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父の日におすすめの日本酒5選

父の日におすすめの日本酒5選|theDANN media

 

こんにちは、theDANN編集長のダンです。

 

「父の日に日本酒を贈りたいけれど、どうやって選べばいいかわからないーー」

 

そんな風に感じたことはないでしょうか。お店には色々な銘柄の日本酒が置かれています。その中から最適の一本を選ぶのはとても難しいですよね。

 

ここでは日本酒の分類方法やプレゼントする際の相場、選び方などを紹介したいと思います。最後におススメの銘柄も挙げますので、どうぞご覧ください。

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

 

 

 

お米の旨味と甘みを感じやすい「純米酒系」 

お米の旨味と甘みを感じやすい「純米酒系」 |theDANN media

日本酒は使用されている原材料やお米の精米歩合で分類することができます。日本酒に詳しくなくても、何となく「大吟醸」や「本醸造」といった単語を聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。まさにそれが今から説明する方法で分類された日本酒の名称なのです。それでは具体的にどのような造り方をすればどのような名称で呼ばれるのか、代表的なものを挙げていきます。

 

純米酒は晩酌好きのお父さんへ

 

まず「純米酒」ですが、これは主原料にお米と米麹を使用して製造された日本酒です。そして純米酒はお米の精製歩合と使用方法によって名称が多少変化します。

 

精米歩合が60%以下のものを「純米吟醸酒」、50%以下まで高めると「純米大吟醸酒」と呼ばれるものになります。

 

精米歩合とは玄米の表層部を削り、残ったお米の割合を示す数値のことですが、今回は、へえそうなんだという程度で構いません。

 

精米歩合が低い「純米大吟醸」の方が値段が高く、高級な商品が多いですので、予算に合わせて購入するのが良いでしょう。

 

もちろん削りの少ない純米酒が値段的にはリーズナブルです。よく飲まれる方は、純米酒を複数購入して送ってあげるのもいいかもしれませんね。

 

ちなみに「純米」と名の付くものでは「特別純米酒」と呼ばれるものもあるのですが、これは精米歩合が60%以下、あるいは特別な方法で製造したものを指します。

 

蔵ごとに違う商品を出しているので、醸造までストーリーが面白い場合は、プレゼントにも向いてるかもしれませんね。

 

ここで挙げた純米系の4種はお米と麹が持つ旨味や甘みを感じやすいのが特徴で、肉じゃがや鶏の照り焼きなど味付けがしっかりした料理によく合います。父親が毎晩料理に舌鼓を打ちながら杯を傾けているようなら、きっと喜ばれるのではないでしょうか。

 

喉越しがスッキリまろやかな「醸造酒系」

 

普段から飲酒する機会が少ないお父さんには本醸造がおすすめ

 

続いて紹介するのが「本醸造酒」です。こちらも原材料に米と米麹を使用しているのは純米酒と同じですが、さらに醸造アルコールが加えられているのが特徴です。醸造アルコールというのは簡単に言うと甲類焼酎のようなもので、これを使用することで香りがよくなったり、口当たりがスッキリします。

 

ちなみに「甲類があるなら乙類もあるの?」と疑問を抱かれた方もいるかもしれませんが、結論だけ述べると乙類もあります。乙類は本格焼酎とも呼ばれ、沖縄県の泡盛などがそうです。ただここでは関係がないので割愛しますね。話を戻しますと、「本醸造酒」と呼ばれるためには醸造アルコールを添加することに加え、精米歩合が70%以下でなければなりません。

 

精米歩合が60%以下、かつ「吟醸造り」を用いると「吟醸酒」。精米歩合50%以下で「大吟醸酒」、精米歩合60%以下、あるいは特別な方法で製造したものを「特別本醸造酒」と呼ぶことも純米酒と共通しています。

 

ここも細かい分類がありますが、値段で判断してしまうのがいいと思います。精米歩合の低いものは、値段が少し高くなる傾向があります。たくさんお米を削っているので、高くなっているというイメージです。

 

前述したとおり醸造系には醸造アルコールが加えられています。その効果で香りが華やかで、喉越しもスッキリしたものになっているのが特徴です。父親が普段からお酒を嗜む習慣がない方なら、醸造酒系の方が呑みやすいかもしれません。

 

日本酒の分類方法は一つではない

 

このように日本酒は原材料とお米の精米歩合で分類できるのですが、味や香りで分類することもできます。

 

ビールやワインにも甘口・辛口・淡麗・芳醇といった表現があるように、日本酒にも同じような分類が最近できました。

 

普段どのようなお酒が好きだったら、その日本酒を飲むのか考える手助けになるので、ここではわかりやすく書いていきたいと思います。店員さんと話す時にこの四つを使ってみたり、他の好きなお酒を伝えると、より好みの日本酒が購入できると思います。

 

日本酒を味や香りを元に分類すると「薫酒(くんしゅ)」「爽酒(そうしゅ)」「醇酒(じゅんしゅ)」「熟酒(じゅくしゅ)」の4種類に大別できます。

 

白ワイン好きは薫酒がおすすめ

 

まず薫酒に当てはまるのは、甘みがあるフルーツに似た香りと軽やかな味わいのもので、大吟醸など名称に「吟醸」とつくものに多く見られます。

 

辛口の日本酒好きには爽酒がおすすめ

 

次に爽酒ですが、これは軽快な香味と爽快感のある飲み味を特徴としていて、普通酒や本醸造酒などがこれに該当します。

 

日本酒ファンの方には醇酒がおすすめ

 

そして爽酒と対極の傾向を持ち味としているのが醇酒になります。その特徴はお米の甘みや旨味、コクにあります。主に純米系のものが当てはまると言えます。

 

紹興酒好きの方におすすめ

 

最後に熟酒ですが、こちらは長期熟成による深いコクと味わいが楽しめる、4つのタイプの中では最も個性的な日本酒と言えるでしょう。古酒や熟成酒がそうです。

 

プレゼントにする予算ってどのくらい?

 

ここまで日本酒の分類方法と大まかな味の特徴を紹介しましたが、日本酒がどういうものか何となくイメージできたでしょうか。あとはプレゼントを購入するだけですが、選び方にもコツがあります。

 

まず予算はどの程度を考えているでしょうか。店舗にはたくさんの日本酒が並べられています。ある程度ラインを定めておかないと実際に店舗へ足を運んだ際、散々目移りした挙句考えることが面倒になって適当にプレゼントを選んでしまいかねません。

 

そうならないためにも、予算はきっちり決めておきましょう。プレゼントの相場は大体1500円~3000円とされていますが、予算を5000円程度まで引き上げると高級なものも購入できるはずです。最近は、ネットでも購入できる日本酒が増えてきたので、遠方に住んでいる方などご実家に住んでない方は、ネットがおすすめです。

 

最後になりますが、参考になるように「父の日におすすめ銘柄5選」と題して日本酒を紹介したいと思います。

 

父の日におすすめ銘柄5選

 

八海山 純米吟醸

まず「八海山純米吟醸」ですが、こちらは木箱の蓋部分に感謝のメッセージが入ったものも販売されているので父の日に最適です。

 

梵 純米大吟醸

次に紹介する「梵 純米大吟醸」は海外でも人気があり、洋食との相性もいいので一緒に食事を楽しむのもいいかもしれません。

 

南部美人 純米大吟醸

高級なものを考えているなら「南部美人純米大吟醸」はどうでしょう。飛行機のファーストクラスでも提供されているので、高級感は抜群です。

 

醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦

予算にあまり余裕がないなら、比較的手頃な価格から展開されている「醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦」をおススメします。ボトルもインパクトがあってプレゼントにぴったりですよね。

 

白菊 大吟醸オヤジナカセ

そして最後に挙げたいのが「大吟醸オヤジナカセ」。ラベルに描かれた杯を酌み交わす親子のイラストが父の日にぴったりです。

 

プレゼントに一番大事なもの

 

ここまで日本酒について色々と解説してきました。しかし何を贈るかももちろん大事ですが、贈り物をする際に一番重視したいのはプレゼントする側の気持ちだ、ということは言うまでもありませんね。

 

「自分のことを考えて、一生懸命選んでくれたんだな」。プレゼントを受け取った父親にそう思ってもらえるよう、悔いのないプレゼント選びをして父の日を迎えましょう。

 

 

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