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満寿泉の日本酒の評判は?味わいの優しさやおしゃれなラベルが人気

満寿泉の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media 

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media」 に書いてありますので、読んでみてください。

 

前回好評だった第一弾の記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.58は「満寿泉(ますいずみ)」です!

 

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

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はじめに

 

「満寿泉(ますいずみ)」といえば、桝田酒造店が造る富山の代表的な日本酒です。

 

縁起の良い名前に加えて、男女共に飲みやすい酒質から、お祝いの席や贈り物など、様々なシーンで人気があります。

 

そんな満寿泉ですが、実は他に先駆けて造られた吟醸酒であることを知っていますか?ここでは、桝田酒造店の生い立ちや満寿泉が誕生した経緯などについて紹介していきます。

 

「満寿泉」桝田酒造店の生い立ち

 

桝田酒造店は、かつて北前船(日本海を廻りながら商品を売買する船)の交易で栄えた富山県富山市岩瀬町に蔵を構えています。

 

現在は富山を代表する日本酒「満寿泉」を造っていますが、実は枡田酒造店の生い立ちは北海道旭川から始まります。

 

初代の桝田兵三郎氏が、長男である亀次郎氏らと一緒に北前船に乗って、開拓地の北海道旭川で酒造業を始めました。

 

そして「都松」という名の酒を造り、瞬く間に人気となり、明治時代としてはかなり大きな規模である年間1500石まで蔵の規模は成長しました。

 

しかし、明治36年にあった寒波の後に、亀次郎氏の妻であるフデ氏が故郷の岩瀬町に帰ることを提案し、明治38年に戻ってきます。

 

北海道旭川でのこれまでの経験を活かして、岩瀬町でもお酒を造りはじめました。当初、そのお酒は「岩泉」という銘柄でしたが、より多くの人にお酒を知って飲んでほしいと考え、交易で盛り上がっている港の芸者衆に注目しました。

 

昭和の初めに、苗字である桝田にちなみ「満寿泉」というとてもめでたい名前をつけて、別ブランドで展開をして販売したところ、芸者衆の間で縁起物としてヒットしました。そして、現在ではその満寿泉が蔵の主力ブランドとして扱われています。

 

「吟醸の満寿泉」が誕生した経緯と味の特徴

 

大学院で醗酵工学を学んでいた4代目当主の桝田敬次郎氏は、父が急逝したため、22歳という若さで蔵を継ぎました。

 

昭和40年代、吟醸酒は個性を放つ酒として扱われており、一般市場ではあまり認められていませんでした。

 

しかし、蔵の生き残りを賭けて、ハイリスクであることを承知の上で、敢えて吟醸酒造りに取り組みました。

 

また、敬次郎氏の右腕として三盃幸一氏も大いに手腕を発揮しました。三盃氏は、父と祖父、そして親類が酒造技術に卓越した杜氏(とうじ)であり、自身もまた18歳で酒造の道に入り、満寿泉の杜氏となった人物です。

 

最高峰の技術を持ち、「能登杜氏四天王の一人」とも称されています。

 

この2人が中心となって造られた吟醸酒は、早くも数年後には実績を出し、昭和47年からの鑑評会では金賞受賞の常連蔵となりました。

 

また、現在では全出荷量2000石のうち吟醸酒は4割を占め、「吟醸の満寿泉」として知られています。

 

当主が桝田隆一郎氏に変わってからも、モットーを美味求眞「美味しいものを食べている人しか美味しいお酒は造れない」とし、美味しい食材をさらに美味しくする酒造りを目指しています。

 

また、月に一度利き酒会を催すといった、日本酒をもっと身近に感じられるような取り組みも積極的に行っています。

 

満寿泉の味については、吟醸酒もその他の種類も、米の甘みと旨味をしっかりと残しているため、優しくて膨らみがあり飲みやすいです。

 

富山県では、立山連峰からの融解水が富山湾に流れ、甘エビや寒ブリ、ズワイガニの他、あじやきす、さよりなど沢山の小魚も育ちます。

 

また、雪の下からは精気を蓄えた数々の山菜が芽吹きます。このように、自然の味が凝縮している素材により、綺麗で味のしっかりとした満寿泉が磨かれているのです。

 

そのため、海の幸から山の幸まで幅広い料理と相性がとても良く、料理を美味しさを引き立てます。

 

フルーティで軽やかな味わいの吟醸は冷酒で、そしてふくよかな味わいの純米は常温やぬる燗で楽しむことができます。きっと日本酒を初めて飲むという方でも美味しく味わえることでしょう。

 

ラベルも楽しめる満寿泉

 

満寿泉の特徴の一つとして、peroやspecialなどのラベルを見ても楽しめるということが挙げられます。

 

「満寿泉 pero」は、アルコール度数が12度と日本酒の中では低く、ぺろっと飲めることからそう名付けられました。

 

ラベルはお茶目で可愛らしいデザインですが、それとは対照的に中身は甘く、また独特の酸味によってキレのある美酒となっています。

 

「満寿泉 純米大吟醸 special」は、白ワインを貯蔵していたオーク樽を使用して熟成させた日本酒です。

 

半年間の熟成の後、ワインボトルに詰めてから再度熟成させています。

 

ラベルは一見本物のワインのようでお洒落な印象ですが、味についてはワインよりもウイスキーに近く、ウイスキーと日本酒のどちらも好きな方にはピッタリのお酒です。

 

さらに、温度が上がったり、10年20年と年を重ねていったりすることで味が変化するので、その変化を楽しむこともできます。

 

さあ、満寿泉を飲んでみましょう!

 

満寿泉はお米の甘味や旨味が残り、優しい味わいであることから、誰でも飲みやすい日本酒となっています。

 

また、満寿泉 peroや満寿泉 純米大吟醸 specialなどもラベルがお洒落で、女性でも気軽に手に取りやすいです。

 

これまであまり日本酒を飲まなかったけれども、これからチャレンジしてみたいという方は、まずは満寿泉を選ぶのもおすすめです!

 

次回は、No.59「福寿(ふくじゅ)」です! 福寿は、数々の有名な賞にも輝いたことのある、縁起の良い名前がついたこの日本酒は贈り物としても喜ばれる銘柄として知られています。

記事はこちら>>福寿の日本酒を徹底解説!味の特徴やこだわりの原料が生み出す魅力 - theDANN media

 

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