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伯楽星の日本酒の口コミは?味の特徴やマリアージュを楽しむ料理を紹介

伯楽星の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

 

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media に書いてありますので、読んでみてください。

 

前回好評だった第一弾の記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.53は「伯楽星(はくらくせい)」です!

 

 

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

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はじめに

 

 

伯楽星は、宮城県の日本酒の中でも食事とのマリアージュに特化した食中酒の一つです。

 

食事とともに楽しむことをコンセプトに生まれた日本酒のため、伯楽星自体の個性はあくまで主張しすぎず、料理の味や香りを引き立ててくれます。

 

開封時に最も美味しいピークの状態になるように、品質管理を徹底するというこだわりのある伯楽星の魅力を詳しく紹介します。

 

「伯楽星」新澤醸造店の歩み

 

宮城県の日本酒である伯楽星は新澤醸造店で醸されています。

 

新澤醸造店は宮城県大崎市三本木にあり、1873年(明治6年)に創業した酒づくり約140年の歴史のある酒蔵です。

 

創業時の明治6年に建造された三本木の蔵は東日本大震災で全壊という大きな被害を受けました。

 

蔵は倒壊こそはしなかったものの震災の強い揺れの影響を受け、土台にズレが生じた上に柱が傾き蔵全体に歪みが出てしまいました。そのため全壊判定を受け、蔵の取り壊しを余儀なくされました。

 

仕込みおわっていた日本酒は震災によって被害を受け、タンク内で熟成中だった仕込み中の日本酒も停電によって管理が十分にできないために廃棄処分となりました。

 

仕込んでいた日本酒と蔵を失った新澤醸造店ですが、新澤巌夫社長は東日本大震災による蔵の移転を決断します。

 

この際に移転したのは蔵だけで、本社は三本木に残し今まで通り受注や発注業務を行い続けています。新澤巌夫社長は本社を三本木に残すことで、地元の方々とのつながりが切れてしまうことを懸念したからでしょう。

 

酒づくりには人との関わりが大切だという新沢巌夫社長の想いが感じられる決断です。

 

新澤醸造店にはもう一つの銘柄、愛宕の松があり、地元の方々にこよなく愛されてきました。

 

愛宕の松は、「荒城の月」で有名な詩人である土井晩翠も愛飲したことで有名なお酒です。

 

愛宕の松は、さっぱりとした味わいの中に酸味のエッジがくっきりと感じられ、ブドウのようなフルーティーな芳香が楽しめるのが特徴です。

 

伯楽星の魅力とは?

 

伯楽星の名前の由来は、三本木地方に残る「伯楽が大切に育てていた名馬が天に昇った」という伝説から命名されました。

 

伯楽とは馬の目利きをする人のことを指します。伯楽星の土地柄は、山あいの美しい水がたっぷりと使える川崎町にあります。

 

美味しい酒づくりには欠かせない水がふんだんにあるため、この川崎町に震災後蔵を移転しました。この川崎の蔵で究極の食中酒が生まれるまでの努力が積み重ねられて行きました。

 

伯楽星は「人々から求められている酒はどのようなものか」という点を追求することから始まりました。

 

新澤社長は日本酒を飲んでいる人が後半にはウーロン茶を飲んでいるのを見て「飲み疲れしない、おかわりしてもらえる日本酒を醸したい」という考えに行き着きました。

 

この考えを元に「究極の食中酒」のコンセプトができ、伯楽星が誕生。しかし「インパクトがない」という理由で売れず、ひたすら改善を繰り返すことになります。

 

なかなか売り上げが伸びない中、伯楽星誕生から3年後に大きな転機が訪れます。雑誌で隠れた日本の銘酒の一つに選出され、これをきっかけに認知度が上がり人気が出始めました。

 

伯楽星は食中酒として食事を引き立てる役割をしっかりと果たしてくれる日本酒です。ただ食事の脇役に徹するだけではなく、繊細でありながら芯の強さを感じられます。

 

きれいなお酒という形容がぴったりなほど、澄み切った美しさのある味わいで、開封時にはよりフルーティーで若い印象を感じることができます。

 

その後時間が経つと温度が上がることで味がしっとりと落ち着き、口当たりがまろやかになります。

 

お代わりをするほどに美味しさが増し、飲み飽きることがないので食事も進むと評判です。

 

伯楽星のおすすめの楽しみ方

 

伯楽星は究極の食中酒というコンセプトの日本酒なので、様々な食事とのマリアージュを楽しむことができます。

 

伯楽星の特別純米はキレがあるので、お刺身や茶碗蒸しなどの和食によく合います。魚介類を使用した鍋にもマッチしますので鍋の季節にもオススメです。

 

伯楽星の純米吟醸は、繊細な軽やかな味がスッと口の中で消えていくという特徴があります。そのため、ややコクやクセを感じられるチーズや燻製などとの相性が良いです。

 

伯楽星の純米大吟醸は、国際線のファーストクラスにも採用されています。特徴としてはシャープな味わいの中にふっくらとした優しい印象を持っています。基本的に魚介類に合いますが、特にてんぷらとの組み合わせが人気です。

 

伯楽星の純米大吟醸(特A地区東条秋津産山田錦29%)は伯楽星のトップランクにあたり、果実のような芳香と熟成した甘みがありながら儚く舌の上で消えていくため食事の邪魔になりません。スモークチーズや生牡蠣が特にオススメです。

  

伯楽星は飲むほどに美味しくなる日本酒

 

伯楽星は食事とともに楽しむことを前提に醸された日本酒です。

 

日本酒の食中酒という言葉が定着する前から、伯楽星は食事を引き立てることにスポットを当てて改善を繰り返してきました。

 

新澤醸造店の新澤社長は東日本大震災による蔵の移転などの苦労を乗り越えて伯楽星を世に送り出しました。

 

様々な食事と相性が良く、食事もお酒も美味しく楽しむことができる人気の食中酒です。

 

次回は、No.54「楯野川(たてのかわ)」です!楯野川は、TATENOKAWA100年ビジョンを打ち出し、2110年には世界中の高級日本食レストランで提供される日本酒になることを目指しています。

記事はこちら>>楯野川の日本酒を徹底解説!最高級の大吟醸の味の特徴やこだわり - theDANN media

 

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