いていることは楯野川が安定して高い評価を獲得することに繋がっていると言えるでしょう。その結果、不況だった蔵からの巻き返しどころか、不況になる以前よりも大きな人気を勝ち取っています。
山形県内で初めての全量純米大吟醸
山形県は日本酒の蔵元がたくさんある県の1つです。
楯野川はその山形県内で初めて全量純米大吟醸を作りました。中でも「純米大吟醸上流」は非常に高いスペックを持ち、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で金賞を獲得しています。
その他「SAKE COMPETITION」や「Kura Master」などで上位入賞しているなど、獲得した賞の数は数多くあります。
山田錦という最高級のお米を中心部40%で仕込むことにより、芳醇な甘みと辛みが絶妙のバランスになっています。
また、楯野川の全量純米大吟醸に使用されているのはお米の中でも香味の安定した中取りの部分だけです。
最高級の日本酒を作るために極限までこだわっているのが特徴と言えるでしょう。
完熟した果実のような甘い香り、上質の和菓子のような上品なうまみを感じさせる日本酒です。
どのような飲み方をしても旨味を感じられるお酒ではありますが、冷酒が特にその香りを感じやすいとされます。
日本酒の新しい可能性を広げる光明
豊かな個性を持つ楯野川の中でも、これまでの日本酒の常識を変えたとされるのが純米大吟醸「光明」です。
酒米の王様と名高い山田錦を精米歩合1%で使うという斬新な製法により、それまでの日本酒とは違った味わいを生み出しました。
このように新しい製法にチャレンジしていることも楯野川の特徴です。
光明という名前は前例のない挑戦によって新境地を切り開くということと、日本酒の世界に明るい希望の光が差すように、という意味で付けられました。
光明の味わいは極めて瑞々しく、抜群ののど越しを持ちます。それまでの日本酒の甘みや辛みでは説明することが出来ないほど、深い味わいを有しています。まさに光明と名付けられた通りの優れた製品となったと言えます。
同様に大きな人気を持っているのが純米大吟醸「極限」です。
これは純米大吟醸の中でも特に珍しい精米歩合8%となっていて、香りや繊細さや、膨らみなどに特徴があります。
元の技術を結集して生み出した日本酒となっており、その時点での極限を文字通り実現しています。この日本酒には楯野川の仕込みのこだわり(仕込み水と酒造好適米)があります。
仕込む際には酒米の全てを使うのではなく、本当に香りの良い部分だけを使用しています。贅沢なように思えるかもしれませんが、そのような工夫が楯野川の本質的な美味しさを生み出します。
まるで芸術作品のような美しさを持つ日本酒です。冷酒、あるいは常温で飲むとその味わいを一層感じることが出来ます。
楯野川には100年先を見据えたビジョンがあり、この先も進化を続けていくことが予想されます。
精米歩合1%や8%といった、それまでの常識にとらわれない仕込みを行ってきました。それが新しい旨味に繋がりました。今後どのような新しい味わいを生み出すのかについて、日本酒好きの注目を集めています。
世界で愛される日本酒「楯野川」
楯野川は日本のみならず、世界でも人気となっている日本酒です。
精米歩合や使用する酒米にこだわることにより、日本酒の常識を変える味わいを生み出してきました。
この日本酒でしか味わえない旨味が次々と表現されています。楯野川の中にもいくつもの種類があるので、自分に合っているものを探すことも楽しみの一つになりますね。
次回は、No.55「播州一献(ばんしゅういっこん)」です!強い旨味とふくよかな香りが特徴の日本酒で、林業の盛んなこの土地で古くから親しまれてきた味の濃い料理にも負けない、しっかりとした個性の日本酒と言えます。
記事はこちら>>播州一献の日本酒の評価は?純米大吟醸の最高の味わいと豊富な種類を解説 - theDANN media
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