theDANN media

theDANNは、「語らい、愉しい」をテーマに、お酒のメディア運営しています。吟醸、クラフトビール、ビオワインなどこだわりのあるお酒を中心に誰もがカンタンに楽しめる情報を発信しています。

menu

越乃寒梅の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

越乃寒梅の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media
「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

これまでの記事やこれからの記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてありますので、ぜひ読んでみて下さいね。 

 

No.30は「越乃寒梅」です!

 

はじめに

 

越乃寒梅は新潟を代表する日本酒の銘柄で、その知名度はトップクラスといえるでしょう。

 

豊かな水資源と品質にこだわった酒造りにより生み出されたこの銘柄は雑誌で紹介されたことがきっかけで評判になり、その後の地酒ブームの火付け役となりました。

 

水のようにするすると飲める喉越しと、上品な味わいが大きな魅力です。

 

一時はその人気の高さからプレミアム価格が付いたり、本物を手に入れるのが困難だったこともあり、日本酒ファンの間では幻の酒としても知られていました。

 

ここでは、そんな越乃寒梅の歴史やこだわりの酒造り、おすすめの飲み方などを紹介していきます。

 

 

 

 

越乃寒梅の歴史

越乃寒梅 日本酒

(画像:越乃寒梅公式HP)

 

越乃寒梅の蔵元である石本酒造は、1907年に新潟市の中央部分に位置する亀田郷と呼ばれる場所で創業されました。

 

亀田郷は冬になると沢山の雪が降り積もる厳しい環境ですが、その代わりに阿賀野川と信濃川が流れており豊富な水資源や低温環境など酒造りには欠かせないものが揃っていました。

 

江戸時代から梅の産地としても有名で、長い冬が過ぎ、春になると梅の木が一斉に美しい花を咲かせます。

 

越乃寒梅の名前はそんな冬の寒さに耐える梅の木をなぞらえてつけられました。

越乃寒梅が作られた当時の日本酒といえば甘口のものが主流でした。

 

しかし、石本酒造は売り上げよりもキレのある飲み口の良い酒を作り上げることにこだわり続けます。

 

そのため、経営的に苦しい時代もありましたが、1970年代におきた地酒ブームで脚光を浴びると、その出来の良さから人気銘柄になりました。

 

幻の酒と呼ばれるようになったのはこの頃で、とある酒雑誌の編集長がそう紹介したのがきっかけです。

一躍人気銘柄になった越乃寒梅ですが、石本酒造は大幅な増産体制は取りませんでした。

 

その理由はもちろん、こだわりの吟醸造りを徹底するためであり、そのおかげで品質が守られ、越乃寒梅は時がたっても名酒として残り続けているのです。

 

一時期は店頭でもプレミアム価格で売られるほどの品薄状態でしたが、平成16年に製造工程の多くを自動化したことにより流通量も増え価格も安定しました。

製造工程を自動化した越乃寒梅ですが、すべてを機械任せにしているわけではなく伝統的な部分は人の手で行われており、そこに一切の妥協はありません。

 

あるのは昔と変わらぬ旨い酒を造るという心意気だけです。

 

越乃寒梅のこだわり

 

越乃寒梅に使われている材料はすべてが厳選された最高品質のものです。

 

米は山田錦と五百万石などの銘柄を使っており、どちらも酒造りに最適な米ですが、越乃寒梅ではそれを磨き上げ米の芯の部分を使用しています。

 

この精米工程を踏むことで酒から雑味が抜け、輪郭のハッキリとした味に仕上げることが出来るのです。

 

ちなみに、どの程度の精米がおこなわれたかは精米歩合という言葉でラベルなどに表記されています。

 

精米歩合40パーセントと書かれていた場合は玄米から60パーセントの部分を取り除き、残った40パーセントを使用しているということです。

 

この精米歩合が60パーセント以下なら吟醸酒、50パーセント以下で大吟醸を名乗ることが出来ます。

 

これは厳格に定められており、越乃寒梅も例外ではありません。

越乃寒梅に使われている水は阿賀野川の伏流水です。

 

この水は冬の間、山などに降り積もった雪が時間をかけて地面に湧き出したもので、ミネラル分が豊富に含まれています。

 

酒造りには大量の水を使うため、その水質は味にかかわる大きなポイントです。

 

たとえば米や麹、 酵母といった材料が同じでも使う水が違うと、まったく別の味になってしまいます。

 

越乃寒梅のおすすめの飲み方

 

越乃寒梅は強い癖がないので万人向けの日本酒といえるでしょう。

 

香りも控えめなため和、洋、中、どんな料理にも合わせることが可能です。

 

そのまま飲んでも美味しいのですが、冷やしたり、温めたりしても違った味わいを感じることが出来ます。

 

ここでは、いくつかおすすめの飲み方を紹介していくので参考にしてみてください。

越乃寒梅の基本的な飲み方といえば冷です。

 

常温だと味と香りのバランスが取れているのでその酒本来の風味を感じることが出来ます。

 

キレのある飲み口を楽しみたいのなら常温よりも温度を低くしてあげると良いでしょう。

 

冷蔵庫で冷やしたり、氷を入れてロックで飲むのもおすすめです。

 

日本酒を始めて飲むという方はこちらを試してみてください。

ぬる燗は人肌程度の温度なら香りも飛ばず、より深い旨味を感じることが出来ます。

 

熱燗は感じる香りが抑えられますが、それはそれで味わい深いものなので寒い日などにおすすめです。

少し変わった飲み口を求めている方は炭酸割を試してみるのも良いでしょう。

 

すっきりとした味わいは暑い夏の日などにぴったりです。

 

お好みでレモンを加えるとさらに爽やかになります。

上級者向けの楽しみ方としてはカクテルがあります。

 

単体で飲むことの多い越乃寒梅ですが、実はカクテルベースとして使うことも可能です。

 

その理由としては、色が透明であることが挙げられます。

 

カクテルは複数の酒を混ぜるので色の相性を考えないと出来上がりの美しさが大きく変わってきます。

 

そのため透明な越乃寒梅は様々な種類の酒と合わせることが出来るのです。

 

また、味に関してもバランスがとれているためレシピの幅が広がります。

 

本格的な道具がなくても混ぜるだけで大丈夫なものなら自宅でも簡単に作ることが出来るので、ぜひ試してみてください。


アルコール度数が気になる方は生搾りのフルーツなどを使うと良いでしょう。

 

グレープフルーツやライムといった柑橘系を使うと飲みやすく仕上がるので、日本酒を普段飲まない方や初めて飲むという方にもおすすめです。

 

 

作り手のこだわりが生んだ日本酒 

日本酒 越乃寒梅 

(画像:越乃寒梅公式HP)

 

 

越乃寒梅は亀田郷という酒造りに適した土地と作り手のこだわりが生み出した日本酒です。

 

甘口の酒が流行っていた当時から淡麗辛口にこだわり続け、その伝統的な作り方や材料の厳選方法は製造工程が変わっても受け継がれています。

 

万人向けの飲みやすさを持っており、様々な飲み方で楽しむことが可能です。

 

単体で味わうのが基本ですが、他の酒の邪魔をしないのでカクテルベースとしても優れたポテンシャルを持っています。

 

生搾りのフルーツや炭酸水などを混ぜるとアルコール度数が気になる方や日本酒初心者の方でも飲みやすくなるのでおすすめです。

 

いかがでしたでしょうか。今回は「越乃寒梅の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」について書きました。ぜひ越乃寒梅を飲みながら、もう一度記事を読んでくださいね。 

 

次回は「浦霞」です!

 

越乃寒梅を飲んだらtheDANNにレビュー|theDANN media