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加茂錦の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

加茂錦の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

これまでの記事やこれからの記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてありますので、ぜひ読んでみて下さいね。 

 

No.45は「加茂錦(かもにしき)」です!

はじめに

 

お酒造りに適している地域としても知られている新潟県。

 

美しい自然と綺麗な水の融合によって出来た日本酒は多くのファンを魅了しています。

 

そんな新潟県を代表する酒造所の一つに加茂錦酒造があります。

 

新潟県の伝統的な酒造りを大切にしつつ、時代に合わせて進化させた日本酒を数多く発表しています。

 

若き造り手たちが集結して、様々な角度から酒造りに挑んでいるのも特徴です。

 

海外から色々な食文化が日本国内に入って来たことで、日本人の食生活は多様化しています。

 

そんな多様化した食文化にもフィットする日本酒造りを目指しているのです。

 

ここでは、あくなき探究心を大切にしている加茂錦酒造所について解説します。

 

 

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加茂錦酒造所とは

 

加茂錦酒造所は新潟県の中央に位置する加茂市仲町にある酒造所です。

 

約120年以上の歴史があり、地元でも親しまれている日本酒を販売しています。

 

新潟の小さな酒蔵で、大吟醸酒や吟醸酒、純米酒や本醸造酒を造っています。

 

杜氏を務めるのは田中修一氏で、20代のときから酒造りをスタートしている人物で、モットーは「努力、分析、研究、行動」で、新潟県の酒造りを引っ張っています。

 

そんな田中氏の指揮のもと、アルコールを出来るだけ感じさせない飲みやすい日本酒造りを目標にしています。

 

同じ製品でも多種の酒米を使い、麹や水などの配合を変えて、進化することが出来たらバージョンアップして販売しています。

 

酒蔵があるエリアには名峰栗ヶ岳を源とする加茂川が流れていて、その湧き水を仕込み水として使っているのも特徴です。

 

加茂市は東西に広がる土地の大半は山林になっていて、山々から流れる豊かな水源が酒造りに適していると言われています。

 

そんな地域から生まれた日本酒は、日本酒好きなら一度は飲んでみたいお酒としても知られています。

 

主に原料米として使われているのは山田錦や五百万石、雄町や秋田酒こまちなどです。

 

また、酒の種となる麹は国産米を使い、蒸したお米は二人一組になって息を合わせて振ります。振り終わると麹菌が落ち着くまでじっと待機します。

 

加茂錦酒造所の歴史

 

創業したのは明治26年で、小規模な酒蔵ながら昭和中期には新潟県でも有名な酒造所にまで成長します。

 

しかし、辛口で淡麗な日本酒が日本全国でブームだった昭和後半は、低迷期に突入しました。

 

その後、2000年代に製造部門を加茂市の隣である秋葉区に移し、新たなスタートを切ります。

 

酒瓶に貼るラベルをデザイナーに依頼し、モダンなデザインにするなど人々が手に取りやすいように工夫したのです。

 

そして、四代目の杜氏となった田中氏が「荷札酒」シリーズに取り組み始めると人気が再燃します。

 

代表作である荷札酒シリーズ

 

加茂錦 日本酒 新潟 荷札酒

(画像:加茂錦酒造株式会社公式HP)

 

加茂錦酒蔵の代表作に、田中氏が手掛けた「荷札酒」があります。

 

多種の酒米から日本酒を造り出すシリーズで、何度も挑戦と失敗を繰り返し、試行錯誤して誕生したお酒です。

 

パッケージにはお酒を仕込んだタンクの番号や使用米、精米率や酵母ナンバーなどの基本情報が入っているのも荷札酒ならではです。

 

加茂錦の荷札酒のレギュラーとして位置づけられているのが、「生詰原酒」です。フレッシュでフルーティーな味わいが特徴で、バランスが良い純米大吟醸になります。

 

新潟県を代表するお酒である五百万石を使っていて、きっちりとしたお米の味の中にチャーミングさをプラスしています。

 

発酵ガスの蒸散の状態や温度によって味わいの変化を楽しめるのも魅力です。

 

サプライズを仕掛けてくれる酒造所

 

新潟県の伝統と時代の流れに合わせた新しい考え方や手法を上手に掛け合わせ、色々な日本酒を誕生させている加茂錦酒造所。

 

どの製品も加茂錦らしい丸い甘さや程よいキレを感じさせます。

 

お米と麹、湧き水のバランス、仕込みのタンクなどどの組み合わせならより美味しく、より新しい日本酒が造れるのか実験的な要素も取り入れながら酒造りに取り組んでいる会社でもあります。

 

常に進化することを忘れず、次にどんな商品を販売して、消費者たちに対してどんなサプライズを仕掛けてくれるのか、ワクワクした気持ちを与えてくれるような酒造会社です。

 

いかがでしたでしょうか。今回は、「加茂錦の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」について書きました。ぜひ加茂錦を飲みながら、もう一度読んでみて下さいね。

 

次回は「射美」です!このお酒を造っている酒蔵には従業員が親子2人しかいなく、また酒米や水、製造工程に強いこだわりがあることから、生産量が非常に少ないです。

記事はこちら>>射美の日本酒を徹底解説!日本一小さな酒蔵で造られる幻の味の特徴 - theDANN media

 

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