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たかちよの日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

たかちよの日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、読んでみてください。

 

前回好評だった第一弾の記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.65は「たかちよ」です!

 

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

 

 

はじめに

 

魚沼と言えば銘柄米コシヒカリの中でも最高級の米の産地として有名ですが、この魚沼で作られる日本酒「たかちよ」は新潟県のお酒としては特徴的でファンも多くなっています。

 

その特徴とは、新潟のお酒の淡麗辛口イメージとは一線を画す、豊かな旨味の日本酒であると言うことです。

 

酒米から違うこのお酒について詳しく紹介しましょう。

 

一本〆と言う個性的な酒米が旨味の強い酒を生み出す

 

たかちよは高千代酒造の酒です。

 

この酒蔵では酒米「一本〆」を使った酒造りを行っています。

 

この酒米は父系に「豊盃」と言う酒米を、母系に「五百万石」と言う酒米を持つ人工交配による固定種です。

 

五百万石は21世紀に入って山田錦に抜かれましたが、20世紀の終わりの20年くらいの間作付面積日本一を誇った新潟県の酒米で、淡麗辛口の酒はこの米によるところが大きかったとも言われています。

 

一方豊盃は青森県の酒米で、フルーティな酒を生むことで知られている米です。この2つの組み合わせで生まれた酒米一本じめは、酒造りに適した米の性質と、旨味を生み出す性質を持っている酒米です。

 

この酒米「一本〆」は1993年に新潟県の奨励品種に指定されました。非常に良質な酒が造れのですが、そのためには精米や水分管理、麹造りなどに高度な技術と管理が必要とされるため、扱う酒蔵が減ってきたのです。

 

そして2005年には原種が新潟県から高千代酒造に移譲され、自社と契約農家で栽培した酒米一本〆を用いて酒造りをしています。

 

そして扱いが難しいこの酒米で酒を造るために、外部の会社に依頼すると限界が合ったため、精米機も導入して自社で精米しています。

 

精米機の設定を最も遅い精米スピードに設定することで割れ米や欠けの発生を抑え、さらには最大容量の精米を行わないことで余裕を持っていい状態の米を作り出すことに成功しています。

 

豊醇無盡シリーズは発売時期が限定されるものも多い

 

豊醇無盡(ほうじゅんむじん)シリーズは、ひらがなで「たかちよ」と書かれたシリーズの酒です。

 

コンセプトは「固定概念に縛られずに自由に味わう酒」ということで、日本酒としてのデータはほとんど開示されていません。

 

清酒であること、アルコール度数といった法律で義務付けられている表示以外、原料米や精白歩合、日本酒度、酸度、アミノ酸度などほとんどのデータが非公開とされています。

 

なお、純米大吟醸については法律の義務付けがあるので、精白歩合は48%と記載されています。

 

たかちよは季節限定の物も多いです。

 

夏限定・冬限定と言う商品もあれば、年末限定発売・冬季1月発売・初春2月発売と言った発売時期指定のものもあります。

 

もちろん通年発売のものもあるので飲めなくなる心配はないでしょう。

 

このシリーズはラベルに共通のロゴで「たかちよ」と縦書きされていますが、色合いや地模様などでさまざまなデザインが行われています。

 

かつては秋限定ボトルにジャック・オー・ランタンが描かれたハロウィンモデルもありました。

 

商品名に「活性」と言う表記があるものは、炭酸が入っています。開栓前にラベルの説明に従ってガス抜きを行ってから開けないといけませんが、スパークリングの喉越しが楽しめます。

 

その他、たかちよには生原酒もあります。さらににごり酒やおりがらみもありますし、赤色酵母を使ったピンク色のアルコール度数が低い酒もありと、様々な種類が楽しめます。

 

59Takachiyoは「たかちよ」の兄弟ブランド

 

59Takachiyoは2015年に始動した高千代酒造の新シリーズです。

 

この59というのは精米歩合のことで、59Takachiyoシリーズはすべて精米歩合59%に統一されています。

 

つまり精米歩合60%以下という条件を満たしているため、59Takachiyoシリーズは純米吟醸が多くなるのです。

 

また、このシリーズは「きょうかい酵母1801号」で作られています。

 

この酵母はきょうかい酵母の中で、最も3-メチル-1-ブタノールの生成が少ないものです。

 

これは悪い匂いを出すアルコールの一種なので、少ないに越したことはありません。発酵力が強く、純米酒や吟醸酒を醸す時に最適で、味わいがまろやかであると同時に香りが華やかであるとされています。

 

このシリーズは発売開始以来、だいたい毎月1種類のペースで新しいものがリリースされています。

 

スタートはもちろん酒米一本じめを使ったものでしたが、全国のいろいろな酒米を用いた酒が出されるのは、飲む側にとっても楽しみになるでしょう。

 

雄町や美山錦などの有名酒米だけでなく、「森のくまさん」(熊本)や「はなふぶき」(青森)などの単米酒もリリースされています。

 

さらに、単一米だけでなくブレンド米による酒も出されているので、様々な味が楽しめるでしょう。

 

日本酒のバリエーションの豊かさが楽しめる高千代酒造の酒

 

このように、高千代酒造はアグレッシブに日本酒を次々リリースしています。

 

特に「たかちよ」と「59Takachiyo」は、その自由な発想から生まれた強烈な個性が飲む人を魅了してやまないでしょう。

 

日本酒の概念を覆すというものではなく、日本酒の概念を押し広げると言ったほうが適切な高千代酒造の日本酒シリーズは、飲む人の感性まで磨いてくれそうです。

 

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