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二兎の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

二兎の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media
「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

これまでの記事やこれからの記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてありますので、ぜひ読んでみて下さいね。 

 

いかがでしたでしょうか。今回は、「二兎の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」について書きました。ぜひ二兎を飲みながら、もう一度読んでみて下さいね。

 

No.41は「二兎(にと)」です!

はじめに

 

徳川家康の出身地として知られる愛知県岡崎市の丸石醸造が作っている「二兎」と言う日本酒は、その独特なコンセプトが多くのファンを生んでいます。

 

ネーミングからわかるように二つの命題を追求する姿勢を持った酒造りがこの藏の特徴なのですが、注目したいのは「二兎を追わないと二兎は入手できない」と言う論法です。

 

甘口の酒に辛口の日本酒度の高さを求めたり、有機酸の口当たりを持つ酒に米の旨味を求めたりと、一見すると互いに邪魔しあう要素の両方を求めることで、味のバランスを高い次元で実現しようと追求し、それを実現させたのがこの酒です。

 

ここでは、二兎の秘密についてみていきましょう。

 

 

 

二兎を追うために藏が求めたのは三つの味

 

二兎のコンセプトは「二兎追うものしか二兎を得ず」です。

 

これは高い次元での味のバランスを示しています。

 

味と香り、酸味と旨味、重厚さと軽快さ、甘口と辛口、そうしたものを徹底して追及したのです。

 

そのための基本となるのは甘さ・酸味・香りの三要素です。

 

二兎のラベルが付けられた酒にはいくつかの種類があります。

 

これらは、その個性ごとに全く違った酒と言っても良いぐらいなのですが、共通するのはその味の複雑性です。

 

相反する個性を高い次元でバランスさせた酒にだけ二兎の名前が与えられていると考えても良いでしょう。

 

二兎には8種類の商品があります。

 

そのうち1つを除いては、すべて商品名に原料米の名前が使われているのが特徴です。

 

さらに、そのうちの4種類には精米歩合が商品名に使われているのも特徴と言えるでしょう。

 

使われている酒米で最も多いのは雄町です。

 

その大半が岡山県で作られることから備前雄町の名で呼ばれることもあります。

 

二兎 雄町 日本酒

(丸石醸造株式会社公式HP)
 

二兎には精米歩合35%と48%の純米大吟醸があり、55%の純米吟醸と並んで3種類のラインナップとなっています。

 

酒米として最も知名度が高いものの一つである山田錦の二兎もあります。

 

一つは精米歩合55%の純米吟醸、もう一つは精米歩合65%の純米酒です。

 

さらに、兵庫県を中心に作られる愛山(あいやま)を使った純米大吟醸や、山形県を主産地とする出羽燦々の純米吟醸もあります。

 

二兎 純米 サテン 日本酒

(丸石醸造株式会社公式HP)

 

面白いのは500mL瓶に詰められた純米酒、二兎純米サテンです。

 

原料米や精米歩合の表示はなく、アルコール度数も13%と低めの設定となっています。

 

飲み口の軽さを意識したようですが、二兎らしくコクと旨味と含み香のある酒です。

 

味の一例をあげると、二兎 純米大吟醸 雄町四十八はやわらかな香りとフルーツのような甘味、コクと酸味がキレの良さを感じさせてくれるもので、味の濃い薄いにかかわらず和食によく合うお酒です。

 

一方、二兎 純米 山田錦六十五はシャープでキレのいい旨味と包み込むような酸味が、愛知県名物の味噌カツなど濃い味の油物によく合いますし、うなぎのかば焼きなどにも良さそうです。

 

長誉祭りは丸石醸造が行う年4回のお客様感謝デー

 

丸石醸造は春夏秋冬に長誉祭りと言うイベントを行います。

 

春祭りは4月の第3日曜、午前9時から午後3時まで開かれます。

 

夏の夜祭りは7月の第1土曜、午後3時から午後8時までです。

 

秋祭りは11月の第3日曜、午前9時から午後3時まで開かれます。

 

そして、日本酒と言えば蔵開き、冬の祭りとして2月の第1土曜日と日曜日の午前9時から午後3時まで2日間行われるのです。

 

参加は有料で前売り券や当日券もあります。

 

また、振る舞い酒なども行われますから、お客様感謝デーの名に恥じないサービスだと言えるでしょう。

 

二兎には公式ショッピングサイトがありますが、そこで販売されていない時期も長く、特約店または長誉祭りなど丸石醸造が主催するイベントでしか買えないことも珍しくありません。

 

ですので、年に4回の長誉祭りを利用し、丸石醸造を訪問して買うのも楽しいでしょう。

 

その際には岡崎について下調べしてから訪れ、徳川家康ゆかりの場所などを観光するのも悪くありません。

 

また、バースタイルで行われる夏の長誉祭りでは、公式アイテムとして二兎おちょこが販売されます。

 

二兎のラベルにある向かい合わせのウサギが描かれたおちょこは限定アイテムとして日本酒ファンには人気が出そうです。

 

魅惑のリキュールは果実酒を中心にしたラインナップ

吟醸梅酒 日本酒 二兎 丸石醸造

(丸石醸造株式会社公式HP)


丸石醸造の商品群には魅惑のリキュールと言う、果実酒などのお酒があります。

 

魅惑のうめは長期熟成純米酒に愛知県産の青梅を漬け込んだ、まろやかで深い味わいが特徴の梅酒です。

 

魅惑のももは豊田市の桃を、魅惑のいちごは一宮市の苺を、魅惑の柚子は愛知県産の柚子を純米酒に漬けたものです。

 

さらに、魅惑のみかんや魅惑のマンゴーと言うお酒もあります。

 

マンゴーはアルフォンソマンゴーを使っています。

 

さらには魅惑のヨーグルトと言う純米酒ベースのお酒まであるのです。極めつけは魅惑の吟醸梅酒になります。

 

これは丸石醸造の純米大吟醸「徳川家康」で愛知県産の青梅を漬けこんだ、大変贅沢で品格のある味わいの梅酒なのです。

 

 

次回は「飛露喜」です!

二兎を生み出した丸石醸造は大いなるチャレンジャー

二兎 丸石酒造 日本酒

(丸石醸造株式会社公式HP)

 

相反する味の特性を並び立てる二兎のコンセプトに表れているように、そして魅惑のリキュールを生み出す純米酒とフルーツの組み合わせに見て取れるように、丸石醸造は困難を解決する中から素晴らしい製品を生み出す力を持った、大いなるチャレンジャーと言えるでしょう。

 

丸石醸造には「萬歳」、「徳川家康」、「三河武士」と言った純米・純米吟醸・純米大吟醸の素晴らしいラインナップがあります。

 

二兎はそうした経験の中からさらなる高みを目指して生み出された酒のラインナップです。

 

このようなチャレンジ精神から生まれた二兎と言う酒ですので、洋食や中華、香辛料が強烈なエスニック料理に合うものもあるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。今回は、「二兎の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」について書きました。ぜひ二兎を飲みながら、もう一度読んでみて下さいね。

 

次回は「飛露喜」です!

 

二兎を飲んだらtheDANNにレビュー|theDANN media