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射美の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

射美の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media
岐阜県の地酒「射美」は、揖斐川とその支流である根尾川に囲まれた岐阜県揖斐郡大野町で生まれました。

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

これまでの記事やこれからの記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」 に書いてありますので、ぜひ読んでみて下さいね。

 

No.46は「射美(いび)」です!

はじめに

 

このお酒を造っている酒蔵には従業員が親子2人しかいなく、また酒米や水、製造工程に強いこだわりがあることから、生産量が非常に少ないです。

 

販売されてもすぐに完売してしまうことが多く日本酒好きには、なかなか手に入らない幻の日本酒とも言われています。

 

その味は全体的にまろやかで香りもよく、フルーティーな味わいとなっていて女性にも大人気です。

 

ここでは、そんな幻とも言われる射美について、その酒蔵や特徴、製造工程などを紹介します。

 

 

 

日本一小さな酒蔵と言われる酒蔵で造られている地酒。射美

 

射美が造られているのは岐阜県にある「日本一小さな酒蔵」と呼ばれている杉原酒造です。

 

杉原酒造は明治25年創業という長い歴史がありますが、従業員は社長とその息子の2人だけとなり、日本一小さな酒蔵と言われています。

 

5代目となる息子は会社員から酒造りに転身し、家業を継いだそうです。

 

親子2人で切磋琢磨する中で射美は2009年に誕生。射美の名は地名の揖斐と美しい酒、美酒を射るという志から付けられました。

 

射美の特徴と製造工程

射美 日本酒 揖斐の誉

(画像:杉原酒造株式会社公式HP)


射美は地元の米農家の協力を得て開発した酒米と独自の蔵つき酵母を使用して作られています。

 

こだわり抜いている酒米は地元の米農家の協力を得て田んぼの中に専用のスペースを確保してもらい、農家の人と共に試行錯誤してきました。

 

そして、代表的な酒蔵好適米の山田錦と、愛知県で生まれた若水という米をかけ合せて射美の専用酒造好適米でオリジナル酒米の「揖斐の誉」を完成させたのです。

 

また、射美は仕込み水にもこだわっています。

 

一般的に酒を醸造する場合には硬度の高い井戸水を使用しますが、射美には揖斐の誉の栽培と同じ蔵の近くを流れる揖斐川の伏流水をマイクロろ過。

 

それに加えて、炭素ろ過をした水を使用しています。 詳しい製造工程は、まず米洗いです。

 

7~12キロの子袋をつくり1つずつ丁寧に精米機で洗い、精米機から出てきた米をさらにシャワーで放水し糠をとります。

 

そしてすぐに、水が溜められた桶に小袋ごと浸して吸水。この洗米と浸漬は秒単位でおこないます。

 

次に、米を蒸して冷ます作業です。強い火力のボイラーの蒸気で約50分蒸らします。

 

蒸した米をスコップで網目状の台に乗せて水分を逸散し、台の下から蒸気を取った後、竹のスノコに広げて冷ますのです。

 

冷めてきたら種麹を散布し、布でくるんで麹米を作ります。

 

その後は、酒母ともろみ(添・仲・留)を作る工程です。

 

酒母は冷蔵庫内で、速醸酒母という製造方法で造ります。もろみは、添は枝桶を造り、それを大きなタンクに移動して仲・留と量を増やしていきます。

 

低温発酵させるため30~40日かけてゆっくりと並行複発酵をおこなうそうです。

 

そして、酒をしぼって殺菌する工程となります。

 

ここでのこだわりは近代的な機械で一度に、大量にしぼり取るのではなく、伝統的な槽(ふね)と呼ばれるしぼり機や袋吊といった方法でじっくりとお酒を採取します。

 

採取が終わったらお酒を温めての殺菌です。この工程は基本的なもので、例えば大吟醸にする場合はもろみを造る段階で、醸造アルコールを入れます。

 

従業員が2人しかいないことから年間の生産量は全体で約20石と少なく、一升瓶にして2000本程度となり、流通量も非常に少ない日本酒です。

 

射美は常に変わらない酒ではなく、向上し続けるお酒!

射美 日本酒 

(画像:杉原酒造株式会社公式HP)

 

射美は原材米や水、製造方法に徹底的にこだわっていますが、常に変わらない味を求めているわけではありません。

 

常に向上し続け、最高の日本酒を目指しているのです。

 

その証拠に原料米の揖斐の誉の品種改良を重ねていて、品種系統の異なる米の開発に成功し、酒造りに活かされています。

 

日本一小さい酒蔵と言われ従業員も親子2人しかいませんが、その向上心に惹かれて人気が衰えないのでしょう。

 

しかし、射美は蔵元が信頼する酒販売店でしか手に入りません。

 

なかなか出会えることはないかもしれませんが、探し続ける価値のあるお酒と言えるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。今回は、「射美の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」について書きました。ぜひ射美を飲みながら、もう一度読んでみて下さいね。

 

 

次回は「鳳凰美田」です!

 

射美を飲んだらtheDANNにレビュー|theDANN media

 

 

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