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ワインソムリエとは?仕事内容や資格の概要、現役ソムリエのご紹介

ワインソムリエとは

 

 

「ソムリエってドラマやレストランで見かけるけど、どんな仕事している人なの?」
 
「○○ソムリエってよく聞くけど、どのくらい種類があるの?」
 
ワインソムリエや野菜ソムリエ、温泉ソムリエなど、何かの専門家というような意味合いで使われていることが多いと思いますが、実際はどんな人なのでしょうか?
 
本日はレストランやワインバー、ワインショップを運営する現役のソムリエが「ソムリエって何?」という疑問について以下の内容で解説させていただきます。

 


ワインソムリエとして活動したいという方やワインソムリエに興味のある方は、是非ご覧ください。ワインソムリエについての理解が深まり、ワインの世界がぐんと広がるでしょう。

 

ワインソムリエとはどんな職業か?

ワインソムリエという職業

 

ワインソムリエという職業を知るために、ソムリエのルーツをまずはみていきましょう。その上で、現代のソムリエが行っている仕事を紹介し、日本におけるソムリエの資格なども解説します。
 
因みに○○ソムリエという言葉がよく使われていますが、本来はソムリエというだけで、ワインや飲料を担当する人を指しますので、ワインソムリエとはあまり言いません。以降ソムリエというと、ワインや飲料を扱う人を指しますのでご了承ください。

 

ソムリエのルーツとは?

 

ソムリエのルーツは古代ギリシャにまで遡るといわれています。当時のギリシャでは、哲学的なテーマを話し合うシンポジアという社交行事が定期的に行われており、その際にワインをサービスしていたのがエノホイといわれる現在のソムリエの原型のようです。
 
また、中世の時代に貴族に仕えていた馬車引きが主人の好みの飲み物を選定しており、その馬車引きが泥除けに巻いていたのが牛皮のエプロン。これが現代のソムリエの格好の原型となったという話もあります。

 

ワインの専門家!ソムリエの仕事内容


ヨーロッパでは飲料といえばワインが一般的であったので、ルーツから分かるように、ソムリエ=飲料のスペシャリスト=ワインの専門家となったわけです。現代において、ソムリエは次のような場所で仕事をしています。


・レストランやバーなど飲食店
・百貨店やワインショップなど小売店
・酒屋やインポーターなど流通、卸売業
・その他サービス業


<レストランやバーなど飲食店>

レストランやバーなどの飲食店


多くの人がソムリエと聞いてイメージするのはレストランで金色のブドウのバッジをつけて、タブリエ(エプロン)を巻いた人ではないでしょうか。 筆者も基本的にはレストランでサービスを行ってますし、ワインバーの運営もしています。
 
実際にソムリエの過半数は、飲食店で働いています。飲食店において、ソムリエとその他のスタッフとで何が違うのかといわれると、そこまで大きな差はありません。お越しいただいたゲストへ良いサービスをするという点では同じであり、ただ、その中でもソムリエは飲料のサービスに特化しているスタッフといえるでしょう。
 
特にワインは多種多様な銘柄があり、レストランの中でも数十から数百、時には数万種類のワインを扱っているお店もあります。この中からゲストが望むワインを今日の料理や時期などを加味した上でセレクトし、提供するのがソムリエの最も重要な仕事です。
 
「そんなこと本当にできるの?すべてのワインの状態なんて開けて飲まないと分からないんじゃないの?」
 
確かに、完璧にワインの状態を把握するというのは簡単ではありません。まずは、お店においてあるワインの知識をつけたうえで、味わいや香り、熟成による変化を実務のなかで学んでいきます。
 
また、在庫の管理、新規購入、ドリンクメニューの作成など、見えない所で重要な仕事がたくさんあります。
ヨーロッパでは、ワインセラーの在庫管理を「カヴィスト」といい、在庫管理専門の職があるくらいに重要な仕事です。どこにどんなワインがあるのかを把握し、飲み頃はいつかを考え、販売する時期や寝かせる期間を計算する必要があります。
 
これを真っ当するためにソムリエは、常日頃テイスティングを行います。ブラインドテイスティング(銘柄や品種を知らない状態でテイスティングすること)では、単に当て物クイズのようなイメージもあるかと思いますが、目の前のワインと真剣に向き合い、そのポテンシャルを学ぶことができます。

銘柄や品種を当てることがテイスティングの目的ではなく、先行情報のない状態からワインの全体像を掴むスキルを磨き、ソムリエの様々な仕事に活かしているのです。
 
ちなみにフランスなどヨーロッパでは、ソムリエ(飲料のスペシャリスト)とメートル(料理のサービススタッフ)では、完全分業性で業務内容も給料形態も異なります。これはソムリエに限らず日本との社会システムの違いですね。

 

<百貨店やワインショップなどの小売店>

百貨店やワインショップなどの小売店


百貨店やワインショップなどの小売店でも、基本的には飲食店と同じように、お店の在庫を把握し、来店されたゲストへ適切な商品をセレクトするということがソムリエの一番の仕事です。しかし、小売店の場合は以下の点で飲食店と異なるでしょう。
 
・実際に抜栓をしてのサービスがない
・買いに来た人と、実際に飲む人が異なる場合がある
・必ず購入してくれるとは限らない
 
筆者も百貨店やワインショップなどでワイン販売をしていたことがありますが、レストランと同じようなやり方では上手くいかないことが多々ありました。
 
抜栓してのサービスがないということは、テイスティングをすることなく販売を行うので、本当にその時がベストの販売時期だったのか把握できません。また、プレゼントとしてワインを購入する方も多く、実際に飲まれる方の好みやシチュエーションまでを知るというのは難しいということ。
さらに、レストランであれば何かしらオーダーをするのは当然ですが、ショップの場合はワインの説明や提案をしても購入に至らないということもあります。
 
小売店でのソムリエの仕事で重要なのは、いかにゲストの思いを汲み取るかというサービス精神でしょう。

購入しに来られる方の多くはワインに詳しい方ではないので、豊富な知識やマニアックな情報もワインへの興味を引き立てますが、

 

「買って飲んでみたい」

「大切な人にプレゼントしたい」

 

と思ってもらえるようなエンターテイナー的なサービスがより重要なのではないかと思います。

この点は飲食店とは異なる、小売店のソムリエの腕の見せどころでしょう。

 

<酒屋やインポーターなど流通、卸売業>

酒屋やインポーターなどの流通業


近年では、ソムリエという言葉はサービススタッフ以外でも用いるようになりました。一般の人への販売に関わらない流通や卸売といった分野でもソムリエという肩書で働いています。
 
特にインポーター職は、重要なポジションになりつつあります。なぜならば、レストランへの営業のように営業相手がソムリエであったり、同等の専門知識を持っている方が交渉がスムーズだったりするからです。

また実際に商品を購入(輸入)する上でもソムリエとしての知識は十分に役立つでしょう。

 

<その他サービス業>

その他のサービス業


飲料のスペシャリストということで飲料の提供や販売に限らず、ソムリエという肩書で様々な活動を行っている方が全国に存在します。筆者はレストランなどのサービス職以外に、スクールやセミナー講師、コミュニティの運営、またこうしたライターの仕事もさせていただいております。
 
これ以外にも、ワイナリー運営、ワインジャーナリスト、テイスター、各種コンサルティングなど、ソムリエとしての仕事は多岐に渡るでしょう。近年ではインターネットやSNSなど情報発信ができるツールも多く、オンライン・オフライン問わず活動するソムリエも登場しています。

 

ソムリエの経歴は

ソムリエの経歴


非常に多岐にわたるソムリエの仕事ですが、
 
「具体的にソムリエになるためにはどういう経歴が必要なの?」
 
と思う方もいるかもしれません。これまで解説したように、今ではいろんな職種でソムリエとして活動している方がたくさんいます。

 

高卒から飲食店で働き、そのままソムリエ資格をとった人もいれば、大学をでて、留学経験や他の職を経験してからソムリエになった人まで、筆者の知るだけでもいろんな経歴を持ったソムリエがいます。
 
すなわち、こうすればソムリエになれる!というような王道のルートはありません。裏を返せばどんな人生を歩んできていても、いつでもソムリエにはなれるということです。

後述する「the newで活躍中のソムリエを紹介」に登場するソムリエの方々も、これまでの経歴も今の活動内容も千差万別です。


いろんな道があるのでソムリエになりたいと思っている方は、是非参考にしてみてください。

 

ソムリエになるには何が必要?

ソムリエになるには何が必要


「そうはいっても何か手がかりがないと、どうしたらソムリエになれるか分かりません!」
 
という声も聞こえてきそうなので、ここでは具体的にどうすればソムリエになれるのかをお伝えしたいと思います。

 

ソムリエになるために必要なものはない?

ソムリエになるには必要なものはない


結論からいうと、ソムリエになるために絶対に必要なものというのはありません。
「じゃあ誰でもソムリエになれるのか!僕も明日からソムリエになろう!」
 
というと、そこまで簡単なものでもありません。

確かに医師や弁護士のように必ず通う教育機関や研修、資格があるわけではありませんが、肩書としてソムリエを名乗る以上は身につけておくべきことは十分にあります。

実際に現場でソムリエとして活動するためには、以下の3点は必要でしょう。
 
①ワインを中心とした飲料に関する知識
②接客や営業の経験
③ワインに対する愛情
 
①は、言わずもがな世界中で作られているワインなどのお酒・飲料に関する知識です。本来ソムリエは飲料全般のスペシャリストなので、ワインだけでなく口に含む飲み物全てが対象となるでしょう。
 
ワインやブドウが生産される国や地域の名前、品種、製法、規定を中心に、その産地を特徴づける気候や土壌、山脈や川の名前なども重要になります。お店で扱う商品の知識だけでいいのでは?と思うかもしれませんが、日々、新しいワインが世界中で数多く造られています。

同じワインでも年代によって味わいや香りが異なるので、様々な知識を身に着け、情報をアップデートしていかないと、本来の意味でのソムリエにはなれないというわけです。
 
②は、ソムリエはワインと「消費者=飲む人」の間に立って価値を提供する仕事なので、ワインだけではなく飲む人に対する経験も必要です。知識があってもそれを接客に活かしたり、営業トークに取り入れたり、セミナーなどで情報を提供するなどして活用をしないとソムリエとして活躍できないでしょう。
 
また、接客や営業を通してワインと触れ合う中で①の知識とは異なる経験としての知識も深まります。この経験というのはソムリエになる前に必須というより、ソムリエになってから腕を磨いていく上で必要だといえるでしょう。
 
③は、自分の武器となる専門分野(ソムリエならワイン)に対して、興味・愛情を持って仕事をすることです。何よりも自分自身が活動していて面白くないと思います。

好きこそ物の上手なれという言葉がありますが、まさにソムリエという職はこの言葉がぴったりあてはまる職業だと感じます。

 

やっぱりソムリエの資格は必要?

ソムリエの資格は必要ない


「ソムリエに必要なことは分かったけど、やっぱり資格は必要?」
 
という疑問ですが、結論からいうと、資格は取得したほうがベターといえます。日本にはいくつかワインに関する資格試験がありますが(後述します)、資格の取得が目的というより、資格試験に合格するための勉強が目的と考えるとよいでしょう。

資格取得に必要な知識は、ソムリエとしての仕事に確実に必要ですし、資格取得という目標があることで効率よく勉強に取り組むことができるでしょう。
 
また、対外的にもソムリエと名乗る以上、知名度のある資格試験に合格しておくことはプラスに働きます。日本ではソムリエという呼称を認定する機関としては大きく2つ
 
・日本ソムリエ協会(以下、JSA)
・全日本ソムリエ連盟(以下、ANSA)
 
があります。詳しくは後述しますが、歴史や知名度という点においてはJSAが勝ります。認定資格というのはあくまで自己のために取得するものなので、どちらが優位かということはありませんが、実際にソムリエを目指すのであればJSAの認定ソムリエをおすすめします。

 

ソムリエのスキルを競うコンクール

ソムリエのコンクール


ソムリエ資格とは少し異なりますが、ソムリエコンクールというものが存在します。JSAが開催するコンクールで「全日本最優秀ソムリエコンクール」が3年に一度あります。JSAの認定ソムリエであれば誰でも参加することができ、筆記、テイスティング、エッセイ、サービスなどソムリエに関連するありとあらゆる知識やスキルが問われます。
 
優勝者と2位の人はJSAの上位機関である国際ソムリエ協会(以下、ASI)が開催する、アジア・オセアニア ソムリエコンクールや世界最優秀ソムリエコンクールに出場することができます。

世界大会は3年に一度、ASIに加盟する50カ国以上の国のいずれかで開催されます。世界中のトップソムリエが一堂に会する大会はまさにソムリエのワールドカップといわれるほどに見応えがあります。
 
世界大会で優勝すると世界中でソムリエとして評価され、活躍の場が一気に広がります。世界大会で日本人としては1995年に田崎真也氏が優勝しており、同時期に日本ではワインブームが起こるほどになりました。

以来、日本からの優勝者はでておりませんが、上位に日本人が登場することもあり、筆者もそうしたソムリエの方々と交流をとることで、自身のブラッシュアップにつなげています。

 

YouTubeなどでもコンクールの様子はご覧いただけるので、興味のある方は一度見てみてください。

 

ソムリエの資格を徹底解説!

ソムリエの資格を徹底解説


日本においてソムリエという呼称を認定する資格は、日本ソムリエ協会(JSA)と全日本ソムリエ連盟(ANSA)だけですが、ソムリエレベルのワイン知識が問われるWSETという機関が行う試験もあります。
今回はこの3つをご紹介します。

 

日本ソムリエ協会(JSA)認定資格「ソムリエ」

JSA認定資格


JSAは1969年に飲料販売促進研究会という名称で設立され、1976年に現在の日本ソムリエ協会という名称に改められました。1986年からはASIにも加盟しており、日本においては最も歴史の長い協会です。2022年1月現在、田崎真也氏が同協会の会長を務めています。
 
ソムリエ試験を受験する条件としては原則として、「アルコール飲料を提供する飲食サービス」「ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造」「アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務」のいずれかの職業に3年以上従事している必要があります。


試験は、筆記試験(一次)、テイスティング試験(二次)、サービス実技(三次)があり、その後に書類審査を経て「JSA ソムリエ」の認定を受けることができます。「JSA ソムリエ」の上位資格として「JSA ソムリエ エクセレンス」という資格があり、よりハイレベルな知識やスキルが求められます。


因みに「マスターソムリエ」という呼称がありますが、こちらはソムリエ協会の役員でかつ20年以上ソムリエ歴を持つ人の中から選ばれる名誉称号ですので、一般的な資格呼称とは異なります。

また、上記のいずれの職業にも従事していない方が受験をする場合は「JSA ワインエキスパート」という呼称試験になります。難易度は「JSAソムリエ」と同じですが、サービス実技(三次)と書類審査は行われません。こちらは20歳以上であれば誰でも受験をすることができます。


現在「JSA ソムリエ」「JSA ソムリエ エクセレンス」(旧JSA シニア ソムリエ)合わせて約5万人(*)、「JSA  ワイン エキスパート」・「JSA ワインエキスパート エクセレンス」合わせて約2万人が認定されています。
 
試験は、JSAが毎年発行する日本ソムリエ協会教本から出題されます。教本はワイン概論から始まり、各産地の情報、ブドウ品種、サービスやテイスティングに至るまで網羅的に記載されており、他国のソムリエ認証機関も一目置くほどの良書です。


ページ数は約800ページとかなりのヴォリュームで、筆記試験はCBT方式という受験者によってランダムに問題が出題される方式のため、試験傾向などが掴みづらく対策が難しくなっています。

その分、ソムリエに必要な知識の土台をしっかりと固めることができる試験のため、取得することで客観的なソムリエとしての地位を確立できる資格です。
 
JSAソムリエ資格のためのスクールも全国に数多くあるほどで、毎年約8000名ほどが受験しています。合格率は年によって異なりますが、平均して約35%ほどです。個人的な見解ですが、ホテルや有名レストラン、大手のショップなどで活躍しているソムリエはほぼこの「JSA ソムリエ」を取得しています。


(*数字は日本ソムリエ協会 資格保有者一覧表を参考に資格取得者の累計を記載しています。JSA ワイン アドバイザー呼称資格者は2016年よりJSA ソムリエに統合されているため合計で記載しています。

 

全日本ソムリエ連盟(ANSA)認定資格「ソムリエ」

ANSA


ANSAは、NPO法人料飲専門家団体連合会(FBO)の下部組織の1つで1997年に設立されました。2022年1月現在、シダックスの代表取締役兼社長である志太 勤一氏が同連盟の会長を務めています。
 
ANSAでは「ワインコーディネータ」または「ソムリエ」という名称で資格試験を実施しており、JSA資格と異なり実務経験の有無は問わず20歳以上であれば誰でも受験が可能です。大学で単位を取得するようなイメージで、課題をクリアして合格するパターンと、試験を受けて合格するパターンとがあります。
 
独学での試験一点突破も可能ですが、基本的にはeラーニングコース、通信コースやオンデマンド受講などいずれかのコースに申し込む必要があり、コースごとに料金は異なります。


課題内容としてはJSA同様にワイン概論から産地の情報、ブドウ品種と網羅的に学ぶ必要があり、とくに販売やサービスにおけるポイントを重視する傾向にあります。

試験の難易度に関しては、決して簡単とはいえないのですが、カリキュラムを修了すれば合格ができるというシステムや実務経験が不要な資格ということで取得までのトータルの難易度としては低くなります。

また、設立から日が浅く知名度ではJSAが勝るため、まだまだ一般的な認知度は低いと言わざるを得ないのが正直な所です。

一方で、カリキュラムがしっかりと組まれているので、実務経験はまだ少ないけれど体系的な知識を付けたいという人には向いている資格かとも思います。

 

WSET (Wine & Spirit Education Trust)

WEST


ワイン & スピリッツ エデュケーション トラスト(以下、WSET)は、ワイン、スピリッツ、日本酒の資格を認定する世界最大の教育機関でイギリスに本部があります。約50年以上に渡りワインとスピリッツの教育の開発と提供に携わっており、4段階のレベルに分かれた資格試験を70か国以上の国々で開催しています。

ANSAのように指定されたコース提供機関でカリキュラムを受講し、最後に試験に合格することで、認定を受けることができます。ワインの資格だと「WSET Wine Level 1」~「WSET Level 4 Diplome」まであり「WSET Wine Level 3」が標準的なソムリエ資格レベルと言われています。

JSAやANSAはソムリエという呼称を認定しているのに対し、WSETはワインのプロッフェショナルという広義の意味合いで認定を行なっています。

 

基本的にはLevelの低い資格に合格することで、次のLevelの資格にチャレンジすることができますが、Level 3まではJSAソムリエ資格があれば、無条件でチャレンジすることができます。
 
またLevel 3まではカリキュラムを日本語もしくは英語どちらでも受講することができます。Level 4 はカリキュラム、試験全て英語でのみ行われ、日本での合格者は約80名と非常に難易度の高い資格になります。
ちなみにこのLevel 4に合格すると世界最難関と言われる資格マスター オブ ワイン(MW)への受験資格を手に入れるチャンスがあります。MWは世界に419人(2021年8月現在)という極めてハイレベルな資格でワイン業界のトップ オブ トップといえる人たちです。
 
WSETの資格は、ソムリエ職に限らず酒類に携わる人や興味のある人を幅広く受け入れており、グローバルな視点でワインを体系的に理解することのできる資格です。コースを受講して最後に受験をする必要があるので、金銭的にも、時間的にもハードルは高くなりがちです。

しかし、世界的な資格の信頼や認知度は圧倒的ですので、ワインを詳しく知りたいという方は十分に考慮の余地がある資格かと思います。

 

the newでご活躍中のソムリエをご紹介

 

the new(ザ・ニュー)は、世界中のワインと料理を掛け合わせた新しいワインのストーリーをご提供しております。

 

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ソムリエ様が厳選した2000円から購入できる赤・白・泡のワインと、ワインにぴったりなお料理のレシピ(無料)をお楽しみいただけます。

レシピ本は、ワインソムリエ様とフードコーディネーター様が考案した料理。

ワインとのペアリングによって、素晴らしいマリアージュが堪能できます。

 

このthe newのサービスにご参画いただいているソムリエの方をご紹介します。

 

the new第1弾のワインソムリエ:富田葉子さん

富田葉子

the new第1弾のワインの選定とペリングのお料理を考案いただいたソムリエの富田葉子さん。現在は、ワインスクールのアカデミー・デュ・ヴァンの講師として、初歩的なワイン講座から資格受験対策講座、レストラン勤務時代の経験を生かしたマリアージュ講座など幅広く講座を担当されています。

 

レストラン勤務時代にネッド・グッドウィン MWの元で働き、ワインスクールのアカデミー・デュ・ヴァンに通い、ワインの奥深さに魅せられたことがこの道のきっかけ。


ワイン社交界でも様々な称号をお持ちで、「伝える技術」を磨き、ただワインに詳しいだけの講師ではなく、伝え方のプロフェッショナルでありたいと思い日々活動されています。

 

JSA(日本ソムリエ協会)認定ソムリエ
ワインエキスパート
SAKE diploma、WSET® Level 3 Award in Wines
シェリー原産地呼称統制委員会認定 2014年最優秀ベネンシアドール
ボルドーワイン最高評議会コマンドゥール(ボルドーワインの騎士)
サーブルドール騎士団オフィシエ(シャンパンサーベルの騎士)
カルヴァドス騎士団シュヴァリエ(カルヴァドスの騎士) / シャトー・パルメの騎士

 

ワインバーやワインショップを運営:Akihoさん

Akiho

the newのWebメディア theDANN mediaのワイン記事のライターとして、記事を執筆しています、この記事の筆者のソムリエのAkihoです。フリーのソムリエ(お酒の専門家)として活動しています。

京都のワインバーの経営をメインにレストランサービス、セミナーやイベントの企画なども行っています。
また、【お酒に関するQ&A】として、お酒に関する素朴な疑問や購入に関する相談などアドバイザーをさせていただいています。

 

JSA(日本ソムリエ協会認定)認定ソムリエ

JSA(日本ソムリエ協会認定 )Sake Diploma

ASI(国際ソムリエ協会認定) International Sommelier Diploma

 

~経験を積んだお店~
ホテル ニューオータニ大阪 フランス料理SAKURA オステリア エ バール ポレンタ 京イタリアン クアトロ セゾン T & C サービス Maison Lameloise~主な実績/寄稿~ポメリー ソムリエコンクール セミファイナリスト (2019) 第7回 JSA ソムリエ スカラシップ 受賞 (2018) 第1回 JSA ブラインドテイスティングコンテスト 優勝 (2017) 日本ソムリエ協会 機関紙 Sommelier 「日本料理って何なん?」連載 (2019.5-2020.11)

 

日本ソムリエ協会高知支部副支部長:石関華子さん

石関華子

the newのWebメディア theDANN mediaのワイン記事のライターとして、記事を執筆いただいています、ワインエキスパートの石関華子さん。

 

㈱三越(現:㈱三越伊勢丹)のワイン担当を経て、2016年に日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの資格を取得。以降、ワインライターとして数多くのメディアや通販サイトにワインの紹介記事寄稿やコラムを寄稿する一方で、高知県内におけるワイン検定の講師を務められています。

 

2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。

JSA(日本ソムリエ協会認定)ワインエキスパート

長野でワイナリーを運営:丸山綾音さん

丸山綾音

the newのWebメディア theDANN mediaのワイン記事のライターとして、記事を執筆いただいています、ソムリエの丸山綾音さん。

 

22歳でワインに出会い、ソムリエ資格を取得し、ワインショップやレストランで経験を積まれます。「ワインの生まれる現場を知りたい」という思いから地元長野のワイナリーでブドウの栽培やワインの醸造を学ばれました。

 

現在は、長野のワインの魅力を伝えるべく、ワインショップをオープンし、ワイン用ブドウの栽培にも取り組んでいる。

 

JSA(日本ソムリエ協会認定)認定ソムリエ
Wine & Spirit Education Trust Level 3

 

ソムリエはワインをはじめ飲料のプロフェッショナル

ソムリエは飲食のプロフェショナル


今回はソムリエの仕事内容から、どうすればソムリエになれるのか、どんな資格があるのか、どんなソムリエが活動しているのかをご紹介しました。

筆者のイメージとして、ソムリエは専門的な知識をもつエキスパートとしての面と、ゲストに寄り添って疑問や相談を解決するアドバイザーとしての面どちらももつ存在だと思っています。


さらにそこに周りの人を楽しませるエンターテイナー性が加われば、ソムリエとしては最強なんじゃないでしょうか。
筆者もそうなれるように日々精進してまいります。
 
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございます。この記事が少しでも充実したワインライフを送るためのお役に立てれば光栄です。

 

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レシピ本は、ワインソムリエ様とフードコーディネーター様が考案した料理。

ワインとのペアリングによって、素晴らしいマリアージュが堪能できます。

 

いつものディナーが、まるで旅行先でふと入ったレストランにいるような楽しいひとときになるでしょう。

パートナーの方やご友人の方と、気軽にペアリングを楽しめます。

 

ぜひ、the newによる新しいワインのストーリーをお楽しみください。

 

執筆者プロフィール

ワインソムリエ Akiho

ワインソムリエ Akiho

フリーのソムリエ(お酒の専門家)として活動中。
ソムリエ資格を複数保有、ブラインドコンテストにて優勝。同年、若手ソムリエの登竜門ソムリエ スカラシップにて最優秀受賞。

~私のミッション~
お酒を通して「人と人とが共有する時間の幸福度」を向上させること

~ソムリエの資格~
日本ソムリエ協会認定 JSAソムリエ 日本ソムリエ協会認定 JSA Sake Diploma 国際ソムリエ協会認定 ASI International Sommelier Diploma

~経験を積んだお店~
ホテル ニューオータニ大阪 フランス料理SAKURA オステリア エ バール ポレンタ 京イタリアン クアトロ セゾン T & C サービス Maison Lameloise~主な実績/寄稿~ポメリー ソムリエコンクール セミファイナリスト (2019) 第7回 JSA ソムリエ スカラシップ 受賞 (2018) 第1回 JSA ブラインドテイスティングコンテスト 優勝 (2017) 日本ソムリエ協会 機関紙 Sommelier 「日本料理って何なん?」連載 (2019.5-2020.11)