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麒麟山の日本酒を徹底解説!うまい味わいは奥阿賀産の米にある

麒麟山の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media に書いてありますので、読んでみてください。

 

前回好評だった第一弾の記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.52は「麒麟山(きりんざん)」です!

 

 

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

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はじめに

 

新潟には多くの酒蔵があり、日本有数の酒処として知られています。

 

その中でも地元から高い評価を受け、高い人気を誇っているのが麒麟山です。

 

造り手の様々な思いが詰まっているからこそ生み出される味なのですが、今回は麒麟山の特徴や原材料のこだわり、そして商品ごとの味わいや楽しみ方などについて書きました。

 

麒麟山の歴史

 

麒麟山を生み出したのは、新潟県阿賀町津川に酒蔵を構える麒麟山酒造です。

 

この地域のシンボルとなっているのが標高191mの麒麟山で、架空の霊獣と言われてきた麒麟の姿に形が似ている事が、この山の名前の由来となっています。

 

阿賀野川と常浪川の合流点に位置し、周囲が山々に囲まれている山紫水明の地で、古くは越後と会津を結ぶ川港としても栄えていた麒麟山の土地柄、独占的な酒造りも許されていました。

 

麒麟山酒造の始まりは天保14年(1843年)、元々は木炭の生産販売をしていた齋藤吉平が立ち上げたのですが、当初は齋藤酒造という名で、銘柄も「福の井」という全く違った名前でした。

 

街のシンボルである綺麗山にちなんで、福の井から麒麟山に改名したのは明治15年、3代目の齋藤徳吉の時代で、「お酒を飲んだ方に幸せが訪れるように」という思いも込められています。

 

地元のお米や水でつくり、地元の人達に愛飲される日本酒づくりに徹していますが、麒麟山酒造のお酒は8割が地元の新潟県内で消費されていると数字にもしっかり表れています。

 

麒麟山のこだわり

 

麒麟山は様々なこだわりを持って作られていますが、まず一つは奥阿賀の米へのこだわりが挙げられます。

 

長い歴史を経て全銘柄を100%奥阿賀産のお米で仕込んでします。これも地元農家の協力があってからこそです。

 

酒米栽培の促進を目的とした奥阿賀酒米研究会や酒造内に酒米栽培専門のアグリ事業部を立ち上げるなどの取り組みをしてきており、実際に栽培数量の拡大など結果も出ています。

 

またお米と同時に酒づくりに欠かせないのが水ですが、麒麟山酒造では御神楽岳を源流とする常波川の伏流水を仕込み水として使っています。

 

鉄分やマンガンが少なく、硬水と軟水が1対1の割合で酒造りに適した水なのですが、広大なブナ林が無ければ生まれません。

 

ブナ林で育まれた腐敗土が雪解け水を細かくろ過してくれるからです。この水を絶やさないためにも「麒麟山の宝もの」と題して、森の植林作業や間伐、下刈り等を行い水質保全にも力を入れています。

 

そして蔵人の育成にも余念がありません。どれだけ良い米や水を使っても、作り手の技術が無ければ意味が無いからです。

 

麒麟山酒造では製造部門に力を入れるのはもちろん、酒造技能士資格の取得や新潟清酒学校での修学、業界内外との積極的な情報交換を行う事によって蔵人の技術力向上に努めています。

 

さらに蔵人同士の和や地域との和、取扱店や飲食店と和を結ぶなど人の和を大切にする事をモットーとしており、積極的に人との関わりを持っていく事で、末永く愛される酒造を目指しています。

 

麒麟山の豊富な商品ラインナップ 

 

麒麟山酒造がつくるお酒は辛口一筋です。飲み飽きしないすっきりとした飲み口の淡麗辛口を追及し、「お酒は辛いもの」という信念のもと酒造りをしているのです。

 

様々な麒麟山シリーズが出ていますが、基本的には辛口であるものの、種類によって味わいは違います。

 

例えば「いつもの麒麟山」の伝統辛口は、気が付くといつも傍にあって飲んでいるような定番のお酒で、スッキリとした中にも後を引くような旨味があり、毎日の晩酌にも最適です。特に焼き鳥によく合うお酒で、熱めのお燗が一番美味しい飲み方となっています。

 

「こだわりの麒麟山」の辛口シリーズには、大吟醸辛口や純米吟醸辛口、吟醸辛口、超辛口などがあります。

 

大吟醸辛口は味にふくらみを持たせたのど越しの良いお酒で、上品な吟醸香が楽しめます。7~10℃ぐらいに冷やすも良し、40℃ぐらいのぬる燗でも美味しく、懐石など繊細な料理にも合わせやすいのが特徴です。

 

また超辛口は切れ味抜群で、麒麟山の真骨頂とも呼ばれる存在です。夏は冷酒で、冬は熱めのお燗にすると味も際立ち、鶏の半身揚げや焼き肉などの料理との相性が良いです。

 

麒麟山をさらに身近に気軽に楽しめるものとしては、ブルーボトル純米大吟醸やブラウンボトル純米吟醸、グリーンボトル純米、ホワイトボトル大吟醸生などラインナップも豊富です。

 

値段も少しリーズナブルですが、もちろん商品によって味わいも異なり、例えばブルーボトルは透明感のある味わいと引き締まった吟醸香が特徴的で、バランスの良いお酒でもあるためプレゼントとしても喜ばれます。

 

またグリーボトルは辛口の中にも旨味が広がり、純粋なお米の美味しさも堪能できる仕上がりとなっています。

 

麒麟山が愛される理由

 

麒麟山は地元の米や水を使い、また積極的に地元の人と繋がり協力し合って作ってきたお酒です。

 

酒造りに携わった人達のこだわりが強く、丹精込めて丁寧に作り上げたからこそ、伝統的な端麗辛口が確立され、多くの人に愛されるようになったのです。

 

もちろん造り手は現状で満足していません。さらに美味しさを探求して、日々研究や努力を重ね続けているのです。

 

次回は、No.53伯楽星です。伯楽星は、宮城県の日本酒の中でも食事とのマリアージュに特化した食中酒の一つです。

記事はこちら>>伯楽星の日本酒の口コミは?味の特徴やマリアージュを楽しむ料理を紹介 - theDANN media

 

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