theDANN media

theDANNは、「語らい、愉しい」をテーマに、お酒のメディア運営しています。吟醸、クラフトビール、ビオワインなどこだわりのあるお酒を中心に誰もがカンタンに楽しめる情報を発信しています。

menu

船中八策の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

船中八策の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

 

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、読んでみてください。

 

第一弾は、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.102は「船中八策(せんちゅうはっさく)」です!

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

 

 

はじめに

 

端麗辛口のものが多い事で知られる高知県の地酒。その中でも「最も高知らしい辛口」としてよく挙げられる銘柄が「船中八策」です。

 

その際立った超辛口の味わいは多くの日本酒ファンに受け入れられ、今や船中八策は高知県だけでなく、全国でも販売される人気銘柄となっています。ここではそんな船中八策の歴史やこだわり、味わいなどについて徹底解説します。

 

「船中八策」の誕生と歴史

 

「船中八策」は、高知県高岡郡に本社を置く「司牡丹酒造株式会社」によって造られている日本酒です。

 

司牡丹酒造は慶長8年(1603年)に創業した伝統ある酒蔵で、醸造された日本酒は土佐の名酒として長い間、地元の人々はもちろん、坂本龍馬、吉田茂元首相など、多くの著名人にも愛飲されてきました。

 

司牡丹酒造が船中八策を発売したのは昭和63年(1988年)、日本全国が地酒・辛口酒ブームに沸いていた頃です。

 

元来甘口のものが多かった日本酒の中で土佐(高知県)の酒は、全国的にも少ない辛口の酒としてその名を馳せていました。

 

しかし地酒・辛口酒ブームが広がるにつれ全国的に辛口の銘柄が増加。それによって辛口を売りとしていた土佐の酒は、その個性を埋没させつつあったのです。

 

その流れに一石を投じたのが船中八策の発売でした。司牡丹酒造は、埋没しつつあった土佐の地酒の特徴「辛口」をより際立たせた、「超辛口」の日本酒を造り、土佐の地酒を再び表舞台に立たせようとしたのです。

 

船中八策の語源は、幕末志士、坂本龍馬が新国家の在り方について記した草案「船中八策」にちなみます。

 

司牡丹酒造は新世代の土佐の地酒に、郷土の偉人が起こした、熱い志しの名を冠して世に送り出しました。

 

見た目に選んだのは緑の瓶と、黒地に赤のシンプルかつド派手なラベル。当時の日本酒としては異端ともいえる船中八策のパッケージデザインは、発売当初、あまり歓迎されるものではありませんでした。

 

しかし料理と合わせて飲む事で真価を発揮する、そのキレのある味わいは、口にした酒通を次々と魅了。リピーターが増えるにつれそのド派手なパッケージは、逆に話題として人々の間に広まっていきました。

 

いつしか、その特徴的な見た目と味わいの日本酒は、土佐を代表する名酒として世に名を轟かせる事となったのです。 現在、船中八策は定番の日本酒のひとつとして、地元である高知はもちろん日本全国・世界各国で、多くの酒好きを唸らせています。

 

名水「仁淀川」の水と厳選した米を使用

 

船中八策のこだわりとして挙げられるのが、使用される「水」です。船中八策の原料として使用される湧水の源流「仁淀川」は、古くは「神河(みわがわ、三輪川)」とも呼ばれ、大神に捧げる酒をこの水で作ったという説話がある名水です。

 

現代においてもしばしば「日本一の清流」と呼び称されており、この仁淀川の良質な軟水は、船中八策の味を支える大黒柱として欠かせません。

 

日本酒として、もう一つ外せない要素が原料の「お米」です。船中八策の醸造に使用されるお米は、酒造専用米として知られる良質な「山田錦」や「アケボノ」などをブレンドしたもの。

 

全国の酒造専用米から厳選し仕入れられたそれらを、仁淀川の名水と、自社培養の熊本酵母によって醸造していき、土佐らしい、切れ味抜群の超辛口日本酒へ仕上げていきます。

 

超辛口の味わいは食事との相性抜群

 

超辛口酒として定番の船中八策ですが、その飲み口は意外にも「上品」かつ「なめらか」。

 

口へと含んだ瞬間に感じられる甘い香りと癖のない口当たり、後口にはカッとした辛さと潔いほどさわやかなキレが感じられます。

 

その特徴的な飲み口には熱狂的なファンも多く「日本酒といえばこれ」と断言する人も少なくありません。 船中八策が特に本領発揮するのが「食事中」です。

 

ほのかな甘い香りと優しい口当たりは、どんな料理の味わいも邪魔する事なく、また喉を通り過ぎる時のカッとした辛さ、清々しいキレは食欲を増進させ、スイスイと料理への箸を進まさせていきます。

 

特に和食、とりわけ「カツオのたたき」など新鮮魚介料理との親和性は抜群。

 

もちろん焼肉や唐揚げといった脂っこい食べ物や、洋食などとの相性も良いため、食事を楽しむ際の「縁の下の力持ち」として、広く楽しめます。

 

またあつ燗に向いているのも、船中八策の特徴といえるでしょう。キリっと引き締まった超辛口の味わい、しつこくない爽やかな香り立ちは、「あつ燗は強くて苦手」という人にとっても、非常に飲みやすいです。

 

冷やして良し、常温で良し、熱燗で良し。季節に合わせた、または料理に合わせた自由自在な飲み方が楽しめるのが、船中八策の最大の魅力といえるでしょう。

 

船中八策は超辛口酒のパイオニア的存在

 

高知県の地酒である「船中八策」は超辛口酒のパイオニアとして高い人気を誇っており、高知県だけでなく、日本全国の酒店で見かける事も珍しくはありません。

 

その特徴的な飲み口、スイスイ食事が進んでいくような軽快な味わいには根強いファンも多数。もし今まで飲んだ事がないようなら、一度試してみるのも良いかもしれません。

 

おすすめ記事