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the new「フードコーディネーター・くろだかおる様」インタビュー

the new「フードコーディネーター・くろだかおる様」インタビュー|theDANN mediaお手軽に本格的なワインぺリングが楽しめるthe newのレシピ開発を担当するフードコーディネーターのくろだかおるさん。

 

 

今回は、くろださんがフードコーディネーターになられた経緯や仕事での意外な苦労、料理における「こだわり」について伺いました。the newが提案するレシピにも、くろださんのこだわりが詰まっています。そんなレシピ開発の裏側についても語っていただきました。

 

 

はじまりは、ママ友コミュニティの小さな料理教室

はじまりは、ママ友コミュニティの小さな料理教室|theDANN media

私は小さい頃からお菓子作りが好きで、小学生くらいからずっと独学でお菓子作りをしていました。料理家のもとで本格的に料理を学び始めたのが会社員時代。料理を仕事にしたいという明確な目的があった訳ではないのですが、当時、料理家の栗原はるみさんが全盛期だったこともあって、「彼女のような料理のお仕事もステキだな」と思っていましたね。

 

漠然と「子どもができた時に、家で仕事ができたらいいな」という思いもあり、会社員以外の働き方にも興味はありました。ずっと会社員を続けていたのですが、出産時に産休が取れず、やむを得ず会社を辞めることに。

出産後は会社に復職するつもりだったのですが、会社は若手の派遣社員を採用する方針だったため、結局会社に戻れませんでした。その頃、住んでいたマンションには、私と同じように小さなお子さんを持つお母さんがたくさんいました。交流していたお母さんたちが、私が料理やフラワーコーディネートを勉強していることを知って、「教えてほしい」という話になったんです。
 
私は子どもを託児所に預けて料理の勉強をしていましたが、なかなか子どもを預けてまで教室に通うのは難しいと思うんです。同じ小さなお子さんを抱えたお母さんの力になりたい思いもあって、「近所ですし、子連れでワイワイやりましょう」と私の自宅でお料理・お菓子・フラワーの小さな教室を始めました。それが今から20年前のことです。

 

人との縁をきっかけに、フードコーディネーターへ

人との縁をきっかけに、フードコーディネーターへ|theDANN media

料理教室をやっていく中でライターの友人から、「料理教室などの活動内容を雑誌で紹介してほしい」という依頼を受けました。そこから、雑誌に出演して料理や自身のライフスタイルを紹介する仕事をしていました。その後、読者から寄せられたレシピをチェックして撮影用に作る、といった仕事も依頼されるようになったんです。その頃から、制作会社や広告代理店の知人から、「撮影用の料理を作って欲しい」という依頼がポツポツくるようになりました。フードコーディネーターとしてのキャリアは、そういった方たちとのご縁がきっかけでしたね。

 

フードコーディネーターとして転機になった仕事の1つが、ある食品会社様の撮影の仕事です。メジャーな企業ということや、初めての生放送の現場で大きなチャレンジでした。テレビショッピング的なコーナーで紹介するチーズやお肉をキレイに盛り付けるスタイリングの作業。それまでは、商品パッケージなどのスチール撮影の仕事が多かったので、誤魔化しがきかない映像の仕事にとても緊張しました。

 

レシピのこだわりは、時短で簡単。しかも見栄えがいいこと

実は、私はとても面倒くさがりなんです。料理を作る時にあまりにも調理工程が多いと、やりたくなくなっちゃう(笑)。あと、お取り寄せグルメは確かに美味しいのですが、できれば近くで購入できる食材を使いたいんです。ですので、レシピ開発でも料理教室でも、なるべく身近な食材を使って、調理工程を少なくすることを意識しています。   例えば、炒め玉ねぎを最初からフライパンで作るとすごく時間がかかるけど、先に電子レンジにかければ早くできます。フードプロセッサーなどの機械に頼れば、時短でキレイにできます。私の料理は、シェフが作るような手の込んだものというより、時短で簡単。しかも「見栄えがいい」という点を重視していますね。   料理がマンネリ化しないように、日頃からSNS・テレビ・書籍や外食などを通じて情報収集をしています。最近は外食に行く機会は減りましたが、お店を選ぶ際は想像がつく料理ではなく、メニューを見て気になる食材や調理方法・ソースなどがあるお店をできるだけ選ぶようにしています。|theDANN media

実は、私はとても面倒くさがりなんです。料理を作る時にあまりにも調理工程が多いと、やりたくなくなっちゃう(笑)。あと、お取り寄せグルメは確かに美味しいのですが、できれば近くで購入できる食材を使いたいんです。ですので、レシピ開発でも料理教室でも、なるべく身近な食材を使って、調理工程を少なくすることを意識しています。
 
例えば、炒め玉ねぎを最初からフライパンで作るとすごく時間がかかるけど、先に電子レンジにかければ早くできます。フードプロセッサーなどの機械に頼れば、時短でキレイにできます。私の料理は、シェフが作るような手の込んだものというより、時短で簡単。しかも「見栄えがいい」という点を重視していますね。
 
料理がマンネリ化しないように、日頃からSNS・テレビ・書籍や外食などを通じて情報収集をしています。最近は外食に行く機会は減りましたが、お店を選ぶ際は想像がつく料理ではなく、メニューを見て気になる食材や調理方法・ソースなどがあるお店をできるだけ選ぶようにしています。

 

the newのペアリングへの想いに共感。こだわりを追求したレシピ開発

the newのペアリングへの想いに共感。こだわりを追求したレシピ開発|theDANN media
チンジャオロース|レシピはthe newにて公開中

 

始めに、the newのレシピ開発の依頼を受けた時は驚きました。ワインに対して合う料理名だけではなく、レシピまで提案するという点にペアリングへの強いこだわりを感じましたので、私もできるだけその想いに添えるよう努めています。さらに「1つのワインに1つの料理」ではなく、ワインと料理の組み合わせが複数あるという点も、一般の方の利用シーンにマッチしていて魅力的だと思いますね。

 

the newのお客様は仕事でお忙しくされている方が多いと聞いています。会社帰りや貴重な休日に手の込んだ料理を作るのは大変だろうと思い、なるべく簡単でそれでいて見栄えよく作れるレシピを心がけています。

 

レシピ開発の流れとしては、まずソムリエの富田さんがワインをセレクトし、ざっくりとしたメニューを決めます。そこから私がレシピを作っていくのですが、ほかの料理とのバランスやワインとの相性によって、メイン食材を変更することもあります。例えば、「青椒肉絲(チンジャオロース)」は通常牛肉を使用しますが、富田さんとの打ち合わせで「このワインだと、豚肉の方が合いそう」となり、メイン食材を変更しました。

 

青椒肉絲(チンジャオロース)のレシピはこちら

 

細かい味付けは、富田さんと打ち合わせたり、ワインに詳しい料理家仲間から「このワインに合わせるなら、重た目の味付けがいいかも」といった意見をもらったりしながら調整します。その後、自分の出したい料理の色味や香りにもこだわって、細かい部分までレシピを詰めていきます。

 

レシピができたらthe newの企画メンバーで集まって、作った料理とワインを合わせてペアリングの最終確認を行います。実際にワインと料理を合わせて食べてみると、「こっちの赤ワインにも合うよね」という意見が出てワインを追加することも。レシピが完成した達成感がありますし、ペアリングで意外な発見もあってとても楽しい時間ですね。

 

ワインと料理のペアリングを心ゆくまで楽しんで

ワインと料理のペアリングを心ゆくまで楽しんで|theDANN media
ロールいなり寿司|レシピはthe newにて公開中

面白いお料理としては、ソムリエの富田さんから提示された「ロールいなり寿司」がおすすめです。ご飯を五目にするのは大変ですが、普通の白いご飯だとつまらない。そこで、黒米とお酢の効果で、ご飯がピンク色になるようにしました。また、1つひとつ揚げにご飯を詰めるのも手間なので、揚げを広げて巻き寿司のように巻く方法に。あとは一口サイズに切るだけです。普通のいなり寿司より簡単で、見た目も華やかに作れるレシピです。お酢の酸味と揚げの甘醤油味がワインによく合いますよ。

 

ロールいなり寿司のレシピはこちら

 

「肉団子黒酢あん」で、黒酢を使ったのもこだわりです。こういった酢豚風のレシピはケチャップを使うことが多いのですが、ケチャップを使うとオシャレに見えず、おうちご飯的な感じになってしまうんです。本格的に見えて、大人のおつまみにしたかったので、ケチャップを使わずあえて黒酢にしました。コクが出てワインにもピッタリなのでおすすめです。

 

肉団子黒酢あんのレシピはこちら

 

the newのワインを試飲して驚いたのですが、本当に美味しいんです!2,000円台くらいの手の届く価格帯で、味のよいワインがたくさんあります。コスパがよくて、個人的にもすごく推したいです(笑)。ワインのおつまみにチーズを買ってくるだけでもいいのですが、

できるだけ簡単に作れるレシピをご提案していますので、ぜひお料理とワインのペアリングを楽しんでくださいね。

 

the newの詳細は下のバナーからご確認いただけます。