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鏡山の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

鏡山の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

 

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、読んでみてください。

 

第一弾は、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.96は「鏡山(かがみやま)」です!

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

 

 

はじめに

 

埼玉県川越市で生産されており、日本酒の中でも歴史が浅く、蔵元の創業当時は川越に蔵元が久々に出来たということで話題にもなった鏡山。

 

一度製造が終了したものの、地元の若者たちの手によって復活したという背景があることから、若者の日本酒離れを解決する鍵としても期待されています。

 

ここではそんな日本酒、鏡山を紹介します。

 

一度製造終了した日本酒

 

鏡山は1875年に製造が開始された100年以上の歴史を持つ日本酒です。しかし、現代においてはどの酒造でも後継者がいないことが問題となっています。

 

鏡山も同様であり、後継者不足に悩まされた結果、2000年に一度生産を終了してしまいました。

 

そこから鏡山が廃業からの復活を遂げたのが7年後の2007年のことです。

 

地元の若者が小江戸鏡山酒造(株)を立ち上げ、一度製造が終了した鏡山の製造を再開しました。

 

後継者不足で自主蔵が減っている現代において、新たに酒造を立ち上げるということはかなり珍しいことであり、全国ニュースにも取り上げられました。

 

こだわりを持って製造される鏡山

 

人手不足が問題となっている現代では、足りない人員を補うために一部の工程を機械を使って自動化している酒造が増えてきていますが、やはり手作業と機械では違いが出てしまいます。

 

鏡山を製造している小江戸鏡山酒造(株)は日本一小さな酒造と言われており、通常なら機械化を推進するところでしょう。

 

しかし、少人数でありながら小江戸鏡山酒造(株)は生産量を絞ることで鏡山のできるだけ機械を使わないように日本酒造りを行っています。

 

また、鏡山は5つの約束のもとに製造されています。

 

5つの約束とは、「品質は第一の少量仕込に限る」「麹は丁寧に箱麹・蓋麹に限る」「醪(もろみ)は袋による上槽に限る」「火入れの際は『瓶火入れ』に限る」「純米酒以上の特定名称酒に限る」のことであり、この約束の元に製造された日本酒は、繊細な風味に仕上がっています。

 

一般的な日本酒の製造シーズンは10~3月の間ですが、この期間は蔵人が泊まり込みで日本酒の管理を行うほどです。

 

このように「できるだけ手作業で美味しいお酒をつくる」ということが他の日本酒とは違う鏡山のこだわりと言えるでしょう。

 

鏡山の特徴は?

 

鏡山には大吟醸・吟醸・純米酒など様々な種類があります。そこで、鏡山の中でも代表的な種類を紹介します。

 

鏡山斗瓶取り雫酒大吟醸

 

鏡山の中でもかなり入手困難なのが「鏡山斗瓶取り雫酒大吟醸」です。

 

化粧箱に入っていることから贈答品としても人気が高く、ただでさえ生産数が少ない鏡山の中でも特に生産数が少ないことから売られているのを見つけたらすぐに手に入れたい1本と言えるでしょう。

 

醪(もろみ)を1枚ずつ吊るして落ちてきた雫を集めて瓶に詰めたかなり時間をかけて製造されたものであり、平成30酒造年度全国新酒鑑評会にて金賞を受賞しています。

 

鏡山純米大吟醸

 

もう1つ、鏡山の大吟醸として流通しているのが「鏡山純米大吟醸」です。こちらは酒米に山田錦を使用していることから、王道な日本酒の風味に仕上がっています。

 

甘味・旨味が強く、日本酒が苦手な方でも飲みやすいと言われています。

 

鏡山大吟醸さけ武蔵

 

また、鏡山の中でも地元産にこだわり抜いたのが「鏡山大吟醸さけ武蔵」です。さけ武蔵とは埼玉で作られている酒米であり、フルーティーな香りを持った甘味の強い仕上がりになりやすいと言われています。

 

鏡山も同様であり、通常の大吟醸よりも甘味が強いので食後酒におすすめです。

 

鏡山ワイン酵母仕込み純米酒

 

少し変わった鏡山として、「鏡山ワイン酵母仕込み純米酒」が挙げられます。鏡山のワイン酵母に使用されているのはアイスワイン向きのW15という酵母であり、日本酒とはかけ離れた甘味が強い華やかな日本酒に仕上がっています。

 

日本酒用の瓶ではなく、ワインボトルに詰められているので、日本酒好きな人だけでなく、少し変わった日本酒をプレゼントしたいという人からも人気です。

 

また、酒米には地元川越産のお米「彩のみのり」を使用しており、それに加えてボトルには川越のシンボルである時の鐘を印刷するなど、地元産へのこだわりもうかがえます。

 

鏡山こだわりの日本酒スイーツ

 

また、鏡山は日本酒だけでなく、日本酒を製造する工程でできた酒かすなどを使ったスイーツも販売しています。その中でも定番なのが酒粕カステラです。

 

酒粕を使用しているのでほんのり鏡山の香りを楽しむことができるスイーツに仕上がっており、お酒が苦手な方も楽しめます。

 

それ以外にも酒粕クリームチーズや地酒ゼリー、酒ケーキなど様々なスイーツが販売されています。

 

鏡山はもちろん、他のお酒との相性も良いので、鏡山が好きなら鏡山を使ったスイーツも食べてみると良いでしょう。

 

若者が手作業でつくる日本酒「鏡山」

 

鏡山は地元川越の若者の手によって奇跡の復活を遂げた日本酒です。手作業にこだわって製造されるので、日本酒の持つ複雑で繊細な風味が存分に楽しめます。

 

また、鏡山はスイーツやワイン酵母仕込みなど若い人ならではの独創的な発想で様々な商品展開を行っています。今までの日本酒に無かった取り組みを積極的に行っており、今後の動向が楽しみな日本酒と言えるでしょう。

 

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