theDANN media

theDANNは、「語らい、愉しい」をテーマに、お酒のメディア運営しています。吟醸、クラフトビール、ビオワインなどこだわりのあるお酒を中心に誰もがカンタンに楽しめる情報を発信しています。

menu

白雪の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

白雪の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media
「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

これまでの記事やこれからの記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてありますので、ぜひ読んでみて下さいね。

 

No.26は「白雪」です!

はじめに

 

グローバル化が進む社会において、今や日本酒は日本人だけが親しむものではなく、海外からも大きな注目を浴びています。

 

テレビやインターネットでもよく特集が組まれており、駅や空港の土産売り場も、昔と比べて日本酒の置かれるスペースが広くなりました。


カップタイプや小さいボトルタイプなど、一升瓶の他にも色々な種類がある白雪(しらゆき)

 

土産売り場の他に、リカーやスーパー、コンビニの酒類コーナーで目にしたことがある方は多いでしょう。

身近なイメージのある、この白雪。実は日本最古の銘柄であり、造りのこだわりは語り尽くせないほどだということはご存知でしょうか。

 

ここでは、白雪について詳しく紹介していきます。

 

 

 

 

天文19年創業、日本有数の歴史を持つ小西酒造

 

白雪を製造しているのは兵庫県伊丹市にある小西酒造というメーカーです。


 

その起源はなんと、天文19年。

 

西暦で言えば1550年といえば少し分かりやすいでしょうか、実に約470年の歴史があるわけです。

 

始祖は伊丹で薬屋を営む小西新右衛門。濁酒(だくしゅ)造りから始まりました。

濁酒とは米と米麹と水を原料として発酵させ、あら濾ししたもののこと。

 


その頃は酒といえば一般的に濁酒を差し、これを更にろ過したものが清酒、私たちがひろく日本酒と呼ぶものになります。



 

小西酒造は「誰も歩いていない道を行く。」のスローガンの下、江戸で生産者の出店として初めて酒問屋を開業したメーカーであり、白雪は日本最古の銘柄でした。

 


薬屋から酒造が本業になり、馬の背に酒樽を乗せて江戸へ運んでいた途中、雪をいただいた富士の気高さに感動した二代目・宗宅が清酒を「白雪」と名付けたことから、白雪の歴史は始まります。

 

こだわり抜いた品質、時代を超えて愛される白雪

 

酒類売り場に行くと、純米大吟醸酒、吟醸酒、純米酒、本醸造酒、生酒等、色々な種類を目にします。


 

細かく区分していくととても書ききれないほど種類があり、それぞれ、日本酒を作る際の原材料、製造方法に違いがあります。

 


パッケージを見ると精米歩合という言葉が目に入りますが、これは日本酒を製造する過程で雑味を減らすため、米を磨き削る割合のことです。


 

精米歩合が低いほど、米の芯の部分だけを使っているということになります。

 



吟醸酒とは、米、米麹、水を長時間低温度で発酵させて造ります。

 

この発酵過程で出る「吟醸香」と呼ばれる果実のような香りをもち、華やかな味わいが特徴です。

 


精米歩合が50%以下のものを純米大吟醸と呼び、60%以下のものは吟醸酒と呼びます。


主に冷やして楽しみます。

 

純米大吟醸などは、冷凍庫でキンキンに冷やしていただくと更に美味しく味わえるでしょう。



 

純米酒とは別名純米醸造酒とも呼ぶ、精米歩合による呼び名の規定がないもので、吟醸酒よりも濃厚な味のタイプが多いのが特徴です。

 


お湯で温めて熱燗、ぬる燗にして楽しむことが多いです。

 



醸造酒というのは、醸造用のアルコールを使って、味や香りを立てたり、酒に丸みを持たせたもの。

 


吟醸酒に比べ、すっきりとした味わいをもちます。



 

生酒とはその名の通り、加熱処理をしない日本酒のことです。


 

普通日本酒は、製造過程で60℃前後に加熱する「火入れ」という作業を行い、低温殺菌して腐敗や劣化を防ぎます。


 

火入れを行わない生酒はフレッシュで爽やかな飲み口が特徴で、日本酒を初めて飲む人にもおすすめです。


 

製造技術、充填技術などを追求し続ける小西酒造

 

白雪にも色々な種類があり、米、水、麹、酵母のすべてにおいてこだわり抜いた品質を追求した白雪は、その造りのこだわりを認められ、1893年にシカゴの世界万国博覧会で金牌を受賞しました。

 


現代でも親しみやすい日本酒として進化を続ける白雪の種類のうち、いくつかを紹介しましょう。

白雪 大吟醸 生酒 日本酒

(画像:小西酒造株式会社公式HP)

 



氷温0℃以下で熟成された、ワインに勝る香りや味、ボディ感や切れ味をもつ生酒「白雪大吟醸生酒氷温熟成瓶詰(アルコール度数18度/14度の2タイプ)」はぐい飲みで味わうのも良いですが、是非ともワイングラスで飲んでみてください。

 

より一層、こだわり抜かれた風味や味を楽しめるはずです。



 

江戸元禄の酒 日本酒 白雪

(画像:小西酒造株式会社公式HP)


日本最古の銘柄ならではの酒と言えるのは「超特選白雪江戸元禄の酒(復刻酒)原酒」

 


小西家の秘伝書「酒永代覚帖」を元に1702年の日本酒の製造方法を再現した復刻酒で、使用する米はあまり研磨せず、仕込みに使われる水は現在使用される半分の量という珍しさ。

 


ブランデーやウィスキーのような、美しい琥珀色のお酒で、特に欧州で人気があります。

 



更に驚きなのは復刻されたきっかけが1970年に開催された大阪万博ということ。


 

大阪万博の時に埋められたタイムカプセルを掘り起こした時、中に収納した麹菌がなんと生きており、それを培養して作ったお酒がこの復刻酒というわけです。

 



日本最古の銘柄として生まれた白雪が、時空を超えて現代に生きる。

 

長い年月をかけて樹木の樹脂が固まり化石になって美しい琥珀色の輝きを放つように、この白雪という日本酒も現代に輝きを放つのでしょう。

 

使う酒器にもこだわって1ランク上の楽しみ方

 

先程生酒をご紹介した際に触れましたが、日本酒はそれぞれ、飲む際に適した器があります。

 


形、器の厚みによって、同じ酒でもまったく違うもののように感じられるのが日本酒の面白いところ。

 

更に、温度の変化によって風味も変わってきます。


 

器の口が小さければすっきりと感じ、広ければ濃厚に感じるので、華やかな香りを楽しみたい時は口が広いものを、すっと楽しみたいときは口が小さいものを、と同じ酒でもいろんな楽しみ方ができます。

 


できれば材質にもこだわってみてください。

 

厚みのある陶器の器は口当たりがまろやかに感じますし、ガラスや金属で薄い器は、ダイレクトに酒の味を伝えてくれるでしょう。


 

最近は100円均一にも色々なものが売られているので、いくつか違う種類の酒器をそろえて試してみるのも良いと思います。


 

もう少しこだわってみたいと思えたら、百貨店などに足を運んでみてください。


 

この酒はこれ、こっちはこの器、と自分のお気に入りが見つかるはずです。

 

進化し続ける日本酒「白雪」

白雪 日本酒

(画像:小西酒造株式会社公式HP)

 

白雪の魅力について、日本酒の起源や種類に触れながら紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。


 

色々な種類で展開され、愛されている白雪の背景には江戸時代から続く壮大なストーリーがありました。


 

日本最古の銘柄として脈々と受け継がれてきた製法を活かしながら成長と進化を繰り返してきた白雪は、日本人だけでなく外国人にも認められ、世間に広く名を轟かせています。

 


スポーツ観戦やレジャーのお供に、帰省時の電車の中で、夕食のお供に、ゆったりとした晩酌に、どんなシーンにも合わせることができるのが、白雪という日本酒です。

 

どの器で、何と共に楽しむかはあなた次第。ぜひ一度、手に取ってみてください。

 

いかがでしたでしょうか。今回は、「白雪の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」について書きました。ぜひ白雪を飲みながら、もう一度読んでみて下さいね。

 

次回は「酔鯨(すいげい)」です!

白雪を飲んだらtheDANNにレビュー|theDANN media

 

 

おすすめ記事