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【2024年完全版】スパークリングワインって何?シャンパンとの違いも徹底解明

スパークリングワインについて|theDANN

 

こんにちは、theDANN編集長のダンです。

 

結婚式などのお祝いごとは、始めにスパークリングワインを飲むのが多いのではないでしょうか。

 

ところで、スパークリングワインって何でできてるか知ってますか?シャンパンとの違いは?

 

シャンパンは炭酸の白ワインでしょ。スパークリングワインは炭酸の白ワインでしょ。

(同じだ、、、)

 

意外にスパークリングワインについて知らないのではないでしょうか。

 

そこで今回は、スパークリングワインについて書きたいと思います。

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

 

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シャンパンとスパークリングワインの違い

 

さてまずは、シャンパンとスパークリングワインの違いですが、シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で決まったルールで作られたスパークリングワインのことを言います。

 

シャンパンと一言で言ってしまうと、違うジャンルのお酒だと思うかもしれませんが、基本的には、スパークリングワインと同じだと思っていただいて構いません。

 

では、産地以外にシャンパンとスパークリングワインは、どこが違うのでしょうか。

 

シャンパンには、作り方にルールが決まっており、覚えておくと役に立つ3つのルールを紹介します。

 

シャンパンにはブドウの品種が決められている

 

シャンパンに使う品種は、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種類です。

 

ここで少しワインに詳しい方だと、ピノ・ノワールは黒ブドウなのに、なんで白い色のシャンパンができるのだろうと疑問に思ったかもしれません。

 

ピノ・ノワールは黒ぶどうの品種の一つで、みなさんが想像している白色のシャンパンは、白ぶどうからできていると思いますよね。

 

詳しくは本当はカンタン!「ワイン」の基礎知識に書きましたが、まとめると黒ブドウを発酵させる前に絞ってしまえば、皮の色がつかない状態で少し黄色がかった果汁を絞れるんです。ブドウの実が白いので、皮の色の影響はほとんど受けないんですね。

 

この3種類をブレンド(アッサンブラージュ)したり、1つの品種でシャンパンが造られています。

 

シャンパンの製造方法が決められている

 

シャンパンの作り方は、シャンパーニュ方式(トラディショナル方式)と言います。

 

シャンパーニュ製法は、複数あるスパークリングワインの中で、一番手間のかかる製法です。

 

アルコールの1次発酵が終わった白ワインを瓶内に糖と酵母を加えて、2次発酵させます。

 

次に、ルミュアージュという発酵させるときに出る澱(おり)というアクのような物を、瓶を逆さにすることで瓶先に集める作業をします。

 

そして、デゴルジュマン という澱を取り除く作業をします。デゴルジュマンは炭酸ガスが充満している瓶の栓を一度外して、溢れ出す泡と一緒に澱(おり)を噴き出させるイメージです。

 

まだ完全に発酵している訳ではないので、炭酸は全部抜けないですよ!吹き飛んで減ってしまった分をドザージュ(糖分入りワインの追加)します。この糖分入りのワインもシャンパンの味を左右するので大事な作業です。

 

あとは熟成させて、澱が瓶内に残っていないか確認して完成です!!ひと瓶ひと瓶作業しないといけないので、結構大変な作業ですよね。

 

瓶詰め→ルミュアージュ(澱集め)→デゴルジュマン(澱出し)→ドザージュ(ワイン追加)→完成!!

 

非常にこの名前が覚えにくい!!フランス語難しい!!ルミュ・デゴ・ドザと覚えてもいいかもしれませんね。あと全部の単語に「ジュ」がついてる。

 

シャンパンのアルコール度数は決められている

 

シャンパンのアルコール度数は11%以上と決められています。

 

甘口のワインと比較すると度数が高めです。甘くて炭酸のシュワシュワ感でつい飲めてしまいますが、度数が高いことをお忘れなく!

 

スパークリングワインの製法

 

さて、シャンパンについて勉強してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

シャンパンの造り方のルールは複雑で面倒だと思ったかもしれませんが、フランスは法律を造ることで、シャンパンのブランド力を守ってきたんですね。

 

では、シャンパーニュ地方以外のスパークリングワインには、先ほど紹介したシャンパーニュ方式以外にどのような造り方があるのでしょうか。

 

トランスファー方式

 

トランスファーは、移行するという意味です。シャンパーニュ方式の簡略版とよく言われています。瓶内で2次発酵させずにタンクで発酵させて澱を除いた後に瓶詰めします。

 

瓶で行う作業をタンクで行うことで、澱を取り除く作業を簡略したんですね。

 

メトード・リュアル

 

メトードは製法で、リュアルは田舎という意味です。一次発酵が完了した時点で、ワインに二次発酵用に糖分を残しておき、瓶内で二次発酵させることで、炭酸が生み出されます。

 

シャルマ方式

 

シャルマ方式は、密閉したタンクでワインを発酵させて、発泡した状態でワインを瓶詰めします。

 

これにより瓶内で発酵させるよりも、大量生産でき安価なスパークリングワインを作ることができました。シャルマさんが考えたので、シャルマ方式です。

 

炭酸ガス注入方式

 

炭酸ガス注入方式は4つのスパークリングワインの中で一番簡単かもしれません。熟成した白ワインに炭酸ガスを注入して、完成です。名前のままですね。

 

スパークリングワインの種類

 

さて、製法について学んできましたが、シャンパン方式以外にも様々な製法があるんですね。

 

ここでは、シャンパン以外のスパークリングワインについて勉強していきたいと思います。

 

イタリアのアスティ、フランチャコルタ、ランブルスコ、スペインのカヴァ、ドイツのゼクトを覚えておきましょう。

 

これら以外は、スパークリングとラベルに記載されていることが多いです。

 

アスティ

 

イタリアのスパークリングワインで、モスカート・ビアンテという品種のぶどうで造られています。モスカートはマスカットのことです。

 

フルーティな香りで甘口なので、女性に人気のあるスパークリングワインです。

 

フランチャコルタ

 

上品なスパークリングワインで、シャンパーニュ方式で造られたスパークリングワインです。

 

イタリアのワイン規定で厳しくルールが決められており、熟成の期間は瓶内の発酵が18ヶ月以上と決めれています。これは、シャンパンの15ヶ月以上より3ヶ月長い期間に設定されています。

 

ある意味、シャンパンの対抗馬として生まれたスパークリングワインかもしれません。

 

ランブルスコ

 

ランブルスコ・ディ・ソルバーラなどランブルスコ系統の品種で造られているイタリアの赤のスパークリングワインです。

 

微発泡性の赤ワインなので飲みやすく、肉料理など脂っこい料理にも合わせやすいです。またリーズナブルな価格帯が多いので、チャレンジしやすいスパークリングワインです。

 

カヴァ

 

カヴァはスペインのスパークリングワインです。スペインのワインの法律でルールが定められており、製法はシャンパーニュ方式です。

 

カヴァとは、スペイン語で洞窟の意味です。一定の低い温度を保てる洞窟は、ワインを熟成するのにぴったりだったので、カヴァと呼ばれています。

 

リーズナブルな価格帯が多いですが、近年は高級路線も狙っているようです。

 

ゼクト

 

ゼクトは、ドイツのスパークリングワインです。瓶内2次発酵のシャンパーニュ方式で造られています。

 

ドイツの代表品種であるリースリングが使用されたゼクトも有名です。

 

シャンパンのおすすめ6選

 

さてスパークリングワインの種類について、勉強してきました。ここでおすすめのスパークリングワインを紹介したいと思います!

 

ロジャーグラート カヴァ グラン キュヴェ ジョセップ ヴァイス

ぶどうの品質にこだわり、一番絞りの果汁のみを贅沢に使ったスパークリングワイン。

4年以上熟成されてから、出荷されるこだわりのスパークリングです。

 

ロジャー・グラート・ロゼ・ブリュット

カヴァのスパークリングワインです。パリコレのアフターパーティで出されるなど、リーズナブルな価格帯ながら美味しいカヴァです。

 

ゴールド リーフNV

ゴールドリーフという名前の通り、金箔入りのスパークリングワインです。ドイツ産で甘すぎずバランスのいいスパークリングワイン。

 

レ グロッテ レッジアーノ ランブルスコ

イタリアのランブルスコです。千円をきる値段ながらその味の良さから人気の一本です。

 

モンムソーNVクレマン ド ロワール

フランス産のスパークリングワインで、値段も手頃ですがビジネスクラスで出されていたりと実力派です。

 

ルイナール ブラン ド ブラン

高級レストランがこぞってだすシャンパンです。バランスがよく飲みやすい一本です。

 

まとめ

 

スパークリングワインとシャンパンの違いについて勉強してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

実はあまり違いがなかったと落胆してる方もいますが、実際に飲んでみて違いを確かめてみるのがいいと思います。

 

その時にどういう産地や製法が自分にあっているか考えてみるといいかもしれませんね。

 

それでは素敵な1日を!!

 

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