「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。
今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、読んでみてください。
第一弾は、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。
No.99は「奥の松(おくのまつ)」です!
それでは、はじまり〜はじまり〜
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はじめに
福島県にある安達太良山の麓、二本松市。その緑豊かな土地で造られた福島県随一の日本酒が「奥の松」です。
奥の松は、県内外の日本酒好きに大変好評を得ていて、全国新酒鑑評会で11年連続金賞を受賞した経歴もあります。
今回は、奥の松の魅力はどこにあるのか。その歴史や酒造のこだわりを徹底解説します。
1716年から300年以上愛される酒造
福島県二本松市に本社のある奥の松酒造株式会社。奥の松の歴史は1716年まで遡り、油や味噌、醤油、酒を造る「油屋酒造店」に行き着きます。
そこで酒造りが始まり、明治に入ると「千石酒屋」として二本松の発展にも貢献しました。
1916年には「奥州二本松」から「奥の松」と名付けた日本酒を商標登録し、1933年には全国品評会で優等賞を受賞。
その後も受賞歴を重ね、現在も全国新酒鑑評会で11年連続金賞を獲得しています。
1968年には現在の本社社屋が建設され、社名も「奥の松酒造株式会社」と変更。2007年には新社長として19代当主、遊佐丈治氏が就任しました。
江戸時代から始まり、令和の現在まで途絶えることなく発展し続けた奥の松の歴史は300年以上にもなります。
その長きにわたって人々に愛された日本酒は、伝統を守りながら時代の変化とともに革新をもたらしてきました。 奥の松酒造は、現在も日本の食文化の伝統を守り続け、最高の一滴を生み出すことに日々努力を重ねています。
1974年に新設された「奥の松八千代蔵」は、安達太良山連峰の麓ということもあり雪深く気温もかなり低い場所です。
その澄んだ空気と氷点下にもなる寒さが、福島県随一の地酒を最高品質にしていることは間違いありません。歴代の当主の試行錯誤の結果が、現在の奥の松を生み出していると言えるでしょう。
酒造のこだわりとは
300年以上受け継がれてきた奥の松のこだわりは一体どのようなものなのか、日本酒造りでは欠かせない水や米、その技術について解説します。
八千代蔵は安達太良山の麓にあるため、酒造にはその天然の雪解け水を使用しています。
この水は、鉄分を含まない軟水で水質も良好。奥の松になくてはならない存在です。
また、米は酒造好適米で最高品質の山田錦を自社精米しています。以前は地元の米を使っていましたが、東日本大震災の影響で現在は県外の米を使用。
精米も八千代蔵で行われています。さらに、日本酒の味わいや風味を決める一つの要素である精米歩合は50%であり、さすが大吟醸の奥の松と言ったところ。
酒造の熟練した技で米が最適な加減で磨かれていることがわかります。 奥の松酒造は、温度管理や発酵を最新設備の機械で行なっています。
しかし、機器で行うことができるのも、300年の伝統がある奥の松酒造だからこそ。その熟練した技と最新設備の融合で理想の奥の松を生み出すことに成功しています。
また、奥の松の鍵となる麹や酵母も最新設備で造る一方、設備導入以前の麹室を残して若者の育成や技術習得に勤しむことも。最先端技術を取り入れつつ伝統を重んじるという柔軟な考えをもっていることが奥の松酒造の特徴です。
奥の松酒造のギャラリーが素晴らしい
奥の松の顔とも言えるラベル。そのラベルにも奥の松酒造の思いが込められていて、職人の手によって一枚一枚手漉きされた和紙を使用するこだわりも。
また、題字は草月流の家元や書道家に書いてもらうなど外観にも手を抜くことはありません。
また、商品コンセプトに合わせたラベルを使用しているため、消費者が好きなデザインを選ぶことができます。
奥の松酒造では、自社製品のグッズも販売しています。例えば、オリジナル酒器は愛飲家のために手作りされたものです。
日本酒は器によって味わいが変わるとした蔵元の考えから、素材にこだわってさらに奥の松を美味しくいただける酒器を作成。
陶芸家の腕が光る一品となっています。このオリジナル酒器は、福島県二本松市にあるギャラリーでも購入可能です。
ギャラリーでは、奥の松の商品ラインナップ、ほぼ全商品が無料で試飲ができるという日本酒好きには堪らない取り組みをしています。
気になる商品は飲み比べることもできるので、お気に入りの一品が見つかること間違いなしです。
さらに、コミュニケーションスペースとして、日本酒の造り方を解説し、日々愛飲者からの声を取り入れる機会を設けている徹底ぶり。
奥の松をより素晴らしい日本酒にするための努力は惜しみません。さらに、地元二本松の名産品もギャラリーで取り扱っていて、地域貢献活動にも尽力しています。
奥の松のラベルやオリジナル酒器等のグッズにも力を入れ、日本酒の味だけではなく酒造全体へのこだわりがあるからこそ、地元のみならず全国で愛される商品となったに違いありません。
300年以上の伝統の味、奥の松
以上、福島県随一の銘酒「奥の松」をご紹介しました。奥の松は、創業300年以上の伝統がある日本酒で、蔵元の想いの全てが詰まった一品。
また、酒造りにおいて徹底的にこだわり、さらに高みを目指して邁進するひたむきさは魅力的です。日本食の文化を継承しつつ、時代に合わせた発展を遂げる奥の松をぜひ一度味わってみてください。
次回は、No.100「玉乃光(たまのひかり)」です!玉乃光を代表する酒と言えば「有機肥料使用・備前雄町100%・純米大吟醸玉乃光」の名を挙げる人も多いでしょう。
記事はこちら>>玉乃光の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media
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