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日本盛の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

日本盛の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media
「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

これまでの記事やこれからの記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてありますので、ぜひ読んでみて下さいね。

 

No.24は「日本盛(にほんさかり)」です!

はじめに

 

日本酒の味自体は好みであっても、「日本酒に含まれている糖質が気になるから、あまり頻繁には飲めないな」とか、「日本酒って風味が落ちやすいから開封したらすぐ飲まないといけないし、気軽に持ち運べないからなあ」などと考えて、日本酒の購入をためらった経験のある人は多いのではないでしょうか。

 

しかし、日本酒に対するそのようなイメージを覆すための試みを続けている会社があります。

 

「ニホンサカリはよいお酒」でお馴染みの、日本盛です。

 

ここでは、日本盛がどのような企業なのか、どのような試みを行っているのか、紹介します。

 

 

 

日本盛はどのような会社?

日本盛 日本酒

(画像:日本盛公式HP)

 

日本盛は、兵庫県西宮市にある日本酒製造メーカーです。

 

非常に歴史のある老舗でありながら新たにチャレンジするという姿勢を持ち続けている会社で、現在では化粧品や健康食品分野の事業も展開しています。

 

日本酒をもっと多くの人に飲んでもらうようにするためのさまざまな取り組みにも意欲的です。

 

日本盛の設立は明治22年、1889年のことです。

 

周囲にある他の大手蔵とは異なり西宮市の青年実業家が集まっての創業で、当時は「西宮企業会社」という名称でした。

 

1896年に「西宮酒造株式会社」に名称変更すると、1897年には「日本盛」という商標を譲受登録します。

 



そして同じ年に、「日本盛」印と「惣花(そうはな)」印の日本酒を初出荷することになります。

 

日本盛や惣花という名前は、日本酒に詳しくなくても何となく聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

 

その名前がこれほど昔から用いられているということには、日本盛が脈々と受け継いできた日本酒製造メーカーとしての歴史の凄さを、改めて感じますね。

 

 

惣花 日本酒 日本盛

(画像:日本盛公式HP)

 

ちなみに、惣花は日本盛を代表する純米吟醸のブランドです。

 

しかし、製造に用いられている「惣花酵母」は自社で開発したものではないのだそう。

 

やや専門的になりますが、熊本9号系という系列の酵母を譲り受けた形になります。


 


また、惣花という名前の方にも少し変わった歴史があります。

 

まず、江戸時代に岸田忠左衛門という醸造家が完成させたお酒の商標を、大阪の廣岡助五郎商店が取得します。

 

その後、廣岡助五郎商店が商標を転売。最終的に株式会社加島屋に引き継がれました。

 

こうした歴史があるため、現在でも日本盛は惣花の「製造元」ではなく、「醸造詰元」というのが正式です。

 

さて、「惣花」は日本盛が詰元となるまでにすでに宮内庁御用酒となっていましたが、1915年の大正天皇即位式、1928年の昭和天皇即位式で、今度は「日本盛」が御用酒に選ばれます。

 

加えて、1950年代に入って東京への進出を果たしたことで、日本盛の名前は徐々に知られるようになっていきました。

 



多くの人にとってお馴染みのフレーズ「ニホンサカリはよいお酒」が、初めてCMで流されたのは1961年のことです。

 

これ以後、日本盛は全国に支社や営業所を増やしながら事業を拡大していきます。

 

1987年からは化粧品事業も展開し、「米ぬか美人」という洗顔料を発売したことで大きな話題となりました。

 

2009年には「もっと、美味しく、美しく。」をブランドメッセージに制定し、日本酒事業においても、より多くの人が日本酒を楽しめるような取り組みを続けて注目を集めています。

 

日本盛による日本酒を楽しむための新たな試み

 

日本盛が行っている、もっと多くの人に日本酒を楽しんでもらうための試みをいくつか紹介しましょう。

 

 

日本盛 日本酒 ボトル酒

(画像:日本盛公式HP)

 

最初に紹介する試みは、「アウトドア用ボトル酒」がポイントです。

 

持ち運びのしやすいアルミ缶に日本盛の生原酒を詰めることで、キャンプなどのアウトドアでも日本酒を気軽に楽しんでもらおうという試みです。

 

このアウトドア用ボトルの優れている点は、アルミ製ということです。従来からある日本酒のパッケージは、瓶かあるいは紙パックということがほとんどです。

 

風味を保つことやエコなどに配慮という理由があるわけですから、このようなパッケージももちろん良いのですが、中のお酒を温めるときには必ずコップに入れなければなりません。

 



ところが、アルミ缶であればそのまま湯煎して温めることができます。

 

また逆に、氷水の中に入れて一気に冷やすことも可能です。

 

加えて、アルミ製ですから軽量で、一度開封して中身が残っても、キャップを閉めて残しておくことができます。

 

荷物の持ち運びのしやすさや軽さが最重要で、その場で臨機応変に対応できるようなものが求められるアウトドアには、まさにピッタリのものということが言えるでしょう。

 

さらに、中に入っているお酒は風味豊かで濃厚な生原酒です。

 

そのまま飲んでも美味しいですし、いざというときにはアウトドア料理の調味料にもなるのですから、非常に便利ですよね。

 

内容量が200mlで飲み切りサイズなのも、うれしいところです。

 



次に紹介するのは、「生原酒量り売り専門店」です。

 

なんと、蔵元直送の生原酒をその場で瓶詰してもらえるお店が、日本盛にはあるのです。

 

フレッシュかつ飲みごたえのある日本酒を楽しむことのできる機会は、普通ではあまりありません。「今晩は美味しいお酒を楽しみたい」というときには、是非購入してみたいものですね。

 

残念ながら店舗数が少ないのですが、阪急西宮駅の構内にお店があるほか、「酒蔵通り煉瓦館」でも購入が可能です。

 

 

糖質0 プリン体0 日本酒 日本盛

(画像:日本盛公式HP)

 

ところで、「糖質0プリン体0酒」と言われて思い浮かべるのは何のお酒でしょうか。

 

焼酎などが一般的かもしれませんが、最後に紹介するのは「糖質0プリン体0酒」を叶えた日本酒です。

 



すでに触れたように、日本盛の生原酒は気軽に楽しむことができるようになっています。

 

しかし、健康を気遣う人からすると含まれている糖質やプリン体が気になって、やはり手が出にくいということがあるかもしれません。

 

そのような人でも飲めるようにしたのが、このお酒です。

 

「日本盛糖質ゼロプリン体ゼロ」という名前で販売されています。

 

すっきりとした辛口で、どんな料理とも相性が良いです。

 

冷やしても常温でも楽しめます。

 

糖質・プリン体ともにゼロを実現したのは、清酒業界では初です。

 

常に多くの人にとっての美味しさと美しさを追求し続け、「もっと、美味しく、美しく。」をブランドメッセージとして掲げる、日本盛の姿勢がよく現れているお酒ではないでしょうか。

日本盛のお酒をいろいろと試してみよう

日本盛 日本酒

(画像:日本盛公式HP)

 

日本盛は、「日本盛」や「惣花」で知られる老舗酒造メーカーです。

 

アウトドア用ボトルに詰めた生原酒を発売したり、その場で生原酒を瓶詰してくれるお店を出したりと、新たな試みに積極的に取り組んでいます。

 

また、清酒業界では初めて、糖質ゼロプリン体ゼロのお酒を製造したことでも注目されました。

 

生原酒の味を気軽に楽しみたいという人にとっても、糖質が気になるから日本酒はこれまで避けてきたという人にとっても、このような試みを行っている会社があることはうれしいですよね。

 

日本盛のお酒はどれも飲みやすく美味しいですので、いろいろと試してみてはいかがでしょうか。

 

今回は、「日本盛の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」について書きました。ぜひ日本盛を飲みながら、もう一度読んでみて下さいね。 

 

次回は「白鹿」です!

 

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