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みむろ杉の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?

みむろ杉の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?|theDANN media

「日本酒50選シリーズ」は、「〇〇の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」と題して、様々な銘柄や酒蔵を紹介するシリーズ記事です。

 

これまでの記事やこれからの記事はこちら、「おすすめ日本酒50選を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」に書いてありますので、ぜひ読んでみて下さいね。

 

No.49は「みむろ杉」です!

はじめに

 

みむろ杉は奈良県を代表する日本酒です。

 

激しい寒暖差や、澄んだ水等、日本酒造りに適した土地柄から生まれるみむろ杉は、今も多くの人から親しまれているでしょう。

 

今回は、そんなみむろ杉の米や水、麹、酵母に加えて、酒造りの思いが紡ぎだす歴史や、みむろ杉の名前由来にも触れていきます。

 

歴史や名前由来、造り方をより詳しく知ることで、以前よりもさらに楽しくみむろ杉を飲むことができるようになるかもしれません。

 

また、友人や同僚との飲みの席で、周りの人よりも日本酒に詳しい姿を見せることができたら、一目置かれ、酒の席を盛り上げることも可能でしょう。

 

ここでは、みむろ杉について詳しく紹介していきます。

 

 

 

みむろ杉の特徴

 

ふくよかな味わいと芳醇な香りが特徴的なみむろ杉ですが、その味わいの特徴は米や酵母、そして水に由来するものです。

 

まず、みむろ杉に使われている米ですが、これは奈良県でも有数のオリジナル酒造好適米「露葉風」を使用しています。

 

露葉風は奈良県だけで奨励品種として栽培しているため、みむろ杉のオリジナリティーの源泉と言っても過言ではありません。

 

露葉風は、心白粒の発現が良く、米自体は食用の米に比べて大粒な傾向にあります。

 

味わいには、国産の米麹と相まって米の味をしっかりと引き出し、まろやかな味わいが口の中にゆっくりと広がる特徴があります。

 

アルコールの味が強く出ないため、米本来の味を楽しめることでしょう。

 

また、みむろ杉は、酵母に協会9号を使用しています。

 

協会9号は別名熊本酵母や香露酵母と呼ばれ、酸が少なく香気が高いという特徴があります。

 

そして、日本酒の味や口当たりを大きく左右する、みむろ杉の仕込み水は、蔵内井戸から湧き出る御神体「三輪山」の伏流水です。

 

水に恵まれた土地柄から生み出される澄んだ軟水の伏流水は、みむろ杉の特徴であるフレッシュでやわらかな口当たりの根幹を支えています。

 

三輪山は健康の神様としても信仰をされており、その伏流水は「飲めば万病に効く」とまで言われている神秘的な水です。

 

みむろ杉の歴史

みむろ杉 三輪山 

(画像:今西酒造公式HP)


実は、酒造りは三輪が発祥だとされています。

 

そんな三輪にある大神神社は日本最古の神社で、三輪山をご神体として祀っています。

 

三輪山は古来「うま酒みむろの山」と称され、「みむろ(実醪)」すなわち「酒のもと」の意味があり、酒の神としての信仰を表す呼び名です。

 

毎年11月には全国中から蔵元・杜氏が集まり「醸造祈願祭」が行われるほど、酒造りの思いが詰まった土地となっています。

 

ブランドコンセプトを「三輪を飲む」にするほどその思いは強いと言えるでしょう。

 

洗米を大手のように1トン単位でやることなく、効率を一切無視して10キログラムずつ行う姿勢からも、お客様に少しでも良いみむろ杉を届けるためであれば、苦労は惜しまないという酒造りの思いが見て取れます。

 

日本酒を語る上で、知っていると面白い名前の由来ですが、みむろ杉の場合はかなりわかりやすいものとなっています。

 

それは、御神体である「三輪山」は古来「三諸山(みむろやま)」と呼ばれている事と、三輪山では「杉」に神様が宿るとされているという二点から、みむろ杉という名前が付けられました。

 

シンプルなネーミングであり、強い癖を感じさせないものとなっています。

 

みむろ杉の土地柄と酒造りの思い、そして名前由来

みむろ杉 日本酒 三輪

(画像:今西酒造公式HP)

 

奈良県を代表するみむろ杉ですが、その背景には三輪山の澄んだ伏流水や、奈良県有数の酒造好適米「露葉風」の存在といった土地柄があることがわかりました。

 

そして、そこからみむろ杉の特徴であるやや軟水のまろやかな味わいと、口に広がる芳醇さが醸し出されています。

 

また、人の面でも、効率度外視で徹底的に手を抜かない製法にこだわる酒造りの思いの強さが、米や水の素材の良さをさらに引き出しています。

 

三輪にしかない、そのような素材と思いが無ければ完成しないみむろ杉の名前由来が、三輪山とその杉に宿る神であるということは、これ以上なく適した名前であると言えることでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。今回は、「みむろ杉の日本酒を徹底解説!味の特徴は?どんなこだわりがあるの?」について書きました。ぜひみむろ杉を飲みながら、もう一度読んでみて下さいね。

 

「日本酒50選シリーズ」はこれにて最終回です!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

みむろ杉を飲んだらtheDANNにレビュー|theDANN media