こんにちは、theDANN編集長のダンです。
いきなりですが、皆さんは黒ビールってどうして黒いか知ってますか?
えーっとなんか黒いのを混ぜてる!?あれ知らないかも。。。
ちょっと惜しい!笑
知っているようで、知らないことって意外に多いですよね。
それでは色が黒い理由や歴史について勉強していきましょう!!
【今なら期間限定で、初回送料0円!】
気軽にワインと本格的なペアリングが楽しめるワイン通販「the new(ザ・ニュー)」
黒ビールが黒い理由
黒ビールが黒い理由は、しっかりと焙煎した麦を使っているからです。焙煎はローストとも呼ばれ、加熱した鉄板の上で炒(い)ることを言います。
イメージがなんとなくわきずらいのですが、パンケーキをずっと焼くと黒く焦げてし舞うことがありますよね。
あの焦げの部分とほぼ同じだと思っていただいて構いません。
焙煎することで麦芽の中のタンパク質が黒く酸化し、その麦芽を少し入れることで、黒ビール特有の苦味と深みが出るんですね。
ただし、焙煎してしまうと発酵に必要な糖が減ってしまうので、焙煎した麦芽は20%程度で、あとは通常の麦芽を入れて他のビールと同じように発酵させます。
ある意味冒頭の黒いのを混ぜてるは正解かも、、笑
黒ビールの誕生
ここから先は黒ビールの誕生秘話について勉強していきましょう。
簡単な内容にまとめたので、サクッと読めますよ!!
黒ビール「ポーター」が生まれた背景
冷蔵の技術が発達していなかった時代に、ビールはブレンドして傷まないようにするのが一般的でした。
そんなある日、ロンドンでパブを経営していたラルフ・ハーウッドがつくりだしたスリースレッドという黒ビールが瞬く間に人気になります。
スリースレッドの中身は、昔からあるブラウンエール、ペールエール、新しいブラウンエールの3つのビールを混ぜ合わせたものです。
このスタイルの黒ビールはイギリスで大人気になったのですが、お店でブレンドして提供していたため、労力がかかっていたんです。
そこで初めからブレンドした樽を「エンタイヤ」として販売したところ、手軽さが受け人気に火がつきました。
これが黒ビールの発祥と言われています。
また、イギリスでは18世紀ごろ後半から、産業革命が起きました。ポーターも産業革命のあおりを受け手作りのビールから脱却し、大量生産され”産業化したビール”とも言われています。
このバーから火がついて大人気になったエンタイヤは、後にポーター(荷物の運び屋)と呼ばれるようになりました。
ポーターと呼ばれるようになった理由は、ポーター(荷物の運び屋)がエンタイヤのビールを好んで飲んでいた説や、運び屋がパブに届ける合図が「ポーター(配達にきたよ)!」といっていたからという説があります。
名前のつけ方に、様々な説があるポーターですが、イギリスビールの技術革新があったことも合わせて覚えておくといいでしょう。
黒ビール「スタウト」が生まれた背景
一方で18世紀後半に、イギリスで人気だったポーターを改良したのが、スコットランド生まれのスタウトビールです。
日本のレストランで真っ黒なビールを見たことがある方はポーターではなく、スタウトビールなんです。今人気があるのは、どちらかというとスタウトなんですね。
販売当初は、ポーター・スタウトと呼ばれていましたが、段々とスタウトと呼ばれるようになりました。
スタウトは、麦芽化していない大麦を使っているのが、ポーターとの大きな違いです。
アルコール度数が高めで、焙煎された大麦の苦味がしっかりと味わえるシックなビールです。
おすすめの黒ビール(スタウト、ポーター )
さて黒ビールについて勉強してきましたが、実際どんな味か想像がつかないという方もいるかもしれません。
そこでおすすめの黒ビールを選びましたので、ぜひ挑戦してみてください!
ギネス・スタウト
スタウトビールの代表格です。どっしりとした味わいとクリーミーな喉ごしが特徴。
スーパーなどでも手にしやすく、レストランで見かける黒ビールもギネスが多いのではないでしょうか。
おすすめ度:★★★★☆
ライオン・スタウト
スリランカのビールです。ラベルのライオンはスリランカ人のアイデンティティだそう。日本でいうキジでしょうか。
モンドセレクションで金賞を受賞するなど国際的に評価の高いビールです。
おすすめ度:★★★★☆
ベアレン・チョコレート・スタウト
岩手県盛岡市にあるベアレン醸造所が作るドイツスタイルの黒ビールです。
苦味が少なく黒ビール初心者でも飲みやすい一本です。
おすすめ度:★★★★★
東京ブラック
よなよなエールが作る黒ビールです。コンビニなどでも手に入りやすい商品で、味も本格派の一本です。
おすすめ度:★★★★☆
スワンレイク・ポーター
ワールドビールカップの2000年と2006年に金賞を受賞した国産ビールです。
クリーミーな味わいの世界が認めたポータービールです。
おすすめ度:★★★☆☆
まとめ
今回は黒ビールについて勉強してきましたが、いかがでしたでしょうか。
なかなか知らないことも多かったのでは???
最近はクラフトビールのお店も増えてきていますので、よかったらこの記事を参考にしながら、勉強してみてくださいね!
それでは素敵な1日を!!
theDANN mediaでは、世界中のワインと料理を掛け合わせた新しいワインのストーリー「the new(ザ・ニュー)」をご提供しております。
【今なら期間限定で、初回送料0円!】
気軽にワインと本格的なペアリングが楽しめるワイン通販「the new(ザ・ニュー)」
ソムリエ様が厳選した2000円から購入できる赤・白・泡のワインと、ワインにぴったりなお料理のレシピ(無料)をお楽しみいただけます。
ウェブサイトにて公開されているレシピはワインとのペアリングが楽しめるように考えられています。
ワインとのペアリングによって、素晴らしいマリアージュが堪能できます。
いつものディナーが、まるで旅行先でふと入ったレストランにいるような楽しいひとときになるでしょう。
パートナーの方やご友人とのホームパーティでも、本格的なワインペアリングのフルコースでおもてなしができます。
ぜひ、the newによる新しいワインのストーリーをお楽しみください。