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田酒とは?青森県の「幻の酒」日本酒の特徴やこだわりを徹底解説

田酒の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media
「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

これまでの記事やこれからの記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてありますので、ぜひ読んでみて下さいね。

 

No.39は「田酒(でんしゅ)」です!

はじめに

 

本州最北端、青森県の「幻の酒」と呼ばれるのが、西田酒造店の醸す田酒です。

 

シンプルで無骨なネーミングながらも一度飲んだら忘れられないその絶妙な味はファンの心をしっかりとつかみ、その人気の高さゆえ季節を問わず入手が困難な、まさに幻の酒です。

 

そんな田酒ですが、もちろん最初から幻の酒としてもてはやされていたわけではありません。

 

ここまで浸透し、人々に愛される酒になるには作り手たちの日本酒への並々ならぬ思いと苦節がありました。

 

改めてその道のりを振り返り、田酒の始まりを見つめ直していきましょう。

 

ここでは、田酒について詳しく紹介していきます。

 

 

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田酒の始まりとは

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(画像:西田酒造公式HP)

 

田酒の始まりを振り返る前に、まずは作り手である西田酒造店についておさらいしてみましょう。

 

西田酒造店は明治11年創業で、青森市の蔵元です。

 

青森市は現在でも漁港として多くの人で賑わっていますが、かつては津軽藩の港として重用され、多くのひとが行き来しておりました。

 

西田酒造店では創業以来喜久泉という日本酒を醸しており、当時からたいへん評判であったといいます。

 

そんな歴史ある西田酒造店ですが、戦争が終わり、高度経済成長期も終わりに差しかかった昭和45年、当時の会長は今後の日本酒の在り方について考えます。

 

それまでの代表銘柄喜久泉は醸造アルコールを最低限添加して醸しておりました。

 

喜久泉も人気があるとはいえ、やはり本来の日本酒とは醸造アルコールを添加しない、純粋な米だけで作るものではないか、という思いから、戦前の完全手作り完全純米の日本酒造りに着手しました。

 

着手してから商品化までは3年を要し、ようやく昭和49年に田酒という純米酒のみのブランドを立ち上げました。

 

ですが高度経済成長で肥えた日本人の舌は厳しく、そう簡単には売れてくれません。

 

日本酒業界では辛口から芳醇な香り高いものまで、多くの銘柄が出されている時代でした。

 

田酒がその人気に火をつけたのは作り始めて7年が経った昭和56年のことです。

 

雑誌に取り上げられ、コンテストでも日本一に選ばれました。

 

翌年も熱燗の部門で一位を獲得したことから、飲み方を問わず旨い酒として名が知られ、幻と呼ばれる道を歩いていくことになります。

 

田酒の進化と挑戦

 

全国区で知名度が高まった田酒ですが、ただ同じように同じものを作り続ける西田酒造店ではありませんでした。

 

もともと田酒という名前の由来は、日本酒の原料である米を産み出す田んぼの味をそのまま届けられるような酒を、というところから来ています。

 

近年では酒米についても改めて検討され、青森県産の「華想い」という酒米を使用した田酒も製造しています。

 

通常日本酒には日本酒の好適米として知られる山田錦が多く用いられますが、華想いはその山田錦にも匹敵するといわれ、香りが華やかでフルーティーながらも甘ったるさがありません。

 

田酒では麹米や掛米すべてに華想いを使用することで、まさに田の味のする酒を醸すことに成功しています。

 

一方で地元向けとしても、かつて青森県産初代酒造好適米であった「古城錦」の栽培を復活させ、文字通り完全青森県産の日本酒を製造しています。

 

また、田酒の進化と挑戦はまだ終わりません。

 

バリエーションとして山廃仕込みのものはもちろん、夏にはオンザロックで楽しめる原酒も販売し、氷を入れて飲むという従来の日本酒の常識にとらわれない形で新たな日本酒の在り方や現代社会にあった飲み方を提唱しています。

 

日本酒業界をけん引する存在

 

日本酒業界では近年、日本酒の普及に向けて新しい団体が結成されています。

 

そのひとつがfuture4。

 

これは青森県の4人の若手杜氏で結成され、相互の情報交換や日本酒の魅力を伝え新しいファンを獲得することを目標としています。

 

田酒の西田酒造店からも若手杜氏が参加し、日々日本酒の技術更新や普及につとめ、日本酒の未来を担っているといっても過言ではありません。

 

酒米や水など、まったく同じ条件でそれぞれの杜氏が醸した日本酒を限定酒として販売することがあり、飲み比べることで改めて日本酒の奥深さを感じることができます。

 

また、西田酒造店の現会長は、日本の国酒ともいえる日本酒文化の普及向上をめざし、全国の蔵元と販売店がタッグを組んだ任意団体「和醸和楽」の会長も務めています。

 

和醸和楽は日本酒の伝承、育成、発信を主目的としていますが、メンバーの多くが30代40代という若さ。

 

伝統にこだわりすぎず、歴史を継承しながらも新しいことへ挑戦していく会長自身の積極的な姿勢は個々の蔵元だけでなく日本酒業界全体の未来が明るいものになるのだと確信させてくれます。

 

田酒を飲むには?

 

ここまで幻の酒の正体とその醸造元について書いてきましたが、やはり一杯飲んでみないことにはその味や香りはわかりませんよね。

 

幻というだけあって、そうそう酒屋でお目にかかることはありません。

 

居酒屋でもメニューに書いてあるので頼んでみると「在庫切れ」ということもしばしばあります。

 

確実に飲むためには通販か、あるいは現地の青森県へ流通の時期をみて直接赴くことです。

 

西田酒造店は蔵の見学等は行っておりませんが、外観からもその歴史と風格ある佇まいは十分に感じることができます。

 

多少入手に苦労はしても、日本酒ファンならぜひ飲んでみたい一杯です。

 

いかがでしたでしょうか。今回は、「田酒とは?青森県の「幻の酒」日本酒の特徴やこだわりを徹底解説」について書きました。ぜひ田酒を飲みながら、もう一度読んでみて下さいね。

 

次回は「東洋美人」です!東洋美人は、米の旨みを確かに感じるられる日本酒として日本全国に名が知れ渡るようになりました。

記事はこちら>>東洋美人の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media

 

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