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景虎の日本酒を徹底解説!フレッシュな辛口と豊富な種類が人気を生む

景虎の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

 

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

今回は第二弾です!「【Part2】おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの? - theDANN media」 に書いてありますので、読んでみてください。

 

前回好評だった第一弾の記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてあります。

 

No.56は「景虎(かげとら)」です!

 

 

 

それでは、はじまり〜はじまり〜

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はじめに

 

景虎は、新潟県に蔵元を置く、諸橋酒造というメーカーが醸造した日本酒の銘柄名です。

 

景虎は全国的にも有名で高い人気を誇る銘柄ですが、味わいや飲み口、醸造工程などについてどのような特徴のある日本酒かご存知ですか?

 

その製造過程のこだわりぬいた部分や銘柄の長い歴史まで注目して、景虎の魅力を分かりやすく紹介します!

 

新潟県の豊かな自然が生み出した「景虎」

 

景虎を製造している諸橋酒造の蔵があるのは新潟県長岡市で、ちょうど新潟県の中央部にあります。

 

自然豊かな盆地、つまり山々に囲まれた土地である長岡市は、新潟県という豪雪地帯として知られる土地の中でも特に雪が沢山降ることで知られています。

 

自然環境については過酷と言わざるを得ない、そんな長岡の風土は良質なお米を育みました。山に積もった雪は沢に湧水を流し、山から流れてきた水によって酒米は育つのです。

 

1800年代中盤より作られ続けている景虎は、低温環境下で醸造された清酒であり、まだ冷蔵庫が無かった時代には涼しい洞窟の中で保存されていたなど、昔から自然環境と一体となって作られてきたのです。

 

景虎の仕込み水のこだわりも醸造に良い影響を与えています。

 

米が育まれたのと同じ、山に降った雪が解けて流れた山の水に由来する井戸水をこだわって使っています。

 

この水は日本名水百選にも選ばれた杜々の森、という湧水であり、辛口でありながらすっきり辛さを感じずに飲める日本酒の味わいを実現するために必要な一要素であり続けています。

 

澄んだ味わいの水がどれだけクリアな飲み味を実現してくれるか、ということを日本酒である景虎を口に含んだなら、すぐに気が付くことでしょう。

 

そんな恵まれた自然環境に支えられているのは水や米などの材料の面に限りません。

 

発酵という醸造の最も大切な工程にも新潟、という土地の環境は影響を与えているのです。

 

冬の冷たい環境は、醸造する蔵そのものを巨大な冷蔵庫へと変化させます。この寒冷な環境は醸造の邪魔となる雑菌の増殖を抑制することが出来ます。

 

発酵の大敵である雑菌が抑えられることで雑味の無いクリアな味わいが実現されています。発酵そのものも低温でじっくりと進行するため、発酵の温度管理がしやすく淡麗な味わいを実現してくれるのです。

 

景虎の造りのこだわりは、敢えて寒冷な厳しい環境に身を置き、自然環境の恩恵をしっかり受け取る造り方に起因しているのです。

 

越後の雄から名を取った「景虎」

 

新潟生まれの「景虎」という銘柄はどこから取ったものなのか、ご存知の方もいるかもしれませんね。

 

新潟県はかつて越後と呼ばれた土地ですが、戦国時代にその越後を治めたのが上杉謙信、別名を長尾景虎と言う武将でした。

 

周囲の大名たちから越後の龍と恐れられ、戦上手の軍神として名が知られただけでなく、その清廉潔白で一途な人柄は武将としてだけでなく一人の人間として尊敬されていました。

 

そんな越後の雄から名前を取ったのが景虎の名前の由来なのです。新潟と密接な関係を有するこの日本酒に相応しい名前だと思いませんか。

 

景虎の醸造元である諸橋酒造は様々な景虎銘柄の日本酒をリリースしています。

 

その中でも景虎銘柄の日本酒には6種類ものバリエーションが存在し、それぞれに異なる味わいがあります。

 

本醸造は景虎の中でも特にすっきりクリアな味わいと辛口な飲み口が楽しめる、スタンダードなモデルです。

 

本醸造よりも飲み口が軽く、サラサラ飲めてしまうのが龍という銘柄であり、これは越後の龍という長尾景虎の異名から取られています。

 

他にもフレッシュな醸造したての味わいが楽しめる生酒、米の旨味にフォーカスした純米酒、米の甘みと辛口のキレが心地いい超辛口本醸造、味のバランスが魅力的な超辛口があります。

 

日本全国で買える「景虎」

 

景虎は醸造元の新潟県だけではなく東京都を中心に関東、中部、関西などで購入可能です。

 

蔵元から直接仕入れている酒屋のリストが諸橋酒造のホームページに紹介されているので、自宅の付近にあるお店が紹介されていればぜひ足を運んでみてください。

 

醸造元から仕入れている酒屋さんであれば、景虎を最適な保存方法で仕入れられているため品質の劣化が少なく、日本酒の初心者であっても好みの飲み口の1本を紹介して貰える、などのメリットがあります。

 

残念ながら、醸造元である諸橋酒造はインターネット通販あるいは電話による取り寄せにはしていないので、小売店で購入する必要がありますので、景虎に興味がある方であれば近隣の酒販店で情報を集めてみるのもおすすめです。

 

「景虎」という新潟の味を楽しむ

 

新潟の水、米だけでなく厳しい自然環境が景虎の味を支えていると言っても過言ではありません。

 

そんな味わいの日本酒をただ楽しむだけではなく、その背景にある環境や醸造のこだわりについてしっかり学んでから口にすれば、そのクリアで切れ味鋭い繊細な口当たりがどのよな努力と手間の上に成り立っているのか実感できるかもしれませんね。

 

次回は、No.57は「ちえびじん」です!ちえびじんの特徴は、まろやかでさっぱりとした風味で、大分の郷土料理は甘めの味付けとも相性が良いです。

記事はこちら>>ちえびじんの日本酒の評判は?味わいの特徴や豊富な種類を解説 - theDANN media

 

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