「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。
今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、読んでみてください。
第一弾は、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。
No.83は「龍力(たつりき)」です!
それでは、はじまり〜はじまり〜

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はじめに
冷やしてもあたためても美味しくいただける日本酒、その製造方法は日本で誇ることができる伝統の一つです。
代々の積み重ねからなる日本酒の中でも、特に酒米にこだわりぬいて醸造しているという龍力について、この記事では解説していきます。龍力という名前の由来から、こだわりのポイント、さらには種類等まで解説していきます。
長寿の酒、龍力について
独特な甘みと深みを味わうことができる日本酒は、その使われる酒米によって風味が変わってくるといいます。
そもそも日本酒はどうやって醸造されているのでしょうか。日本酒の主な原料は酒米、米麹と水の3つです。
その3つをアルコール発酵させたものが日本酒と呼ばれるお酒になります。
アルコール発酵とは、糖分をアルコールに変えて炭酸ガスを発生させるという方法です。
ワインの原料であるぶどうにはブドウ糖という糖分が含まれますが、米には、そういった糖分が含まれていません、そこで麹の酵素を使うことで発酵をしています。
ここでご紹介する龍力のこだわりの一つが、この醸造に使う酒米に山田錦を使用するということです。
山田錦は兵庫県の播州地方で生産されている酒米で、その品質は日本一とも言われる、ブランド米です。
他の酒米との違いは、その米粒の大きさにあります。山田錦は他の酒米と比べて一回りほど粒が大きくなっています。
その粒の大きさが日本酒の味を、雑味の少ない、甘さと辛さをもった芳醇で幅がある味に仕上げています。
龍力はそのような山田錦でもさらに、生産時条件が厳しい、兵庫県得A地区と呼ばれる地区産のものを使用しています。
龍力はとことん米にこだわりぬき、大吟醸の頂点を目指しています。 龍力の由来は何でしょうか。
そもそも龍力は長寿の酒、または健康酒として醸造されていました。
というのも、名前の由来はある菩薩だったのです。真言宗の始祖である龍樹菩薩は厳しい苦労の末に人を超えた力である神通力を会得しました。
その力によって龍樹菩薩は齢数百年に及んだという逸話があります。龍力はその菩薩にあやかって百薬の長であるよい酒を造ろうとしました。
加えて地元が龍野といったのでその一文字と、力という文字を使って龍力という名前にしました。
龍のように人を超えた力をもつように、またこの酒によって人々が健康で長寿になるようにと願いが込められているこの酒は、酒米への強いこだわりとしてもあらわれています。
龍力の米のテロワール、つまり、山田錦を生産している土地の気候や土壌はどういった場所なのでしょうか。
まず山田錦が生産されている兵庫県三木市吉川や加東市は、瀬戸内海式気候であり、日中の気温が比較的暖かく、夜はほどよく気温が下がります。そうした気温の差が酒米の実りに大きく影響しています。
また、土壌について粘土質であることから水分や養分を豊富に含むことができること、また根を深く張ることができるといった条件がそろっているため、作物の育成に適した土壌となっています。
また加えて、リンやマグネシウムといった成分を多く含み、粒張りのよい、高品質な酒米を生産することができます。
龍力の種類について
秋津
龍力の種類についてはどういったものがあるのでしょうか。まず最初にご紹介するのは純米大吟醸、秋津。
山田錦のこだわり生産地特A地区産、そのうえでさらにこだわった生産者に依頼して、酒米の最高級品を使用していることが特徴です。こちらはぜひ冷たく冷やして味わってください。
米のささやきYK‐35
次に、平成28年全国新酒鑑評会で金賞を受賞した、大吟醸、米のささやきYK‐35。こちらも酒米については生産地特A地区産を使用していますが、そこからさらに厳選された最高品質のものを使用しています。
少しフルーティさを感じることができるのが特徴です。こちらも十分に冷やして頂くと、より日本酒の旨みを味わうことができます。
特別純米 生酛仕込み
最後にご紹介するのは、特別純米、生酛仕込みです。こちらは江戸時代から続く伝統的な造り方で醸造しています。コクのある辛口が特徴です。こちらは冷たくてもあたたかくても美味しくいただくことができます。
ドラゴンシリーズ
龍力には、冷、常温、燗などの飲み方がある日本酒の、それぞれの飲み方に特化して美味しさを感じるように開発されたドラゴンシリーズも販売しています。
平均的にどの飲み方も美味しいのでは物足りない、日本酒通の方に人気のシリーズです。
燗で飲むのがおすすめの赤ラベル、常温で美味しく飲める緑ラベルといった種類があれば、また、兵庫県で新しく開発された兵庫錦という酒米を使用した黒ラベルなど、各種にさまざまなコンセプトがついており、飲み比べも楽しめます。
大吟醸の頂点を目指す龍力
酒米にこだわりぬいて醸造している龍力。そのこだわりの裏には、人々が健康になるようにという初代の願いが込められていました。
酒米は日本一の品質を誇る山田錦の中でもさらに希少性のあるものを使うなど、極上の大吟醸たる所以がそこにはありました。また、伝統の中にも新しいコンセプトに臨み挑戦を続ける龍力はまさに大吟醸の頂点と言えるのではないでしょうか。
ぜひお店で見かけた時は、龍力にチャレンジしてくださいね。
次回は、No.84「越後桜(えちごさくら)」です!越後桜は、多くの人たちに愛されており、低価格でありながら、味の満足度が高いことで有名です。
記事はこちら>>越後桜の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media
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