こんにちは、theDANN編集長のダンです。
料理になくてはならない料理酒。安価に購入できる反面、飲酒を防ぐ目的で塩分を加えてあります。味にこだわって作る飲料用とは、別の基準で選ぶ必要があるわけです。
料理を邪魔しないように、風味づけに特化した製品。塩にこだわり、料理を味付けできる製品や普段使いできる日本酒を料理酒として利用する製品など。それぞれの特徴を見ていきましょう。
それでは、はじまり〜はじまり〜
料亭の味を家庭でも
「大木代吉本店 福島県 こんにちは料理酒」はプロ御用達の一品。高級料理酒として有名です。発売当初は、料理用のお酒としてはあまりに高価で、良い評価を得られませんでした。
それでも、こだわり抜いた料理酒という強みを貫き、着実に評価を伸ばします。「一度試すと、他の料理酒は二度と使えない」との評判を得てからは、「食べるお酒」として確かな地位を確立したのです。
料理に与えるコクやツヤは、一般の料理酒とは比べ物になりません。また、臭みの強い外国産のお肉であっても、おおさじ一杯を振りかけて一晩おけば、ほとんど臭いをとれる優れもの。
それもそのはずで、この製品は一般のものに比べ、5倍もの天然アミノ酸を含んでいます。料理の仕上がりを限界まで引き出し、料亭の味へ近づけてくれるでしょう。
つい使ってしまう味付け酒
お酒は塩分を含まなければ、料理酒として売り出すことができません。これは、飲料用のお酒には酒税がかけられるのに対し、料理酒には酒税がかからないことが影響しています。もし成分がまったく同じであれば、料理酒を飲酒する人が現れてしまいます。
そのため飲めないように、塩分を加えることが義務付けられているのです。 「みやこの料理酒」は、この料理酒の条件を逆手に取り、むしろ厳選した塩(海の精)で味付けを施しました。良好な甘みを感じる上品な塩で、料理にアクセントを与えるのです。
実際、この製品を使えば味付けが要らなくなり、しかも美味しくなると好評です。こんにちは料理酒に次いで高価な料理酒ではありますが、塩も同時にこだわれる、と考えればむしろお得ではないでしょうか。それでいて、料理の仕上がりにもこだわった一品です。純米酒とまったく同じ製法で作られているため、豊かな香りを楽しめます。
お酒は日用品と教えてくれる
味だけでなく、使い勝手を追求した料理酒が「タカラ 料理のための清酒」です。この製品は料理酒なのでしょうか。それとも清酒なのでしょうか。判断に迷うネーミングですよね。塩分を含んでいないため、これは清酒に分類されます。
飲んでも特に不快な味はせず、かといって特別美味しさを感じるわけでもない、不思議なお酒です。
清酒としては微妙ですが、料理酒としては中々のもの。塩分なし。雑味なし。料理の味をいっさい邪魔しないので、味付けの調整がラクなのです。
味には関係しませんが、パウチ容器を採用している点も評価できます。一般の料理酒だとネジ式の口を採用しており、微妙に扱いづらいのです。その点、パウチ式であれば空け閉めだけで済みますから、ストレスがありません。料理中はわずかな手間も煩わしく感じるもの。そういった痒いところを解消してくれるのは、日用品として嬉しい限りです。
クセのないコクを演出
「白鶴 コクと旨みたっぷりの料理の清酒」は名前の通り、従来の清酒へ旨味を加えた製品に仕上がっています。
メーカ清酒とくらべ、有機酸20%増し、うまみ成分にいたっては2倍もの量を含みます。もちろん清酒なので、料理の味付けには影響しません。単純にコクと旨味をあたえ、素材の味を引き立ててくれるでしょう。
ちなみに、そのまま飲んでも美味しく、料理酒としてだけでなく、急な晩酌にも対応することが可能。その味を生かし、酒蒸しなどに利用すると、より一層この製品の強味を活かせるかもしれませんね。
ブランドならではの住み分け商品
月桂樹と聞いて、ワンカップ酒が浮かぶ人も多いのではないでしょうか。主力商品のひとつで、手軽に日本酒を味わえると、お酒好きを魅了してやまないブランド酒です。月桂樹 原酒は、アルコール度数20%と高めのお酒。とろみを感じる、濃い味を堪能できます。
一方、普通酒として販売され料理酒としても人気なのが、「月桂冠 定番酒つきパック」です。パックと名がついている通り、大きめのサイズで提供することにで、大容量低価格を実現しました。
この製品はアルコール度数が14%に抑えられているため、常飲するのにおすすめです。もちろんこれには意図があり、雑味なく、誰でも飲める美味しさがあります。もちろん、料理の邪魔をしない程度に、味を抑えてあるので料理酒としてもおすすめです。
酒に特徴あり料理酒にも特徴あり
飲料用と同じく料理酒もいろいろな製品があり、その特徴も様々です。料理にコクやツヤを与える役割を超え、味付けもこなせると、もはや単なるアクセントに収まりません。
実際に飲んで確かめるも良し、作りたい料理に合わせて複数の料理酒を用意するも良し。料理酒にこだわることで、一歩進んだ料理が仕上がるのではないでしょうか。
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