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浜千鳥の日本酒を徹底解説!味わいの特徴やこだわりの製造方法

浜千鳥の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

 

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、読んでみてください。

 

第一弾は、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.92は「浜千鳥(はまちどり)」です!

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

 

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はじめに

 

浜千鳥は岩手県釜石の酒蔵です。海に面しながら山を背負った釜石の地形はすっきりした味わい深い日本酒を生み出しました。

 

北の酒蔵のこだわりとオリジナル酒米、豊かな水、浜千鳥の杜氏の特徴など、まさに三拍子そろった酒造りを掘り下げてみましょう。浜千鳥がいかに日本酒造りに恵まれた地域で酒造りを始めて、それを丹精込めて育ててきたのかよくわかります。

 

浜千鳥のこだわり

浜千鳥は岩手県釜石の銘酒です。浜千鳥の歴史は古く、創業は1923年です。

 

もうすぐ100年になる歴史の中で、浜千鳥ならではのこだわりを持って酒造りをしています。

 

釜石と言えば有名な南部杜氏の酒造りの場です。南部杜氏は岩手県石鳥谷町を拠点にしており、日本でも有数の杜氏集団の一つです。

 

流派は南部流といわれています。全国最大の杜氏組合である社団法人南部杜氏協会があります。

 

釜石は三陸の海に面し、北上山地を背中に背負う風光明媚な土地です。豊かな海産物は地元のお酒の需要を伸ばし、豊かな山はお酒の原料を育てました。

 

原料になる米は山田錦や美山錦などの全国的なブランド米に加えて岩手県開発の品種である結の香、吟ぎんがなどの岩手県産米を使っています。

 

南部杜氏の地は酒米の開発にも熱心でした。浜千鳥は岩手の気候と風土に根差したお酒です。 「ゆめほなみ 本醸造」の原料米は釜石の隣にある大槌町の酒米研究会栽培の大槌町産米「吟ぎんが」を100%使用、水は北上山地系仙磐山の伏流水です。

 

水質は軟水で年間を通した水質と水量が浜千鳥の優しい口当たりを作り出しています。釜石鉱山の地下600mからの湧水仙人秘水を使用して作られた仙人郷は発酵過程では杜氏が悩んでしまうほど清冽かつ繊細な逸品です。

 

また、浜千鳥の醸造部の社員は南部杜氏協会に所属しています。杜氏協会では酒造の基礎知識を習得します。南部杜氏伝統の酒造りを継承しながら、新たな試みにも積極的に挑戦しています。

 

浜千鳥のホームページでは浜千鳥が販売しているお酒の成分表を見ることができます。こういった情報開示の姿勢からは、浜千鳥の杜氏が伝統を守りながらも科学的に管理しながら新しい製法に挑戦している姿勢がうかがわれます。原料米、原料酵母の名前までが書かれていて非常に興味深いものです。

 

浜千鳥ができるまで

 

浜千鳥は最高級品の吟醸酒の他にも純米酒、本醸造、原酒、樽酒、山廃仕込みなど製法の種類が豊富なことも大きな特徴です。

 

それぞれの製法には酒蔵独特のこだわりがあります。原料米や水だけではなく製法にも浜千鳥のこだわりを持っています。

 

洗米・浸漬洗米・浸水作業段階はその日の気温や湿度に合わせて秒単位で浸水時間を調整します。吟醸酒では精米歩合40%まで磨くこともあります。

 

この作業がお酒の良し悪しを決定づけるほどに重要な作業です。ここでは杜氏の技術力がはっきり表れる難しい作業が行われます。

 

侵漬(しんせき)が終わると酒造米を大型のこしきで蒸します。蒸した米の一部で麹を造ります。麹ができると酵母と混ぜ合わせて酒母を作ります。酒母を仕込みタンクに移すともろみづくりが始まります。

 

ここでの温度管理も杜氏の力量がものをいいます。発酵が進むと麹が泡立ち始めます。これは発酵が進んで麹から炭酸ガスが出てくるからです。

 

発酵が終わった麹を大きな袋に入れて絞り器に掛けて絞り出されるのが新酒です。

 

新酒は火入れという工程を経て貯蔵され発酵を待つのです。発酵の程度を見守るのも大切な仕事です。温度変化の把握などは特に重要です。ここでも杜氏の力量が問われます。 浜千鳥では、日本酒に興味がある人向けに酒造り体験塾や稲刈り体験会も催して日本酒の普及に努めています。こういったイベントに参加してみると日本酒への興味はさらに盛り上がります。

 

浜千鳥自慢の梅酒

 

浜千鳥では、釜石や大槌産の梅を日本酒の原酒に漬け込んで梅酒を作っています。

 

青梅の収穫からヘタとりまでを梅の実に傷をつけないようにていねいに手作業をしています。原料は原酒と梅と糖類だけです。

 

着色料や防腐剤などの心配はありません。まろやかでほんのり甘い味わいは女性に人気があります。アルコール度数も12度と少し低めなので、お酒が苦手な方にも飲みやすい梅酒です。飲み方は工夫次第で様々に広がります。

 

手軽なオンザロック以外にも氷と炭酸水を混ぜればサワーとしてきりっとした飲み口になります。

 

コップにいっぱいのクラッシュアイスの上に注ぎ入れればさわやかな夏の飲み物にもなります。食前酒にはうってつけです。冬はもちろんお湯割りです。梅のさわやかな香りと軽いアルコールで体を芯から温めてくれます。梅酒本来の味を味わい方には、もちろんストレートもおいしいです。

 

浜千鳥は南部杜氏と釜石の地形が生み出した銘酒

 

岩手と言えば南部杜氏による酒造りが盛んな地域です。この南部杜氏の里ではぐくまれた浜千鳥は南部杜氏の誇りともいえる酒蔵です。

 

また岩手は酒どころで酒米の開発にも熱心な場所です。岩手の米、北上山系の水、南部杜氏の技術が結集した日本酒が浜千鳥です。釜石の地形、南部杜氏の存在、周辺農家の酒米の開発力などが浜千鳥を生み育てました。

 

次回は、No.93「呉春(ごしゅん)」です!日本酒度はプラスマイナスゼロで、甘くも辛くもなく日本酒が初めての人でも飲みやすくなっています。このほか、9月から12月の4か月間のみ蔵出しされる限定大吟醸酒があり、ワンランク上の味わいを楽しむことができます。

記事はこちら>>呉春の日本酒を徹底解説!味の特徴や高く評価されるこだわりの製造方法 - theDANN media

 

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