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李白の日本酒を徹底解説!歴史や味の特徴、おすすめの商品もご紹介

李白の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

 

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、読んでみてください。

 

第一弾は、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.85は「李白(りはく)」です!

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

 

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はじめに

 

今や日本だけではなく海外でも日本酒の人気が高まっていますが、海外で特に人気が高い李白という日本酒をご存知でしょうか。

 

島根県松江市で営業している李白酒造が作っている日本酒ですが、李白酒造のお酒は3分の1が海外向けに出荷されているのです。ここではそんな李白や製造元の李白酒造などについて詳しく紹介していきます。

 

李白とは

 

李白を製造している李白酒造は、明治15年に島根県松江市で創業された酒造会社です。

 

松江という土地は水や緑に溢れた酒造りに適した豊かな土地であるだけではなく、出雲神話に出てくるように酒造りの伝統が残る土地でもあります。

 

李白は酒造りを中心に、みりんなどの製造も行っているので地方の食文化を継承することにも力を入れています。

 

李白のお酒は芳醇でまろやかなので女性にも人気が高く、香港、アメリカ、シンガポールなど海外でも愛されています。

 

商品名でもあり会社名でもある李白の由来ですが、李白というのは中国の盛唐時代に活躍した詩人です。

 

中国には数多くの有名な詩人がいますが、李白は詩仙とも呼ばれた存在です。

 

李白は非常にお酒が好きだったことで知られていてお酒に関する詩も多数作っています。

 

唐の8人の酒豪のことを飲中八仙と呼びますが、これを名付けたのが飲中八仙歌を作った詩人の杜甫(とほ)です。

 

杜甫は、李白のことを一斗の酒を飲めば百篇の詩が吐き出されると評したほどです。

 

中国の詩人と何の関係があるのかと思う人もいるかも知れませんが、李白の由来には2度内閣総理大臣を務めた若槻礼次郎氏が関係しています。

 

松江市出身の若槻礼次郎氏も李白同様大のお酒好きだったのですが、特に地元松江市の日本酒を好んでいたのです。

 

そして、若槻礼次郎氏が酒仙李白に因んで命名されたのが李白なのです。若槻礼次郎氏は命名した李白を非常に愛し、ロンドンの軍縮会議に首席全権として参加した際は朝夕飲んでいたという逸話も残っています。

 

今販売されている李白のラベルに書かれている文字も、若槻礼次郎氏が揮毫したものから作られているように若槻礼次郎氏と李白は非常に深い関係があるのです。

 

李白のこだわり

 

李白の経営理念が「酒文化を普及し正しく後世に継承する」というものです。

 

この経営理念に則り、李白で使用している全ての商品において地元の五百万石・神の舞を中心に酒造好適米を使用しています。

 

ただ単に酒造好適米を使用しているだけではなく、生産者、流通経路をしっかりと把握出来る安全な国産の玄米のみを仕入れ、そのほとんどを自社精米しているのです。

 

他の精米所で精米する場合においても、管理状況の把握できる精米所のみと厳格に管理されており、破砕米の使用なども一切していません。

 

一部の商品で使われている醸造アルコールに関しても、サトウキビやタピオカといった穀物を原料にしたものに限り、米は一切使用していないものにこだわっています。

 

仕込み水も計4ヶ所から汲んだ名水のみを使用しています。 李白のこだわりとしてもう一つ挙げられるのが、頑固になるのではなく柔軟であるということです。

 

伝統を守ることを変わらないこととして頑固に変化を拒むのではなく、変えてはいけない部分はしっかりと守りつつ時代のニーズに合わせて進化させているのです。

 

日本食はヘルシーだということで海外でも人気が高まっています。

 

日本も食の多様化が進んでいますし、ニーズ自体が多様化しているのでそのニーズに合わせて進化をさせていくということです。こういったこだわりが、海外への出荷数が総製造量の3分の1にまでなった要因とも言えるでしょう。

 

李白で作った料理で李白を

 

李白では日本酒だけでなく本みりんの製造なども行われています。李白のみりんは一般的なみりんよりも麹を多く使用しているのが特徴です。

 

これによって、原材料の米の旨味やコクが引き出されて味わい深いみりんになります。煮物などの料理に使えばコクのある一品に仕上がりますし、本みりんなのでアイスクリームにかけたり、ロックでそのまま飲むといった活用方法も人気です。

 

李白ではホームページ上とレシピサイトで「李白の蔵元レシピ」というものを公開しています。

 

この李白の蔵元レシピでは、李白のみりんを使用した料理のレシピが多数掲載されています。みりんのジュレやみりんを使ったラムレーズン(みりんレーズン)などのような簡単に日常使い出来るものから、炒め物や煮物、スイーツまで幅広いメニューです。

 

李白のみりんを使った料理を酒の肴にして、李白の日本酒を飲む際にも最適です。硬派ではないかもしれませんが、食文化を継承するという李白の理念に沿った試みではないでしょうか。

 

李白で食卓を充実

 

島根県松江を代表する日本酒の「李白」は、原材料の米から安心安全かつ高品質なものを厳選して作られた芳醇なお酒です。

 

食事と一緒に飲むことを想定されて作られているため飲みやすく女性や外国の方からも人気が高いです。李白は原材料や製法にこだわったみりんも人気で、李白のみりんで料理を作り李白を飲むというのも乙ではないでしょうか。

 

次回は、No.86「ひめぜん」です!ひめぜんが誕生から30年以上経っても愛され続けているのは、女性向けの低アルコール・甘口の日本酒というひめぜんのこだわりが深く関係しているのでしょう。

記事はこちら>>ひめぜんの日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media

 

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